紙の本
彦星しか勝たん
2023/06/30 23:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
1300年前の首都、奈良の都に住んでた奈良時代の人々にとって万葉集は今で言うところのTwitterだったーー・・・?と思わせてくれる逸品。
日本人のTwitterとの相性の良さのルーツはこれか、と思っちゃうような万葉集とTwitterとの親和性を感じてしまいますw
(Twitterは140文字制限、万葉集は五七五七七の31文字であり、天皇から役人、主婦など身分や職業様々な人たちの思ったことを歌った歌ということで)
学芸員という仕事を経てご自身でコロナの給付金の10万円を資金に万葉社という4000円の家賃の事務所を構えた著者さんの、初めは売れないからとご自身の結婚式の引出物に配った経緯だとか、現代の奈良の若者言葉での超意訳とも思える(笑)意訳がTwitterでバズったなどなど、本作が生まれた経緯も面白いです。
万葉集をより身近に感じられる入門書としても◎
大伴家持のモテモテっぷりだとか、その伯母である大伴坂上郎女のキャラがなかなかにキョーレツだったりw
山上憶良の彦星と織姫を綴った歌の現代若者語訳が個人的には可愛らしくて好きでした(笑)彦星しか勝たんw
紙の本
おもしろい
2023/04/30 16:09
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
万葉集の時代の都は奈良。ということで、万葉集を奈良弁、そしてSNS風(現代風)の言葉で訳した一冊。
訳してしまうと味わいも何もなくなってしまうのだが、とりあえず面白い。そしていにしえの人々も私たちと同じだったのだと、妙にしみじみできてしまう。
この発想、この装丁、この話題性に脱帽。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんでか気になる表紙の鹿。黒目に吸い込まれるように手にしてました。
万葉集は昔の漫画とかの影響か情熱的で別世界のイメージでしたが、これは力を抜いて楽しめそう。
紙の本
愛するよりも愛されたい
2023/05/05 09:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:adelita - この投稿者のレビュー一覧を見る
発想はおもしろいけどボリュームが足りない。物足りない感じで読み終わる。
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現代の「奈良弁」になおした万葉集/いまいち楽しめなかったのはかんじんの奈良弁訳に趣というものがなかったからかも/軽いだけでなくやはりある程度風情を感じさせてくれへんと万葉集とちゃうって感じでしょうか/もとが俗な内容なのを巧くオブラートで包み隠したって感じのも多いわけやしそういうオブラート部分が万葉集ってもののキモなんやと思います/どうせやるなら大阪弁でぶっちゃけまくる手もええかもしれまへんが、それでは意味ないか/同じ関西人やけど奈良弁の特徴はつかめまへんでした。
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話題になっていた本なので、期待してたのですが…。
言葉のチョイスが下品でがっかりでした。
★ひとつは滅多に付けませんけど、迷いなくひとつにしてしまいました。
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面白かった!
とてもわかりやすくて良い解釈だと思った。
むかーしの人たちも、人間だったんだなーって
思える。
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万葉集をこんな形で読むことになるとは(笑)
原文で読んでいたら、途中で投げ出していたかも。
でも、原文でも読んでみたいです。
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図書館新刊コーナーから。
万葉集に興味を持つきっかけとして面白い。
かなり拡大解釈しているところもあるのだろうけど、読みやすい超訳と解説で、「そういうニュアンスなんだろうな」と思わせてくれる。
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20230717読了。
何かで見かけて気になってた本。大学時代に万葉集を勉強してたので、懐かしい気持ちになりました。…あと推しが関西弁(奈良出身)で、所々言い回しが同じなところも楽しいポイントでした笑
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ネット記事を見て。
奈良弁なんだというところで面白くざっと拝見。
こうやって万葉集になじんでいたら古典とかもっと楽しめたかもなあと一瞬思ったり。
機会があれば詩歌も面白いなというきっかけになりそう。
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話題になっていた本、やっと読めた!
立ち読みの時点で笑いが堪えられず、即購入。
意訳だから分かりやすく、意訳だからこそ私だったらどう訳すかな?と考えながら読める1冊。
それにしても、どの時代も人が悩める理由は変わらないんだなぁ。万葉集、あまりにもTwitterすぎる。
サクッと読めるので、最近本を読めてないなぁと思ってる方・久々に本読みたい気持ちが湧いてる方にもおすすめ。
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万葉集を、その編纂された土地である奈良の現代の若者の使う奈良弁で、意訳した本。
日本人という人の普遍性を感じ、万葉の人々と友人になれる!
万葉集の世界が、一気に身近に感じられて、とても面白い。
日本人の恋愛模様や心情は、万葉の時代から変わらないということを感じる。万葉の御代の人々との繋がりを感じられる。
歌の中でも『いにしへの』という言葉があって、我々から見て昔の人も同じ様に、昔の人はこうだったのかという想いを持っていたことも窺える。
こういうアプローチ、普及の一端として大切なのだと思う。
時代を超えて、身近な友人が増えてほっこりしました。
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『くんのかい、こんのかい・・・』これは最高。
これを書くために1冊の本にしたんだろうなーと思うくらい。
まず右ページに今風現代語の超訳。
そして左ページに原文と簡単な解説と読んだ人贈られた人などの人物相関図。
今までの感覚だとまず原文ありきなのでは?と思うのでなんで右に原文が載せてないんだろう?と疑問を感じたのだが、違うのだ。まず超意訳ありきなのだ。
現代人がこんなふうに言っちゃうことと同じようなことを古代人も言ってるよ・・・・という見方。
だから、原文に散りばめられた掛詞や枕詞、隠喩だったりという技法を読み取ってしみじみと思いを馳せるとかいうような従来の読み込み方は不要なのである。
(一部yo!と韻を踏んでるものの扱いはあったけど)
でも万葉集というテーマで沢山の人に本を手に取らせたという功績はやっぱり大きいと思う。
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すごくよかった。サラッと読めるのでぜひオススメします!
下ネタの和歌や令和の元号の元になった和歌、そして、歳下の言い寄ってきた男をザクっとふる和歌など、興味をそそるものがたくさんあった。何度が読み直した。教科書には出てこないものが多かったと思う。
奈良弁の現代語訳がすごくおもしろかった。