紙の本
心とお腹を満たす喫茶店
2023/08/04 15:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
おひとり様限定の喫茶店で繰り広げられる
訪れた人の心を、ほっと和ませてくれるお話です。
私には、どうしても店主のそろりさんが
某どうぶつゲームに出てくるカフェの
鳩のマスターにしか思えなくて…。
ずっと脳内では鳩マスターで読み進めていました。
コロナ禍で、変わってしまった世の中、
荒んだ心には、毎回その人の求めていた
心温まるメニューが登場します。
心もお腹も満たされて帰っていく人たちを見ていると、
こちらまで、ほっこりしてしまう。
そんなお話でした。
店主の、そろりさんについても、過去がちらりと書かれていますが、詳しくは続編に持ち越しでしょうか…。
とても気になります。
"「自分を取り繕ったり自慢するのってパワーがいるんですよ。だからSNSなんかでそのパワーを真っ正面から受け止め続けるのってけっこう疲れるんじゃないかな、って。よそ見してるぐらいがちょうどいいんですよ。ほら、リスみたいにね」"55頁
"「他人の基準に振り回されて自分を見失ってはもったいないです。自分がいいと思えばいい。ただ、そのためには自分の研ぎ澄まされた芯を持つことが大切なんです」"57頁
"「自分が自分をいたわってあげなくて、誰がいたわるんですか?」"128頁
"「なくなることを心配していても仕方ない。それよりもいまあるものを生かして、やりたいことを思い描いたほうが、ずっといい。時間の無駄にだってならないんじゃないですか」"228頁
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一章ごとに主人公が違ってすこし話が繋がっている本。
そろりが主人公かと思ったけど、そろりは一章ごとにふっと現れるレアキャラみたいな存在だった。一章ごとにかならず出てくるそろりだけど、いい意味で存在感がなく、一歩引いてる感じで主人公が際立っていた。そろりは縁の下の力持ちな存在???
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お一人様専用カフェ、「喫茶ドードー」が舞台の話。
そこには、頑張っている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなるお客さんが、ふらりと訪れる。というか、何故か辿り着く。という感じ。
そして、訪れるお客さんをいたわるメニューと店主、そろりとの会話で前向きになって帰っていく。という話でした。
喫茶ドードーは、訪れた人から「森のキッチン」と呼ばれています。鬱蒼とした木々で囲まれているそうです。
この風景を想像した私は、鬱蒼とした木々に囲まれに行きたいと、ずっと思いながら本を読みました。
風の音 木々が揺れる
鳥のうごき 小さな生きもののうごき
木もれ陽
色んな物をただ眺めているだけで癒やされるだろうと思えました。
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住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。
そこには、何かに悩んだりして、心が疲れた人たちがふらりと訪れます。
訪れた人たちに、店主そろりさんの温かく優しい言葉と料理が出てきます。
何かに悩んだり、心が疲れた時には、休むことが大切。
休むことで見つかる答えが身近にあるかもしれない。
もし今の自分の気持ちに行き詰まったら、この本を読み返したいです。
悩みを抱えている人におすすめの一冊です。
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どこか絵本のような雰囲気があって、丁寧に優しく綴られる物語に心が落ち着き癒されました。
店主そろりが悩みを抱えるお客さんに語る言葉はどれも優しく新たな気付きを与えてくれます。
物事はちょっとものの見方を変えるだけで大きく変化したりする。こういうの大事だなって思いました。
コロナ禍でのお話で普段では起こりえない現象が起きていたり、働き方や人との付き合い方も変わってしまっていたり。
そんな中でも人と人との繋がりがちゃんと描かれていたことが嬉しく感じたなぁ。
とっても素敵なお話だったので続編も読みたいなって思っています(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
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読んでて幸せな気持ちになれました。初めて読んだ標野凪さんでしたが、文体も好みです。カフェ系小説は心惹かれます。
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ほっこりするお話。
コロナ禍で、社会の変化によって息苦しさを感じるけど、全てが元通りがいいとは思えない。
ライフワーク、心の余裕…
自分をいたわる甘いものって大事だな。
と思える作品でした!
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おひとりさま専用カフェ。心がお疲れ気味のお客様に寄り添ったメニューで元気や癒やし、気付きを与えてくれる。街の中とは思えないような森にあるカフェ。
コロナ禍というこれまでにない世界で戸惑いながらもなんとかやり繰りしようとする。どうしても壁にぶつかって折れそうな時にはこのカフェへ案内される。
シチューが美味しそうだった。
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お一人様専用カフェ行ってみたいなと思った。一つひとつのお話がその人にとってなにが大切なことかを気づかせてくれる温かいお話で、癒やされた。
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なんかすごく良かったです。
癒やし系…食べ物が出てくるはなしが最近多いけど、これはスッキリ爽快で読後感が良かったです。ちょっとそっけない店主のソロリさんもなんか気になる。こんなおひとりさま喫茶店近くにあったらいいな。
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今年記念すべき200冊目の本になりました
大人の絵本のような不思議な雰囲気の喫茶ドードーとマスターのそろりさん。
コロナ禍の今起きがちな悩みやストレスを和らげてくれます
ドードーを中心に、登場人物たちがリンクしているのも良かったです
自分を大切にすることが、幸せになること というメッセージを感じました
出てくる食べ物や温かい飲み物が本当に美味しそうです!
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コロナに環境問題と昨今の地球上の問題を取り扱っていてタイムリーな作品。
話題の本は話題になっている時に読むべきだなぁと感じました。今はもう新鮮味がなかったかも。
マスターの言葉が説教じみててちょっと苦手だった。人の人生にずけずけとアドバイスする人がちょっと苦手だ...。(そういうわけじゃなかったんだろうけどそういうふうに捉えてしまった)
言葉を介さずに本人がどこかでハッと何かに気づいて自分の人生に自信を持って生きていく感じが好きなので、その辺が合わなかったかなぁ。
人に何か言われて生き方を変えたくないので...。
あとバッグから"水筒"を取り出したのに次の文で"ペットボトル"をバッグに入れたみたいな部分があって、なんかそのあたりの文章の精査がされてないような部分もあったようななかったような、文章にちょっと拙さを感じてもったいなかった。
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住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」を訪れるお客さんの物語。
短編が5つ入っていて、ストーリーとして直接の絡みはないものの、各話の登場人物がどこかしら繋がっていて、「あ!あの人だ!」となる感覚が楽しかった。
どのお話も、美味しそうなメニュー、心がほっこり温かくなるラストでとても良いのだけど、お話の中で「コロナ禍」が前に出すぎてて息苦しく、そこがものすごく残念だった。
コロナ禍設定はいらなかった気がする。。
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色んな事情で疲れている人を癒すおひとり様専用カフェが舞台。
こんなカフェがあったらいいのにって思いました。
そろりが心に染みるメニューと言葉をくれます。
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優しい短編
凝り固まった考えや日常の悩みを
ふわっと解決してくれる。
こんな場所があったら心のトゲトゲも可愛いささくれくらいにしてくれそう。