投稿元:
レビューを見る
有数の教養人で有り警世家、世界の地理と歴史を識る逸材。コロナ禍にあって羅針盤となれる希有の方。
さる12月逝去されたのは痛恨の極み。黙祷。
1.災害への取り組みスタンス
①現場に関わる ・・・ 当事者
②地図を整理する・・・ 関係者の相関図
③歴史を整理する・・・ 経緯を記録する
2.社会の劣化・体制の無能力化
権威主義の強まり・学習能力の劣化・体制の硬直化
危機対応能力の喪失=体制の無能化 exコロナ禍
ex 江戸幕府の黒船対応も同じ 体制の権威喪失・崩壊
3.資本主義経済体制の揺らぎ
資本主義の効率性=資本の有効活用
⇒未曾有の世界経済成長の実現
しかし「資本の過剰」は「格差」の社会不公正へ
社会正義の実現のため資本主義体制の克服
cf j.M.Keynes
4.コンピュータのパラダイム転換
①計算機 大型CPU
②情報処理 Mail
③エンタメ 動画
④思考 AI
⑤判断・行動 自動運転
5.世界のキーワード
①Global ②Digital ③SDGs
投稿元:
レビューを見る
コロナ禍の中で多くの人との対話を基に構成された素晴らしい本だ.登場する人が多彩だ.千田忠、フランク・M・スノーデン、大塚隆、山口二郎、齋藤雅俊、浅井文和、服部桂、村木太郎、渡邊直樹、水野和夫、坂東眞理子、香山リカ、高橋哲哉、磯田道史、吉岡桂子、スラヴォイ・ジジェク、宮本太郎.インタビューをどのようにまとめて読者に伝えるかを実践している素晴らしい事例だと感じた.それぞれのトピックは時節にピッタリのものばかりで、非常に有用だった.昨年末逝去された由.残念なことだ.
投稿元:
レビューを見る
食いつきにくい表題と比して内容はすごかった。コロナ危機を順を追って追求し、日本や世界の現状や問題点を明らかにし、パンデミック後の社会のありようまで考察する。多角的で勉強になった。政治家や「専門家」を凌駕する見識に拍手。
毎日読む朝日新聞には外岡さんほどの真剣さが感じられないのが残念だ。
投稿元:
レビューを見る
Afterコロナ(Withコロナ)時代における新しい世界観について、
知りたくてこちらの書籍を読んでみました。
色んな方面の著名人との対談を通じて、
著者なりの考えをまとめているのはいいんだけど、
如何せんコロナに関係ないやん…と突っ込みを入れたくなる記載もあって、
個人的にはあまりしっくりこなかったです。。
もう少しコロナとの関連性を書いてくれたらなぁ…という印象。