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まさに技術とビジネス、人と人、企業と企業の口伝でしか伝わらないような歴史・政治の話が凄い。
特に第3章のインタビューによる90年代、2000年初頭の各社各団体の思惑の話が興味深くて面白かった。
今自分が当たり前のように利用しているインターネットも、何がどうあって成り立っているのかを知れる貴重は1冊だと思う。
『インターネットの将来っていうのは、案外と厳しいような気もしますね。強者の論理というか、強いものに勝てなくてどんどん寡占化していくという傾向にあります。しかし、そのような形では健全なインターネットの発展は難しいと思っています。』
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ピアリングの歴史や意義についてわかりやすく解説されている。初心者には最適な良書。かと思いきや、みなさん内情を赤裸々にぶっちゃけてて中級者以降の人たちにとっても面白い内容に仕上がっている。
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ピアリングは、突き詰めるとお金の話であり、それは、すなわち守秘義務の世界の話であり、ISPやIXなど、関わる人たちに、聞き難い話でした。とはいえ、仮に、それを耳にしたとしても、口外できない話と理解していて、ならば、知らない方が良い世界と位置付けることもできるかと思っています。そんな世界が垣間見れる本が出版され、普通の人にも、知ることができる手段ができました。こと、本に記載されている内容であれば、堂々と口外できるわけで、なんとも、健全と思います。