投稿元:
レビューを見る
量子のスピンとは何だろうとずっと気になっていた。
本書の「はじめに」によれば、量子物理学のことが分からないので、特にスピンについて教えてほしいという文系女性のリクエストから、スピンを中学生にもわかるように説明しようということで始まったプロジェクトが土台になっているという。これは期待できると思って読み始めた。
が、結局のところ、よく分からなかった。スピンが磁気に関係していることは分かったのだが、角運動量とか磁気モーメントとか出てくると、説明はあるのだが、よく分からない。
量子力学についても、入門書を何冊も読んで、何となくのイメージを掴んだくらいだが、スピンについても、これに懲りずに更に入門書を幾つか読んでみないといけないのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
量子力学は量子の「スピン」だけでなく「カラー荷」「世代」など難解な概念だらけだ。
例えば、以下のような説明に出くわす。
量子力学で扱う基本粒子は量子数で区別される。
量子数には、質量、スピン、弱電荷、カラー荷、世代などがある。
第1世代の場合、電子の電荷は -1、ニュートリノは電荷 0、両者ともレプトンでカラー荷は 0。
クォークのカラー荷は (R,G,B) の3種類。電荷はアップクォークが +2/3、ダウンクォークは -1/3。
スピンは、レプトンもクォークも 1/2 。
といった具合で、頭の中は ??? 意味不明!カオス状態のままだ。
最近は量子コンピュータの話題についていけないので、ちゃんと仕組みを知りたいなと思う今日この頃♪
本書は、「スピンを中学生にもわかるように説明できるか」という課題に挑戦し、もっと分かり易くと推敲を重ねた、とあったので期待した。
だが、本腰を入れて取り組まないと理解できない難しい本で、今、時間と集中力を使って読む強い意志はないのでリタイアすることにした。
私にとって少しも分かり易くなかったので★2でも良かったが、腰を据えて量子力学を理解したいという人には充実した内容に思えるので★3の評価です。
投稿元:
レビューを見る
物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
東大OPACには登録されていません。
貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください