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ミッドナイト・ライブラリー みんなのレビュー
- マット・ヘイグ (著), 浅倉 卓弥 (訳)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
- 発売日:2022/02/09
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高い評価の役に立ったレビュー
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2022/02/24 23:07
何を選ぶかではなく、何が見えているか。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生は選択の連続。
ほんの些細な選択から人生が180度変わってしまうような大きな選択まで、
私たちは日々選択に迫られている。
今この時この瞬間の私という存在は、これまでの膨大な数の選択が作り上げてきたものだ。
つまり、これまでの選択がたった一つ異なるだけで今この時この瞬間の私は存在しえなかったとも言える。
だからこそ誰もが一度は考えたことがあるはずだ。
もしあの時あの瞬間に私が選択しなかった方を選択していれば、どんな人生を歩んでいただろうか、と。
本作の主人公・ノーラはとある出来事がきっかけで、そんな「もしも」の人生を体験することになる。
もしあの人と結婚していれば、もし親友と仲違いしていなければ、もし自身の才能ととことん向き合っていれば。
「もしも」の人生を渇望するということは、それだけ今の人生に、これまでの選択に後悔ことがあるということ。
もちろんそれはノーラだけではなく、私たちの誰もが抱いているに違いない。
誰もが胸の内にそれぞれの「もしも」を持っているのだ。
ではその「もしも」の中から、自身が最も満足できる人生を選ぶことが幸せなのか。
有り余るほどの富や誰からも注目される社会的地位、幼少時代に追い求めていた夢。
誰もが夢見るそれらを手にすることで人生は満たされるのか。
これまでの後悔を全て精算し、過去の選択を今の自分がベストだと考える選択へと上書きすることによって、果たして本当に人生から迷いや不安は取り除かれるのか。
即ち、幸せとは選択に依拠するものなのか。
ノーラはいくつもの人生を経験することで、次第に人生への見方が変化していく。
「もしも」に囚われず、選択に依拠しない人生の歩み方を知った時、
生きていることがどれほどの可能性に満ち溢れているか思い知らされるだろう。
低い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2023/02/11 20:57
自己啓発本?
投稿者:Robin - この投稿者のレビュー一覧を見る
生死の境目に、別の人生を図書館で選べるというエンターテイメント性は抜群。この作品が売れた大きな要因だろう。だが、ヒロインに魅力がなく、共感出来ない。生きることにひたむきさもなければ、腹のくくりもなく、誰かから必要とされたいという割には、自分本位。選んでいく先の人生も薄っぺら。この程度のヒロインが、別の人生ではオリンピックメダリストだったり、超有名ロックスターだったり、文学賞候補の小説家だったりとは、鼻白む。
脇役の説教臭いことも含め、小説というより、自己啓発本?
紙の本
何を選ぶかではなく、何が見えているか。
2022/02/24 23:07
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生は選択の連続。
ほんの些細な選択から人生が180度変わってしまうような大きな選択まで、
私たちは日々選択に迫られている。
今この時この瞬間の私という存在は、これまでの膨大な数の選択が作り上げてきたものだ。
つまり、これまでの選択がたった一つ異なるだけで今この時この瞬間の私は存在しえなかったとも言える。
だからこそ誰もが一度は考えたことがあるはずだ。
もしあの時あの瞬間に私が選択しなかった方を選択していれば、どんな人生を歩んでいただろうか、と。
本作の主人公・ノーラはとある出来事がきっかけで、そんな「もしも」の人生を体験することになる。
もしあの人と結婚していれば、もし親友と仲違いしていなければ、もし自身の才能ととことん向き合っていれば。
「もしも」の人生を渇望するということは、それだけ今の人生に、これまでの選択に後悔ことがあるということ。
もちろんそれはノーラだけではなく、私たちの誰もが抱いているに違いない。
誰もが胸の内にそれぞれの「もしも」を持っているのだ。
ではその「もしも」の中から、自身が最も満足できる人生を選ぶことが幸せなのか。
有り余るほどの富や誰からも注目される社会的地位、幼少時代に追い求めていた夢。
誰もが夢見るそれらを手にすることで人生は満たされるのか。
これまでの後悔を全て精算し、過去の選択を今の自分がベストだと考える選択へと上書きすることによって、果たして本当に人生から迷いや不安は取り除かれるのか。
即ち、幸せとは選択に依拠するものなのか。
ノーラはいくつもの人生を経験することで、次第に人生への見方が変化していく。
「もしも」に囚われず、選択に依拠しない人生の歩み方を知った時、
生きていることがどれほどの可能性に満ち溢れているか思い知らされるだろう。
紙の本
良くも悪くも、翻訳本
2023/10/23 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰もが描く、夢を描き
誰もが想定した現実を得る
だからこそ、大きな展開は無く
成功も失敗も、やったやらないも全て
結局は、哲学である。
これに尽きる。批判も無い。哲学初心者にお勧めなのかなと
とても読みやすい。
電子書籍
マルチバースを救わないエブエブ
2023/06/26 11:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーシカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近流行りの平行世界を取り扱っている、派手なアクションはなくとも哲学者のことばを引用しながら小説と言う媒体を活かしつつ一人の女性の再生を描く心に沁みる作品でした
紙の本
自己啓発本?
2023/02/11 20:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Robin - この投稿者のレビュー一覧を見る
生死の境目に、別の人生を図書館で選べるというエンターテイメント性は抜群。この作品が売れた大きな要因だろう。だが、ヒロインに魅力がなく、共感出来ない。生きることにひたむきさもなければ、腹のくくりもなく、誰かから必要とされたいという割には、自分本位。選んでいく先の人生も薄っぺら。この程度のヒロインが、別の人生ではオリンピックメダリストだったり、超有名ロックスターだったり、文学賞候補の小説家だったりとは、鼻白む。
脇役の説教臭いことも含め、小説というより、自己啓発本?