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インターネット空間という新しいテクノロジー空間は、知識やオープンソースの民主化と平等をもたらしたが、一方で陰謀論者や過激主義者に居心地の良い居場所を与えて力を与え、現実の世界の民主主義や規制の社会への信頼性を損なわせる原因にもなってしまっている。
ネット空間で過激主義者や原理主義者がどのようにグループを作り、現実にどのように働きかけているかを、潜入経験をもとに描いたルポ。
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日経新聞2022226掲載 日本経済新聞
朝日新聞202235掲載 評者:生井英考(立教大学アメリカ研究所所員)
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カルト教団や陰謀論が話題になっているので、団体がどのように急進化するのかという興味で読む。
・右翼団体が外見に気を遣い、SNSで意見が二分化するような話題の活動を仕掛ける。ある閾値を超えると大手メディアも取り扱わざるを得なくなる。
・ジハーディストがハウトゥを遠隔で教えて一匹狼型のテロリストを教育して推奨する。
・個人の不安につけこみ、従来信じられていた主流を疑わせ、陰謀論と結びつける。
・多数派、強い立場の者が虐待されていると訴えて少数派を排除しようとする。
・今後、環境活動が過激主義組織に発展する可能性がある。
・いずれの組織も最新技術を活用し、確信している。
どれも無関係ではいられない、隣り合わせの存在のように思える。
動員されたくない。