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ゆっくり読めるときにゆっくり読むべき!日常のこと、作曲のこと、経験から構成される考え方などまるごと星野源を知れてもっともっと「好きだなあ」と思わせてくれる一冊。
紅白初出場の話が違う角度、目線で何度も出てきて印象深い。知り合いの紹介で寺ちゃんと出会い、一緒にラジオをするようになり、紅白の前口上を嘘や願望で終わらせず実現できたのは努力ももちろんだけどきっと寺ちゃんの存在も大きかったんだなぁ
「ひとりではないということ」「電波とクリスマス」「YELLOW DANCER」が印象的 特に「電波とクリスマス」は奥底にある感情やその当時の暗さがにじみ出てて初期の楽曲が好き!な人はぴったりなのでは…?
いつもの日常の話だけでなく、昔の孤独や人生のつらさのような暗さを感じる文章も魅力的で、陰の部分に人間味ややさしさがあふれていてより星野源という人物に惹かれた。
エッセイの参考にもなる素敵な本で、何度も読み返したくなる温かい言葉がたくさん詰まっていた。
──そもそもどんな人間も一人であり、だからこそ人は手を取り、コミュニケーションを交わすのだ。(100P.)
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なんでもない日常が実はとても素敵なもので、
その日常を五感を使って感じる。
なんでもない日常が少しだけ"良い日常"になる。
好きなものは好き。
楽しいものは楽しい。
美味しいものは美味しい。
嬉しいことは嬉しい。
ポジディブな感情は素直に出す。褒める。
日々を良いものにするのは周りではなく、自分であると気付かされる。
明日が"少しだけ"いい日になるように頑張ろう。
そう思えた一冊です。
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もう最高。
いわゆる芸能人のエッセイは大好きだ。テレビでしか見ない人の内面が垣間見え、考え方を知ることができる。
あの時のドラマを撮っていたとき、こんなことがあったのか、この曲はそんな背景で生まれたのか、そんな交遊関係があるのか、と、気付きは多い。
星野源という、超売れっ子がこんなにも楽しい方で、いつだって妄想していて、そして絶望することもあったことが記されている。
何よりも嬉しかったのが、大切なのは想像力だと言っていることだ。そう、想像力が重要なのだ。
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スターになった源さんが、何を思って日々を過ごしているか。鶴瓶さんとのエピソードはとても良いお話でした。
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「しんどい時が終わった自分をしっかり想像する」という行為は、物事は必ず終わるのだという単純なことに心から気がつくための準備運動みたいなものだ。
より良い方向の車窓を見られるように心掛けていきたい。
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星野源さんのイメージが、ガラッと変わった。
才能あふれる芸能人というイメージから、きっと普通にしていたら、電車で隣に座っていても気付かないくらい、普通の人の感性を持ち続けようとしている人なんだろうと思う。
文章が読みやすく、その人柄がまるっと文章に表れていて、すごく親しみがわく。
曲作りの背景を読めば、その曲を聴きたくなり、俳優の仕事を読めば、その作品を見たくなる。
文章を書くのが苦手だったり、歌を歌うのを封印していたなんて信じられない。
能ある鷹は爪を隠すものなんだな。
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最近エッセイが好きでよく読むので、特別星野源さんのファンというわけではないけど、本屋さんで並んでるのを見て手に取りました。
面白かったです。
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壮絶な人生(2度にわたる大手術)を歩んでるため、人の痛みに共感できるし、いやらしくない、そんなところも好き。
エッセイを読むとその人の哲学・思考を吸収できるから大好きだ^^
人生は旅だというが、確かにそんな気もする。自分の体を機関車に喩えるなら、この車窓は存外面白い。
ヘビーや怒りエピソードほど面白く、笑えるように話すこと。ハマオカモトとのルール。
→怒りを吐き出す行為はそれをぶつけられる相手の気持ちを大きく揺り動かすほどに負のエネルギーが強い。ただ、自分の中に留めておくと、次第に自分の心は不安定になり、体の具合も悪くなっていく。そのため、楽しく面白く吐き出す事が必要。
→間や話の運び方、理不尽な事件に巻き込まれた時の自分のリアクションの再現の方法や表情の作り方で、なるべく相手が楽しくひどい!と笑えるように努める。
読書が苦手だった。ぼんやりしながらページだけが進み、気がついた時には地方鉄道で寝過ごし全く知らない駅に着いてしまった時のように、本の中で1人迷子になった。
→文のセンスがなかったので文章を書き続けて、いつしか好きになった。活字だけの世界にも関わらず、驚くほどリアリティのある人間味を感じたり、紙の中で世界中を旅し、知らない場所に行ったような感覚に陥ったり、さまざまな人の心の中に入ったような気持ちになれる楽しさを知った。想像力のモーターがフル稼働する楽しさ、読書の快感を味わえるようになった。
→どんななたわいないことでも、それをうまく文章にできた時、心の中が綺麗に整頓されたように、掃除したての湯船に入り、綺麗に体を洗ったようにすっきりとした気持ちになった。
→今後の課題は、もっと簡潔かつ自由に喋り、相手に伝わる言葉で心のままに話せるようになることだ。
星野源の極が好きなのはブラックミュージックがベースの心の底から踊りたくなるようなサウンドにj-pop感が若干あるサビだから!
しんどい時にはその直後を思い浮かべる。
→しんどい時が終わった自分をしっかり想像するという行為は、物事は必ず終わるのだという単純なことに心から気づくための準備運動みたいなものだ。
急に襲いくる病気や災害など、その状況が辛ければ辛いほど、頭では分かっていてもじゃあ前向きに頑張ろうはんて即座に捉えられない。
→しかし、物事の終わりが感じられれば、うまくいかないかもしれないなどと毎日考え、緊張や自分の励ましなどに時間を取られる事がなくなり、必ず終わりが来るのだからと素直に目の前のことに集中できる。
→集中できていると時間の進みも早く感じてくる。嫌だ嫌だと思っていると時間が長く感じる現象とは逆で、気づけば山は超え、そこまでワープしたかのようにしんどい時期は早々に終わっている。
人を馬鹿にせず自分が馬鹿になること、競争をしたってつまらないこと、カッコつけたり誤魔化したりせず自分に正直に真っ直ぐ素直であれということ。
いつだって、世界を彩るのは、個人の趣味と、好きという気持ちだ。
いのちの車窓は、さまざまな方向にある。現実は一つだけれど、どの窓から世界��見るのかでいのちの行き先は変わっていくだろう。〜予想もしなかったような楽しくて嬉しい終着駅にたどり着けるように、よりよい窓をのぞいていきたい。それは現実逃避ではなく、現実を現実的に乗り越えていくための工夫と知恵ではないかと思う。
→好転的に捉える
音楽もだが、表現や伝えたいという想いには不純物が付きまとう。それらと戦い、限りなく削ぎ落とす事は素人には難しい。
文章力を自分の欲望の発散のために使うのではなく、エゴやナルシズムを削ぎ落とすために使っている人、それが、文章の上手い人。
歳をとるにつれ、好奇心と勢いで興味が湧くものはなんでもやりたいというフェーズを終え、一つ一つの仕事にしっかり取り組みたいという心持ちに変化した。
脳や心に一度こびりついた景色は、二度と変えられないのではなく、新しいものに更新できるという事だ。希望があった景色から希望のない景色(コロナ)に更新できたということは、その逆も可能なはず。絶望の中で聞いたあの曲に、苦しみの中で読んだあの本に、悲しみの底で見たあの映画に、こびりついた景色は消せなはしないかもしれないが、新しいものに変える事はできる。
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星野源さん、好きなアーティストの一人ということでこのエッセイを読んでみたいと思っていました。
印象に残っているのは、「HOTEL」「人見知り」「新垣結衣という人」
星野源さんが小さい頃、ご両親にバーやライブスペースに連れて行かれたそうで、素敵だなぁ…と思いました。
新垣結衣さんとドラマ撮影しているときのエピソード、本当に素敵なお二人だと感じられました。
読み終わって、じんわりと星野源さんのお人柄が感じられるエッセイです。
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子ども時代、寝たフリをして大人達の話を聞く
ってのはやったなあ笑
2017年頃に書かれたものらしいけど新垣結衣さんの事が書かれていてムフフ
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その時々の気持ちを大切にする。
誰も否定しない。
人それぞれの良さに気がつく。
星野源の優しい人間味が溢れたエッセイだと思う。
テレビで見たりラジオで聴いたりするときの星野源とは違わない文章で僕はすごい好きだった。
おっとりとして、でも繊細で、その時の気持ちと言葉を大切にしていることが文字から伝わってくる。
ありふれた日常の中で、忙しくて意識もできてないようななんでもない時の自分の気持ちに向き合うことは大切かもしれない。
自分がどんな時に嬉しくて、どんな時に幸せで、
その景色を見てどう感じたのか。
人それぞれだけど、人それぞれだから面白いし生きている意味があると思う。
読んでホッとする、とてもいいエッセイだった。
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『いのちの車窓から』星野源氏
154P「いつだって世界を彩るのは、個人の趣味と、好きという気持ちだ。」
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【購読動機】
『歌うようにつたえたい』塩見三省氏のエッセーを読みました。著書のなかで、塩見氏は「エッセーを執筆するきっかけが星野源さん」と記述しています。
お二人に共通するのは、病を患ったあとに俳優業に復帰されているという道のりです。
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【エッセーとは?】
わたくしは、エッセーを読む頻度が少ないです。たまたま、選んでいなかったというのが理由です。
2023年度は、エッセーが自然に増える年となりました。流れ・・・なのでしょうか?
エッセーは、著者の考えや気持ちに触れることができる貴重な機会の一つであると気づきました。
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【読み終えて】
星野さんは書籍のなかで記述しています。(私の解釈も含みます。)
・俳優業は、必要とされて初めて仕事となる職業であること。
・多くの俳優(ライバル)がいるなかで、心も体も消耗してしまうのは普通であること。
・売れてくる、脚光をあびる、その結果、エゴが大きくなり、仕事に支障をきたす先輩を多く観察してきた。
また、星野さんは、幼少期、思春期ともに周囲を観察すること、一人でいる空気、空間が苦にならないことも回想しています。
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だからでしょうか?
星野さんの景色をとらえる眼差し、人物を観察する眼差し、そしてご自身を省みる眼差しを柔らかな印象で受け止めることができました。
始めから終わりまで優しい文体でした。そして、わたしは気持ちが軽くなる体験を得ることができました。
「生きていると自然に力が入ってしまうのかも・・・。」
「そんなときは、外にそして内に耳を傾ける時間を作ることが大切なのかもしれないな・・・。」
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【エッセーより抜粋】
66P
音楽の在り方と向き合うためには、リスナーとしての感覚に素直になるしかない。
74P
文筆家としてエッセーを書くこと、目で見た景色と心の中の景色を描写することが、一種のヒーリングのようになっている。
99P
数年前から人見知りをと思うことをやめた。心の扉は、常に鍵を開けておくようにした。
154P
いつだって世界を彩るのは、個人の趣味と、好きという気持ちだ。
168P
心を無くさずに楽しく普通に生きられるように工夫をした方がよい。その中でも大事にしたいのは季節を感じるということである。
192P
文章のプロとは、ありのままを書くことができる人ではないか
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このサイトで紹介されていた。
星野源が雑誌に連載していたエッセーをまとめたもの。
2016年ごろの連載で、飲みに行ったりライブをやったりしていたコロナ前の話なので、やはりコロナを挟んで時代が変わったなと隔世の感がある。この文庫は2022年の出版なので、それは本人もあとがきで書いていた。
文章も書くが、やはりミュージシャンと俳優と両方確固たる地位で活躍しているというのが、この人の特徴である。このエッセーを読んで、多分周りの人の意見に耳を傾けて、柔軟にいろいろ受け入れてきた結果がこうなっているんだなと思った。
ガッキーのことも書いていて、その時から好感を持っていたんだなと微笑ましくなった。
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音楽番組や、ドラマなどでの星野源さんしか知りませんでした。
エッセイってなるとこの人はどんな表現をする方なんだろう、、、
興味本位で手に取った一冊でした。
星野源という人間がどういう人なのか、分かった気がしました。(失礼な表現だとはわかってますが、それくらい文章から人間味が滲み出ていました。)
新垣結衣さんを普通の素敵な女の子と書いていたことには、終盤で心持っていかれました。
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源さん、一生懸命生きてるんだなぁ。周りの人間が好き、音楽が好き、ダンスが好き、そしてガッキーが大好きも伝わってきました。みんなに愛される理由が分かります。