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20年前ぐらいに一度読んでいたが映画のヒットで講談社から再出版されていたので買って読んだ お人好しはバカを見るといわれ、現代では忘れ去られたともおもえるような利他的な行動を、当たり前にする深見千三郎やその周り踊り子たちに気づかされることがある 「粋」という価値観が共有できれば、世の中はもっとよくなる気がする
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原作の小説が映画化されている場合、小説を先に読むのが王道かなと思っている。「浅草キッド」はネットフリックス版の映画を先に観てしまったため、本書は映画の中で観た光景を目に浮かべながら読んだ。思ったより悪くない経験だった。どちらにも違った良さがある。
本書は、文体がさっぱりしているのが良い。簡潔で江戸っ子というか、浅草っ子の気風のようなものが滲み出ているように感じた。対して、映画版には、この原作を基に、一部を膨らませたり削ったりしながら再構築してウェルメイドにまとめた上手さを改めて感じた。
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大泉洋演じる深見千三郎が今では絶滅危惧種である頑固師匠の一面を感じたく一読。
文面からも伝わるThe師匠っぷり。
ただ映像で見た方がやはり伝わるか。
しかし、やはりと言うべきかビートたけしさんの根性溢れる感性はさすがだと感じました。
大物っぷりがかんじられる人間性が垣間見えました。
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Netflixで先に映像観ていたのである程度
流れは想像できていたので話はスラスラと
読みやすかった。
本には本で違った良さもあり、最後はあっさりこれで終わりかって感じで完結
映像見てから読む方が個人的にはオススメかなと
観てなくてもページもそれほどなく読みやすいと思います。
主人公のビートたけしさんの師匠から学ぶ姿勢に
感銘を受けました。仕事、部活、趣味にしても
上の人を観て学びさらに志を高く次へ次へと
変化を恐れない姿勢に流石だなぁと思いました。
映画と合わせて星5って感じの感想です。
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柳楽優弥主演のNetflix、林遣都主演のミュージカルを観て、原作を読みたくなり。深見千三郎という人の懐の大きさと、武が深く尊敬している事がよく分かった。古き良き昭和、浅草を感じた。物怖じせず恩義を忘れない武の性格は愛されるだろうな。
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子供が劇を観て勧めてくれた本。サクサク読める。成功した人の下積み時代は、振り返ると輝いているものだ。自分の人生も辛い事あったけれど、懐かしく振り返れるだけ幸せだったかなと思える作品。
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テンポよく読めました。ツービートの漫才のイメージが強かったですが、読んでみて初めてコントもよくしていたのがわかった。深見師匠との関係性が微笑ましかった。
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最初から最後までタケこと北野武の師匠である深見千三郎への想いが濃く描かれている。
冒頭の"深見千三郎に捧ぐ"という前置き通り師匠への憧憬が最後まで溢れており!あの北野武をつくりあげたのはこの師匠との出会いとそしてフランス座での修行期間があったからなんだと改めて感じた。
「師匠とオイラは一心同体になっていた」と作中で描かれていたタケの心情に、本当に大切な存在だったのだろうと亡き深見千三郎氏に思いを馳せる。