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みんなのレビュー55件

みんなの評価3.9

評価内訳

55 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

国際子ども図書館に行ってみませんか

2022/07/19 08:00

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

JR上野駅から歩いて10分ほどのところに「国際子ども図書館」があります。
  国立国会図書館の児童書専門図書館で、
 絵本や児童書が愛する人にとっては一度は訪ねてみたい図書館のひとつです。
 所蔵されている本や絵本もそうですが、
 なんといってもこの図書館の魅力は「レンガ棟」と呼ばれる重厚な建物です。
 明治39年に建てられた元の建物の雰囲気がそのまま生かされています。
 当時の建物の名前が「帝国図書館」。
 中島京子さんが2019年に上梓した『夢見る帝国図書館』は、
 ここが舞台となった長編小説です。

 ここには二つの物語は描かれています。
 ひとつは、もちろん「帝国図書館」そのもの。
 建物あるいは施設にも物語があります。
 明治維新後、西洋文明に追いつこうとした人々は
 図書館の建設に夢と力を注ぎます。
 しかし、国内国外の戦争で予算がとれず、ようやく明治39年に
 上野の地に図書館はできます。
 そして、そこを訊ねただろう近代文学を支えた若い人たちの姿。
 「帝国図書館」の物語は
 そんな図書館を愛する人たちとあります。

 そして、もうひとつの物語。
 「わたし」が偶然上野で出会った喜和子という老嬢。
 彼女が生きた戦後間もない上野の焼き跡、そして耐えるだけの結婚生活、
 娘を残して再び舞い戻った上野。
 戦後の女性史そのままのような喜和子の物語が
 綴られていきます。
 時代が昭和から平成、令和とつながり、
 喜和子さんの孫娘の世代になって
 ようやく時代の結びめがほどけていくところで
 この長い物語はおわります。

 そんな物語を読んでしまえば
 「帝国図書館」が「国際子ども図書館」として
 生まれ変われたのも
 歴史の光明なのかもしれないと思えて仕方がありません。

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紙の本

図書館に込める思い

2022/08/26 14:16

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る

図書館とは、そこでしか読むことができない書籍を目にする場所と認識している読書子の私にとって、図書館が夢見る場所であるとは思ってもいなかった。文明開化を担い、多くの人々の知識欲を満たし、国威発揚的な国策から距離を置いて、リベラルアーツを支えてきた帝国図書館が物語の中心だった。語り手が、喜和子という老女と出会い、国立国会図書館の前身である帝国図書館の物語を紡ぎ始めると、優しくも面白おかしい図書館の歴史に導かれ、喜和子の数奇な人生が描かれ、読書をする楽しさの世界に導かれた気がした。明治初期の書籍館から帝国図書館へ変遷の歴史は興味深く、読書の機会がまだ乏しかった当時の人々が、いかに図書館にひかれたかがうかがい知れる。大切にしたい物語だ。

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紙の本

夢か現実か

2022/08/10 08:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タンジェリン - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸から東京と続く街の歴史は深く、戦争という爪痕を残しつつ現在へと続いています。そんな上野の森を舞台に、夢か現実か、時空を超え軽いミステリーを漂わせながらそっと包み込むような優しいラストに向かうこの本の世界に、すっかり引き込まれました。とても素晴らしいです。

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紙の本

本好きな方なら是非読んで頂きたい

2024/02/11 16:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本初の図書館と、戦後を生き抜いた女性の物語。
本や図書館のお好きな方に是非読んで頂きたい一冊です。
物語を読む楽しさが存分に味わえると思います。

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紙の本

アジのある一冊

2022/07/17 09:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

ひたすら図書館の本。どういう本か?と聞かれれば、なかなか言い表すことが難しい内容だったのですが、初老の女性から図書館の本を書いてほしいと頼まれた主人公の女性と、その初老の方との交流を描いた本。合間合間におそらく主人公が書いたのであろう『図書館に関する本の内容』が挿入されていて、これが結構おもしろい。時代の流れがうまく表されていて、図書館はずっと予算がなかったという点など、興味深く読めて、特に、図書館や動物が擬人化されて表現されている点がおもしろいと思いました。他にも憲法に、男女平等の条文を起草したベアテ・シロタさんの話など、読み応えたっぷり。最後は、しっとりとした終わり方で、アジのある一冊でした。

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2022/09/27 16:25

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2022/04/20 11:16

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2022/11/26 04:04

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2022/06/20 17:24

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2022/05/24 01:12

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2022/05/26 16:50

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2022/06/17 01:58

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2022/06/04 22:17

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2022/06/25 02:23

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2022/09/10 23:07

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