- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
紙の本
「ユダヤ人を救ったドイツ人」とは「反ナチ」だけなのか?
2021/10/13 22:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本に出て来る「英雄」とは、党員でSA隊員だったホーゼンフェルトを除くと第三帝国の体制とは元々、敵対的か距離を置いていた人ばかりだ。ラインハルト・ハイドリヒの弟のSS将校が兄が残した記録を読んで、偽造した書類を作成してユダヤ人に手渡していたように、ヒトラーと第三帝国を「ドイツの救済者」と錯覚したドイツ人、偽書「断片」を賞賛したダニエル・ゴールドハーゲンが言うところの「普通のドイツ人」がユダヤ人を救った人がいるわけだから、そういう人も取り上げるべきだった。
デーニッツ提督が「水晶の夜」では上官に抗議文を出していて、ニーメラーやフォン・トレスコウがゴリゴリの反ユダヤ主義者だったのだから、物事は単純ではない。
1941年に活動を終えた団体に関する証言に1942年のハイドリヒ暗殺が出て来る。
西ベルリンでユダヤ人を救済したドイツ人について証言を収集した事業をしたヨアヒム・リプシッツという人は、おそらくコーネリアス・ライアンの「ヒトラー最後の戦闘」に出て来る人だ。「アーリア人」の彼女の家に匿われていた、とあるから、自身の体験を元にして、自分の妻の家族のような人々を記録したのだ。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |