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9月6日発売なのにもう届いたので早速読んでみた。
ITエンジニア向けのITに関する用語集。関連する用語なんかも列挙されていて、それなりに分かりやすかったと思う。
ITエンジニアであれば知って起きたい用語について書かれてあって、今の自分なら知ってる言葉でも、新入社員の時なら知らないこともあって、確かに新入社員向けかもしれないなとは思った。
聞いたことがある言葉でも、そういうことだったのかと腑に落ちた解説もあってよかった。例えば、【DX】はで自他籟ゼーションと何が違うんだと思ってたけど、DXとは、ビジネスモデル自体を大きく変えて、ITを中心とした新たなビジネスを生み出すような考え方を指すらしい。そういわれると、確かにたんなるデジタル化とは違うのだろうなとは思った。
何よりよかったと思うのは、英語の略語について、何の略なのかが書かれてあったこと(【RPA】ならRobotic Process Automationというように)。英語の頭文字の集まりだけだと覚えにくいしね。ただ、【NoSQL】については、何の略語かの記述がなし。こうなると、頭の「No」は否定的な意味合いのNoと思われるので、「Not Only SQL」の略と書いておいてほしかったなと思った(と思ったけど、調べてみると、もともとは普通に「No」という意味でつけたらしい。ネガティブな印象を受けるから後付けで「Not Only」という意味ということにしたのだとか。知らなかった)。
【NGN】という言葉は久々に聞いたけど、今でも使うのか。確か、15年ぐらい前に初めて聞いたと思うのだけど、いつまで次世代って言ってるんだ。
【オンプレミス】なんかは、新入社員のころは知らなかったので、こういう本が新人の頃にあったらなと思った。ちなみに、その説明の一部を抜粋すると「クラウドなど外部のサーバーを使用することの対義語として使われる。」とあった。ちなみに、この本には【クラウド】の説明はなし。一応、クラウドぐらいは知っているという前提の本ということなのだろうか。
中には知らない用語もあって【アジリティ】という言葉は初めて知った。機敏性という意味らしい。ただ、調べてみると、IT用語というわけではないような気もする。
後は、【ネガティブチャーン】とか、「ネガティブ」と入っているから悪い意味かと思ったら、既存顧客のアップセルが多くなって、収益があがったことをいうらしい。
それと、【Pandoc】というツールが気になった。Markdownからさまざまなファイルの形式に変換できるツールだそう。そろそろMarkdownぐらい、スラスラ書けて、こういうツールを活用していきたいなと思う。
なお、それぞれの用語については、図と用語の使用例というのがあるのだけど、時々かなり微妙なのがある。
用語の使用例なんか、最後の第7章のITギョーカイ用語の紹介では意味あったと思うけど、他はほとんど用語の解説の言いかえに収まっている気がした。特にひどいなと思ったのが、【データサイエンティスト】について、用語の解説でどういう職種などか解説してあって最後に、『「21世紀で最もセクシーな職業」と言われ、話題になった。』と書かれてあるのはいいのだけど、用語の使用例は「データサイエンティストは21世紀で最もセクシーな職業なの?」って、ただ繰り返しているし、そこは本質じゃないだろうと思った。
図についても、比喩的なものが多いのは分かるのだけど、いまいち何を伝えたいのか分からないなというのもあった。例えば、【テスト駆動開発】の図は、字が汚い算数のテストをロボットがキレイな字に書き直して採点者に渡すというようにしてあるのだけど、ロボットが採点しろよと思った。
後、【決定木】の図を、あみだくじにするのはどうなんだ…。普通に木構造の図じゃダメだったんだろうか…。
それと、【Vue.js】についての説明は最後の文が全然違うことを指している気がする。「Webブラウザを閉じても通知される」って、多分、【プッシュ通知】のことだよなぁ…。
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組み込み業界9年目となるが,残念ながら3/4程度は知らない単語ばかりだった...
Webやサーバー関連が多いかもしれないが,知らないというのは問題である気がしてしまった...
ITギョーカイ用語は社内だけかと思っていたが,業界用語なんだという再認識があった!
* アドホックテストっていってたけど,モンキーテストのほうが適切なふうに聞こえる
* えいや:正しく動作するかはわからないが思い切って試しに実行する
→日常の個人的な使い方:それ,えいやーで作ったヤツでしょう?
* ガッチャンコする:複数のプログラムや資料を結合して1つにまとめる
→日常の個人的な使い方:それ,ガッチャンコしておいて!
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章別の各分野のエンジニアに仕事を発注してタスクの役割分担などを振り分ける議論をする際にココに掲載されている用語の意味を理解しておくとスムーズに進む。著者の増井さんは「ナンチャラ図鑑/事典」の入り口書籍結構出してるなぁ。
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★★★☆☆ 知らないIT用語多数。これを全部覚えなくちゃいけないと考えるとかなりお腹いっぱい。パラパラ読んでおいて、どこかの場面でその単語に遭遇したときに戻ってくるとよいかも。「第7章使いだしたら一人前!ITギョーカイ用語」に書かれている用語は、たしかに、ビギナーにとっては戸惑うかもしれない。「上げる」「生きている」「枯れる」「怒られる」「落ちる」「落とす」「固まる」「キックする」「フォークする」「切る」「食う」「こける」「殺す」「死ぬ」「叩く」「流す」「投げる」「なめる」「握り潰す」「吐く」「走る」「張り付く」「立てる」「技術的には可能です」「完全に理解した」