紙の本
政治家を応援している組織に注目する事
2023/07/18 05:24
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの「政治は喧嘩だ」は煽りすぎだと思うが、今の事なから主義の政治では未来が開けない事はわかる
志を持って立候補した政治家がなぜ後ろ盾に逆らえず、既成の政治家と同じようになってしまうのか?
支持されている団体、
業界団体 労働組合、宗教団体
などの意向を無視できない
日本が右肩上がりだった成長期は各種団体の意向に沿う事が国民の利益につながったが、緩やかに縮小していく日本は新しい政治の形が求められている
これからの政治のありかたを考えるヒントになると思う
紙の本
まさにこの12年明石市長として必要だった男
2023/06/03 15:59
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投稿者:サンバ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「人事権は市長にある」といった原則論を猛烈に徹底し、思い込みと忖度で前例踏襲する市役所、県、市議会議員、取り巻きの団体から特権を奪い去っていく。泉氏は、時期も長さもこれ以上ないタイミングで明石市長であったのだと思う。
インタビュアーのエリート主義批判は実にエリート主義的。「私も朝日に25年いたからわかるが記者の質が下がった」だの「私は政治家に頭を下げなかった」だのは全くの主観だ。俺は分かっているんだから黙って話を聞けという、インタビュアー自身がこき下ろした財務省の役人態度そのものであった。
泉氏の「国-県-市」は対等であり、上下関係ではなくなっている、という指摘は常に頭に入れておくべきことだと思う。
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前明石市長、泉房穂氏の市長時代のこれまでを語った対談本。
基本的に国や既存の政党は否定して、それに立ち向かう俺カッケーという自らを礼賛する内容。
部下への暴言や市議会の継続審査という議決を無視した専決処分など、どうかと思う内容にも自分は悪くないと言い切ってしまえるのはある意味凄い方だなあと。
図書館で借りればいいと思うよ。
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4月に明石市長を退任した泉房穂氏へのインタビュー集。「私は、故郷・明石のことを心から憎み、心から愛している」という発言が重い。
明石市政のことだけではなく、泉氏の政治家評・政党評も、率直で、面白かった。引退のきっかけの一つである専決処分についての考え方や、都道府県不要論など、地方自治に関する重要な論点にも触れられている。
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なんで今の状況に日本がなっているかと言うのがよーく分かった。
頭の悪い政治家、官僚。仲の悪い省庁同士、事なかれ主義、前例踏襲の行政。それが、悪いともちっとも思わない役場環境…
我が市でも同じ様なことがあるかも…と疑ってしまう。
泉さん、きっとまた違う土地で首長をなるのではなかろうか。
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こういうジャンルの本はあまり読まないのですが、買ってきた夫に「面白かった!」と薦められて。
私の住む神戸市の隣の明石市
暴言市長として有名ですが、この地域だけなのでしょうか?
全国的にはどうなのでしょう?
鮫島浩さんの質問に答える形で構成されています。
過酷な地元明石での子供時代から、多様な経歴を積んで市長に。
「四面楚歌」の中、どの党派にも属さず、市政にまい進されてきました。
好き嫌いはあるでしょうが、やってこられたこと、お考えには納得できます。
三年くらい前、ある式で表彰状を頂く時、緊張する私をリラックスさせ笑顔にしてくださいました。
「ああ、思いやりのある方だなあ」と思ったことを覚えています。
お疲れさまでした。今後のご活躍を期待しております。
≪ やさしさを すみずみにまで まちづくり ≫
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政治はケンカだ! 泉房穂 鮫島浩 講談社
久しぶりに痛快な対談本を読んだ
山本太郎以来の愉快な冒険物語だ
暗闇に澱んだ政治を切開して
光を当てて視覚化できると言う
可能性を一気に見せてくれる
リアリティだらけの大冒険である
明日は何が飛び出すのか〜
私たちを巻き込んで
景色をガラリと変えてくれるリアルな舞台
「事実は小説よりも奇なり」
こうして透明度の高い政治を続けていけば
ケンカの政治から調和の政治へと
飛躍する夢もまんざらではないかもしれない
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明石市長として、「5つの無料化」などの充実した子ども施策や、弱者に寄り添った先進的な条例の制定などで名を馳したが、「暴言」問題でも注目され、現在は明石市長を退任して全国に明石モデルを広めることに尽力している泉房穂氏が、ジャーナリストの鮫島浩氏を聞き手として、これまでの闘いの日々、議会論、政党論、役所論、宗教・業界団体論、マスコミ論、リーダーシップ論について本音を語る。
「私は故郷・明石のことを心から憎み、心から愛しているんです。まだ消えない理不尽に対して、誰よりも強い憎しみを抱いている」という強い思いを抱いて政治家となったこと、口で言うだけでなく具体的に問題を解決してこそ政治家という信念の下で敵対勢力をはねのけて様々な政策を打ち出してきたことなど、種々批判はあるが、泉氏には政治家として敬意を表すべき点が確かにあると感じた。
しかし、自分に対する反対勢力は「既得権益側」とみなし、自分を応援している側だけを「市民」と呼ぶような独善性、分断思考が垣間見られることなど、拭いきれない違和感も否定できなかった。
このように、泉氏に対しては、なかなか自分の中で評価が定まらないが、今後も注視していきたい(元)政治家だと思う。
この本について言えば、聞き手である鮫島氏の持論が強く出すぎているように感じたのが気になった。泉氏が主役のインタビュー本なのだから、財務省陰謀論のような聞き手の主張はもっと控えめにしてもらいたかった。
また、泉氏が明石市長時代に進めた政策の中身やその過程についての(裏)話を期待していたのだが、その内容は思ったより乏しく、ちょっと物足りなかった。
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著者が明石市長として行ったことと2009年に民主党政権が当初やろうとしていたことは似ていると感じた。
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当時、内閣人事局を使って官邸が官僚に対し恐怖政治を敷いた時に感じたのは激しい嫌悪感だった。だが
この本で泉さんが語った人事権の使い方に受けた印象は自民党のそれとは全く逆と感じた事に驚いた
この違いは何なんだ?という問いへの返答はこれまで
積み重ねた物が信頼だったのか不信感だったのかの
違いによるものが大きいのではないだろうか
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泉市長が退任した翌日に発売された本。
肩書を外し、政治をケンカだと言い切るタイトルから、強烈な内容を想像したが、ある程度想像範囲内の内容。
ただ、実際の市役所と議員の関係などは生々しく、読んでいて想像力をかきたてられた。
既存のシステムに従わないことや、既得権益を持つ人たちと戦うということは、文字にしている以上の戦いだったと思う。今となっては泉市政は評価されているが、戦っている最中は評価も見えない状態で、そんななか信念を貫きとおすことができるのは、政治家といえども数多くはないだろう。
対話形式の本だからこそ、話が盛り上がり熱くなっていく様子もよく分かる。
泉さんの想いは良く伝わった。
出来ることなら、同じ12年を市役所や市議会側から見た評価の本も見てみたい気がする。事実と真実は違う。立場が違えば、正義も見えていた景色も違うはず。その違いを客観的にみてみたい。まぁ、そんな本は発売されないだろうから、想像することしかできないけれど。
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なかなか読み応えがあった。小学校の時に明石市に住んだことがある自分としてはより身近な話ではあるが、それ以上に泉元市長のアグレッシブさには感服する。何事も強い信念が必要だが、それを突き通すことができるには並みの精神力では難しい。国に比べれば市の出来ることは限られていると思っていたが、逆に市で出来ない事が国で出来るわけない。市で実績を持って、国を動かす点には深く同意。そして何のために政治家になるのか、この根幹がないと政治が変わることはないと思う。メディアの情報や偉い人達の話を鵜呑みにして増税しかないと考えるのは早計かもしれない。
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登場時に話題になっていた一冊であったと思う。少し前に入手していた。それを休業日に紐解き始め、少し夢中になってドンドン読み進めて、素早く読了に至った。
本書はインタビューまたは対談を書き起こしたという体裁のモノである。明石市長を12年間勤めていた泉房穂の話しをジャーナリストの鮫島浩が聴くという内容だ。が、実際に読んでみて、寧ろ「対談」というような感が強かったと思う。それはそれで好い。本書の中でも、市長職に在るという中では「申し上げ悪い」も無いではないということで、任期満了で市長職を離れる日に本を出している。そういうことで、この泉房穂が思うところを存分に綴ったモノを想像していたのだが、少し違った。
どの位の時間に亘って語り合ったのか?なかなかのボリュームとなっている本書である。が、ボリュームが気にならない。内容が面白いので、頁を繰る手が停められないのだ。
本書は、泉房穂の生い立ちや経歴に纏わる話題から始まり、市長就任後の経過、経験、見聞、それらに関して考えた事等を、「ケンカ相手(?)」毎に纏めている。議会、政党、役所、宗教団体や業界団体、マスコミということになる。そして結びにリーダーシップという話題になる。
本書は「政治はケンカ」と題し、喧嘩腰に色々な人達と争うような経過が在ったということを綴ろうとしている。が、読む限り「抗争」というようなことでもなく、「素朴に“想い”を抱いて市政に身を投じてみたところ、周辺に何やらよく判らない事が多かった」という事に過ぎないように思った。何やら“衝突”というような感じになった経過は在るのかもしれないのだが、言葉を換えると「“当たり前”というように大きな顔をしている様々なモノに関して、考えてみるとオカシイかもしれないよな…」という述懐というように感じた。更に、「こういうことだから、閉塞感とか疲弊感というようなモノを否定出来なくなっているのではないか?」という、広く深い問題提起であるように思った。
泉房穂と鮫島浩との対談というような感じで様々な話題が出て来るのだが、それらの多くに関して「そういうの…在るなぁ…」と判るモノが多かったと同時に、市政という現場で「如何か?」と真摯に思ったという話しの幾つかは記憶に残る。そして市町村に対する都道府県の在り方の論も「そのとおりかもしれない」と思った。
「前例が無い」、「他所でやっていない」というのは長い間に亘って随分聞く。これは泉房穂の明石市でもそうだったという。が、考えてみれば“前例”というモノの多くは、或る時点で「初めて」であった筈だ。現時点で「例が無い」かもしれないが、善いと信じて試行して「後の時代の“前例”にして行く」という考え方も排除される必要はない訳だ。泉房穂の手掛けた事柄の多くは、そういうことなのだと思う。そして、一定以上の成果というモノも遺しているのだ。
国民に負担を求めるとして、税が在り、保険が在る。何時の間にかそれらの負担が、平均して収入の半分近くとなっており、他方で人々の収入は長い間に亘って増えてもいない。最早「限度?」という中で、何やらさ更なる負担の話しが在る。そういうことに関しても本書では、色々な角度で詳しく語られ��いる。
市政という現場で「如何か?」と真摯に思ったという話しの幾つかは記憶に残ったが、学校の話しが凄く気になった。市立の中学校で問題が生じた。が、教職員は県職員であり、市が当該の中学校の問題を詳しく調査するような行動を起こせないというのだ。泉房穂は唇を噛んだということを語っていたが、これは気になった。多分、各地でこういうのが在るのであろう。
何やら面倒な時代なのかもしれない。だからこそ、各個人が色々と考えなければならないのかもしれない。本書はそういう考える材料を非常に豊富に与えてくれる。「市民の皆さん」というより「私達」なのだというような泉房穂の言が記憶に残る。
本書は「時代が求める」という内容かもしれない。自身が入手した時点で「四刷」だが、更に増刷されて然るべきであろう。
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政治家が皆さんって言うのずっと違和感だったんだよな。なんで他人事やねんと。
地方のコネクションの世界はやばいなぁ
都心だってやばいところはあると思うけど、地方はまた異次元で驚かされることがまだまだある
ゴールにつけばなんでもいいんですよね極論、今あるものが正解なわけではなくて、修正が必要な場合もある
自分にとっての良し悪しや好き嫌いの判断はさておきという見方を最近よくするのだけど、公明党とかに対する目標への執念の感覚に共感した
新聞になじみがなさすぎて、大手紙をおおてがみと読んでしばらく?となってたw
力関係や新聞記者にどういう人がいるのかがよーく伝わってきましたw
ボッコボコに言ってて草だし、これ読んで怒る人は一定数いるんだろうなぁ笑
私は東大行くような人たちほど頭は良くないけど、官僚が本当に頭が良かったら今の日本の状況になってないことくらいはわかるよ笑
変なプライドなければ、どっちがまともなこと言ってるかぐらい簡単にわかる。
20年くらいネットで情報集めてきたからネットで情報集めたり精査するのが当たり前なんだよなぁ
ちょっとだけ言葉を引き出したい欲の強引さを感じる部分があった気もするけど、全体的には明石市長じゃなくなってぶっちゃけ具合がパワーアップしていて、読み応えがありました
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政治に疎いので政治家とさまざまな団体の癒着を知り憤り…子育て支援に力を入れている泉市長を応援しています。