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アドラー心理学にならえば、共同体感覚を持って臨めば幸福感が上がるとある。
だから本著の孫子の兵法は戦いの戦略と戦術について述べられた書なのだが、登場の出番はその共同体感覚を共有する事に至らず、敵対してしまう時に使う教えだ。
敵対する時とは、こちらの理屈が一切通らず攻撃的な人間と付き合う羽目になった時だろう。権力を振りかざす上司や老害、いやがらせをしてくる同僚、同級生などが上がるだろうか。それ以外にもありそうだが、想像できない。戦う場面が少なからずある。これは必ずある。取るべき戦法・戦術・戦略を見誤らない様にしたい。
★兵は詭道なり
→戦とは騙し合い。
★敵を知り己を知れば百戦してあやうからず
→先ずは情報戦。敵の情報を得る事に注力し、自分の能力を見誤らずに適切な戦法を立てれば負けない。
★百戦百勝は良い結果ではない。
→戦いは負けたら最悪。勝っても疲弊する。長ければ長いほど疲弊しやすくもあるので短期決戦がベター。ただ一番の勝利とは、戦わずして勝利を収める事こそ最善である。戦いは最後の手段。
★弱点をたたく。逆に強い箇所をたたかない。勝ちやすい箇所を選び常勝する。
★将軍に必要なもの。智 信 仁 勇 厳
★戦う為に常に準備しておくもの 上下関係の心が一つか。
★戦うなら百戦百勝を目指す。勝ちやすい状況を作る事に注力して算段がたってから戦う。
★正攻法を持って対峙し、奇策で撃破する。正攻法と奇策を使い、無限の戦略を用いる。
★混乱してはならない。混乱したら先ずは落ち着く。
★敵をおびき出して戦う。防戦からのカウンターが圧倒的に有利。
★戦略を集中させて一点突破。
★無形こそ最強。相手に攻め手を講じさせない。
★主導権を握る。
★兵の意思を統一する道具を用いる。