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序 章 2050年――2つの選択
選択A温暖化の未来-グリーンもDXも豊かな社会も放棄した
選択B 力—ボンニュートラルな未来—脱エネルギー・資源時代の到来
展望――「実質ゼロ」への道:
自然体でも5割減にー省エネや人口減で
DX加速でさらに3割減
1万2000円の炭素税とCO2の貯留も欠かせず
2030年目標の達成、DXの加速次第
【テクニカルノート1】炭素税はDXを後押しする
構造――産業地図 様変わりも:
産業連関表をよりどころに
「地図」はこう変わる—新たな素材間競争へ
エネ部門のCO2は8割超の減少
DXなしでは、CO2排出堡は30年度2割減にとどまる
製造業は「ゼロ」へ曲折も
【テクニカルノート2】産業連関分析
戦略――エネルギー需給の現実と未来:
エネルギー基本計画―「計画」であって「戦略」ではない
気候変動対策、コスト効果発揮できる導入支援策を
原子力依存脱却へ再エネの主要電源化、関連整備コスト負担の透明化、公正化が不可欠
エネルギー政策、産業構造の変革と一体検討を
エネルギー政策への信頼回復は急落
制度――カーボンプライシング(CP)なくして脱炭素なし:
価格メカニズムの有効性とほころび—市場の失敗
ピグーのアイデア
税以外の経済的な政策手段
世界のCP,活用状況、最近の動向
経済的政策手段、直接規制のポリシーミックス
国際的に見て跛行的な温暖化対策の進渉と国境税調整の動き
世界共通のCP、最も効率的な削減策
国内のカーボンプライシング政策検討の歴史と未来
本格的なCP、第1歩はエネルギー税制の歪み修正を
炭素税、計画的に税率引き上げを
脱炭素への本格的CP、政府への信頼が課題
【テクニカルノート4】CGEモデル
変容— 企業、消費者の役割が変わる:
企業—持てる技術の社会実装がカギ
成果を測る物差しの変更、人へ投資し、化石燃料からダイベストメント
CSVビジネス、SDGsビジネスの興隆
産業のエコシステムの高度化— 製品販売からサービスの提供
資金の調達はグリーン、持続可能性がカギに
家計(国民)—脱炭素への期待と現実にギャップ
支出の変化—快適な生活実現が脱炭素に貢献も
働き方の変化— テレワ—ク、IT活用で効率と生活の質向上
貯蓄と投資—グリ—ン投資の環境整備でタンス預金活用を
供給と消费の共進化で新サービス創造に期待
1970年代も環境が成長の起爆剤に
政策――地球環境で各種規制の統合を:
省エネ、再エネ規制を地球環境対応に借用する限界
公共事業―脱炭素対応の社会資本整備を
医療・福祉―温暖化信仰に伴う熱中症、災害被害、感染症へ対応を
租税政策―経済中立から脱炭素社会実現へ
金融政策―資金調達に脱炭素のルール
環境政策―エネルギー政策との融合に課題
国民が選ぶ、実務的でグリーンな政府の誕生がカギ
協調――世界的協力の必要性と可能性:
国際社会が学んできた地球環境保全政策の形成への教訓
パリ協定が世界をうまく���なぐために
21世紀における生命と地球の安全保障:
成長の限界と自然利子率の低下—先進国はマィナスへ落ち込む可能性
人新世と生物絶滅危機—種が半減の恐れ
パンデミックとグリーン・スワン-予期てきない金融リスク
気候変動による損失—世界GDPの2割に達するとも
切り札の力—ボンプライスはいくらか?:社会的费用と炭素予算制約アプロ—チ
脱炭素の成否、地球上のあらゆる生命を守るカギ
CN(カーボンニュートラル)キーワード
【力—ボンニユ—トラル】
【外部不経済】
【限界費用均等化(限界削減費用)】
【気候変動と経済のモデル分析】
【時間選択率】