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紙の本
宮廷における日本女性史の貴重な証言
2022/06/12 17:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治や合戦を扱った歴史本は多いが女性に焦点を当てた歴史研究書は少ない。史料が少ないためでもあるが、本書は室町期から江戸時代まで300年続いた「お湯殿日記」と言う宮中後宮の女官の業務日誌を用いて後宮の女官達の日常生活を活写している。女官達は天皇の日常の世話をするほか、武家との取り継ぎや文書伝奏、交渉ごともする官僚の側面もあった。信長や家康との交渉事の席にも女官が出席している、一方日頃接触の多い公家とは屡々密通事件を犯し、日記のなかでも何回も言及されている。また最後仏門に入る女官も多い。中国、朝鮮、イスラムの宮廷には宦官があったが日本にはなかった。日本宮廷女官の以外な活躍を知る面白い歴史研究書である。
紙の本
ところがどっこい。
2022/07/27 14:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉時代から朝廷の権威は落ちて、戦国時代には天皇は即位式を挙げるのにも苦労した貧乏暮らしのイメージがある。公家も同様。そうなると平安時代のような華やかな後宮とは縁遠い……。
確かにそういった一面はある。しかし、何も京都の朝廷は男性ばかりで構成されていた訳ではない。勿論女性が居なければ成り立たなかった。
どういった身分の女性たちが朝廷で務め、どんな役割を果たしていったのかの研究書。
結構風紀に厳しいし、武家たちへの対外交渉にも出ているしで、奥に籠っていた訳ではない。
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