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最初に動くのが10年国債利回り=長期金利。
個人向け国債は、いつでも国が買い取る点でイレギュラー。値下がりの心配がない。10年変動金利型。しかも最低0.05%の保証がついている。
現先取引=債券を使ったお金の貸し借り。形は債券の売買。
金利上昇=物価上昇が原則。物価が上がっても資金需要がなければ金利は上がらない。企業が現金を持っているから。
緩和マネーで、株も債券も両方上昇するようになった。
金利上昇場面ではハイテク株が急落する。成長株は下落。
金利が下がれば好景気になるはず。しかし利息が下がって消費が減退。オランダのアムロ銀行による、預金金利がマイナスになったらどうする、というアンケートでは、預金を増やす、が半分以上。
金利が下がっても、設備投資の理由にはならない。企業はお金を借りなくても設備投資ができる。利下げで銀行収益は伸びない。その結果銀行は貸し出しに積極的になれない。
4K1BSの連関を考える=金利、為替、景気(実体経済)、株価、物価、政策。金利を中心に据える。
インフレ率が高ければ為替は下落するのが原則。高金利通貨に注意。購買力平価説。
新興国は、資金不足だから外国からお金を借りている。為替が下がると資金が逃げるので金利が上がる。先進国はあまり海外から借りていないのでそのメカニズムが働きにくい。
物価が上がっても個人は消費を急がない。むしろ将来不安のために消費を抑える。そのためお金を借りないから金利が上がらない。ものは売れず企業は投資しない。景気が上向かない。景気が良くなっても企業は借入しない。だから金利も上昇しない。
金利を下げても投資は増えない。個人預金の利子が減る。消費も投資も減る。=金利引き下げ効果が薄れた。
コロナやウクライナ侵攻で原油が上がったことが物価上昇のきっかけ。
変動率が低い運用のほうがパフォーマンスは高い。
行き過ぎた金融緩和は効果がない=流動性の罠。景気を刺激する効果がなくなる。
マイナス利回り国債を買っても、日銀がすぐに高く買ってくれる。ドル需要が強いと、米国の銀行は円をマイナス金利で調達できる=マイナス金利の国債でも利益が出る。
YCC=10年物の国債を0.25%で制限なく買う=長期金利のコントロール。
マネーストック=民間の保有するお金、
マネタリーベース=日銀が供給するお金=ベースマネー
利上げで住宅価格が下落、ローン破綻。クルマの売れ行きが減少。
自由貨幣論=毎月スタンプを押さないと使えない紙幣。スタンプ代の分だけマイナス金利がかかる。
政策金利は決められる=コール翌日物金利。債券利回りは市場で決まる、が原則。
住宅ローンは標準金利ではなく実際は0.5~0.8%くらいで貸している。
金利は長期金利が先に動く。政策金利は簡単には動かせない。預貯金金利、カードローン金利は最後に動く。
長期金利は資金需要がないので上がらない。
2年債の利回りは、政策金利を先取りする。
アメリカは、供給が足りない。だから物価は上がり勝ち。日本は逆。
���メリカは経常赤字。ドルが減るから金利は上がり勝ち。
上がったり下がったりする場合は、ブルベア型ファンドは下方に下がる。
金利をチェックするサイト
日本銀行=主要銀行の普通預金、1年定期預金。貸出約定平均金利。
日経デジタル新聞=日米欧の国債利回り
有料版では、主要国の長短金利、政策金利などがわかる。
外務省=経済関連指標ー主要経済指標PDF
investing.com=米国の政策金利FF金利。
財務省=国債金利情報。過去の金利が見られる。新発国債利回り
日本相互証券=国債の業者間取引相場。イールドカーブ。BEI(物価予想)のグラフ
日本証券業協会=公社債店頭売買参考統計値
CNBC=BONDSで世界の債券利回り
yahooファイナンスのFX為替の下に経済指標がある
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角川さんの本はどれも読みやすいが、金利とか債券の毛嫌いがなくなって純粋に面白いと感じた。
とりあえず米国10年国債みてみる。
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・債券の利回りの動きを見れば金利の動きがわかる
・債券とは?債券の利回りとは何か?
・金利、為替、物価の相互の関係
・日銀がどう金利をコントロールしているか
・個人向け国債は最低でも0.05%の金利がつく。満期前でもいつでも額面のとおりに換金できる(手数料はかかるが)という点で債券の本質から逸脱したもの。インフレには弱い。それをカバーする変動金利型国債もある。
・金利は連動して動く。最初に動くのが10年国債利回り
・債券の利回りが上がる=債券の値段が下がったので投資価値が上がったということ
・金利が上がる→新しく発行される債券の利回りも上がる→すでに持ってる債券を売って新しい債券買いたい→債券の値段が下がる
・日銀買いオペ、日銀は99円で債券を無制限に買う→国債の値段は99円以下に下がらない→債券の利回りはそれ以上上がらなくなる→金利が上がるのを防ぐ
・国債の利回りが上がる→預金金利がそのままだと多くの人は預金を解約し国債購入する、それは困るので銀行は預金金利を上げる→銀行は集めた預金を企業に貸し出すので、貸し出し金利も上げなくてはならない
タイトルの内容というよりは債券についての解説パートが一番長かった。ただ金融まわりで債券が一番わかっていなかったのでかなり詳しく解説してもらえているのでとても良かった。131ステップだけあって長いのでなかなか読むのは大変だが、各ステップ中身が詰まっているし解説もわかりやすいので最後まで読むことができた。また昔と今で異なる経済の常識(金利を下げれば景気が良くなる等)も実感として納得感あり面白かった。
金利や為替、物価の関係も読むと納得できた読むだけではなかなか覚えられないので家に置いておいて、なんだっけ?というときにまた取り出して読めるようにしたい。
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基礎の理解のための本。初級者向けにわかりやすく説明している。
新聞の金利の記事が少しは理解できるようになるのを期待。
物価・金利・景気等の関係の新旧の常識の整理がされているのが良い。例えば、旧常識:物価が上がれば金利は上がる。新常識:物価が上がっても金利は上がらない。 旧常識:金利を下げれば景気は良くなる。新常識:金利を下げても景気は良くならない。他