紙の本
「脱成長」の経済を実践
2023/09/10 08:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
日々同じパターンで暮らして、たまに街中華やお豆腐屋さんのガンモドキや海苔、納豆なんかがあればハレ。洋服数着、家電ほぼ無し、トイレブラシもなくしちゃった。でも、時間がたっぷりあって満足度も高い。きっと、最近聞かれる「脱成長」の経済では、こういう暮らし方がひとつのパターンになるのかもしれない。
電子書籍
何度も読み返したい、素晴らしい本。
2023/08/23 14:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりころろさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本のタイトルは「家事か地獄か」ですが、これからどういう生き方をしたら幸せに死ねるか、を考えさせれた本でした。
えみ子さんの人間味あふれた文章が爽快で、面白すぎて一時間ちょっとで読み終えてしまいました。
何度も読み返したい。そう思える素晴らしい本です。
紙の本
さすがやな
2024/03/06 18:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ckちゃんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々、稲垣えみ子さんに対してとっつきにくそうな人だなと勝手に苦手イメージを持っていた。
この本の文章も稲垣さんの喋り口調と書き言葉が混ざっていて変なの…と思った。
ところが、84頁以降の家事力の話はかなり説得力がある。
どんなに地位や名誉お金がある人も家事力をつけないと生きていけないというのが要点のひとつだと思う。
自分のお尻は自分で拭かないと誰も拭いてくれない。
古臭いオッサンが「誰のおかげでメシ食えてると思うねん!?」と言う台詞は大変ズレている。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
家事に手を抜くというより気楽に考えている感じが素晴らしかったです。肩の力が、抜けたような気がしました。
投稿元:
レビューを見る
●なぜ気になったか
著者の目標は僕と同じ「最後まで幸せに生きること」。ヘアスタイルだけでなく、考え方と行動に興味を持っている稲垣さん。目標達成に向けて考えていることを知るために読みたい
●読了感想
極端ではあるので同じレベルの実践はできないが、考えの本質は賛同できることが多い。自分のできる範囲のレベルで、その本質に基づいた生活に変えていくことは、歳をとるにつれてすべきことだと思う
#家事か地獄か
#稲垣えみ子
23/5/25出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/41YegfK
投稿元:
レビューを見る
稲垣さんの話や考え方がいつも面白く同世代として共感する部分が多い。
すぐにでも真似をしたい。
好きなものだけに囲まれた一人暮らしを夢見ている
お母様のお話の、「家事は生きる動機だった」というところに思い知らされた
家族がいなければ掃除機も炊飯器もいらない
昔は「ハレ」と「ケ」があり、毎日のご飯は一汁一菜でよかった いつから、宅配ご飯ワタミのような1週間違うレパートリーの3食を食べないといけないようになってしまったのだろう
投稿元:
レビューを見る
結構、重複があったな。「寂しい生活」とそれほど変わらない気がする。
まあでも、老いていく過程で、「ただ生きているだけ」と感じ、虚しさを感じるのではなく、家事があるからこそ、やらなきゃいけないことがあって、その中に楽しみがあり、満足できるというのは、まあ、そうだな、、、と思った。
自分で自分の面倒をみる、というのは当たり前のことなのだけど、もしかしたら、家族で暮らしている場合には、役割分担してしまって、家事もせず、仕事だけになっていることもあるのかもしれない。そして、その仕事がなくなると、やることがなくなり、ただ生きているだけで虚しさを感じるのかもな。。。
その点、独りだと、日々、大変だし。まあ、それで、結局、家事に救われるし、救われているのかも。
投稿元:
レビューを見る
まさか、幸せのカギが家事にあったとは・・・!
家事ができるってことは、自分で自分の面倒が見られるってこと。なるべく長い間そうするためには、暮らしを小さくして家事を最低限にしておくこと。それだけで、不測の事態も老後も怖くない。
稲垣さんの文章表現、おもしろくて好き!
投稿元:
レビューを見る
「家事さえできれば、お金を稼ぐ時間なんて無駄」だったんじゃないだろうか。何しろ家事さえできれば、何は無くとも自分の幸せは自分の手でちゃんと作り出すことができるのだ。となれば、あとはお金にとらわれることなく、自由に、好きなように、のびのびと生きれば良いのである。
.
家事とは自分の機嫌を取ること。自分を大切にすること。世界中の誰も自分を認めてくれなくたって、自分だけは自分をちゃんと認めることができるのだと確認することだ。
.
人とはそもそも、自分の体や手を使って、「やった!」という実感を得ることに喜びを得るように設計されているのではないだろうか。そう考えると、私はずっと「便利なマシン」に人生の喜びも楽しみも奪われ続けてきたのかもしれない。
.
可能性を捨てることは、今ここにあるものの素晴らしさに気づくこと。そこに気づくことさえできたなら、自分で自分の欲の奴隷になる必要なんて、つまりは大変な時間と労力をかけて家事を頑張る必要なんて全然ないのである。
.
最も大事なのは小遣いではなく生活費の使い方である。自分の人生の土台を成り立たせるための堅実な支出の方法である。つまりは、「生きていくのに実際いくらかかるのか」という実感である。
これは家事をして初めて身につくことだ。これができていないと、お金に対してただやみくもに執着することになる。
.
「便利!」「便利!」とまくしたてるコマーシャルが、まるで私を陥れる穴のように見えてくる。「ワンランク上の暮らし」を提案する雑誌も何の魅力もなくなってしまった。ワンランク上を目指している場合じゃない。これから確実に老いていく私に切実に必要なのは、「変化の少ない暮らし」なのである。
.
便利に流されず、シンプルに自立して生きること、自分に備わった力を精一杯発揮し、他人と助け合って生きること。それさえできたなら、老いも災害も疫病もしなやかに乗り越えていくことができるのではないだろうか。
.
豊かさにかまけた現代人の多くは、チコちゃん流に言えば「ぼーっと生きている」のだ。お金やものに豊かさを頼っている間に、何はなくとも自分の力で豊かな暮らしを作っていく力はすっかり瘦せおとろえているのである。
.
ものを処分し暮らしを小さくするとは、泣きながらものを捨てることでも、惨めさに耐えることでもなかった。それは自分を鍛え、進化させることだったのだ。
.
私はこれから、失われた自分自身を取り戻しに行くのだ。ものに頼らず金に頼らず、自分の内なる力を信じ、それを発揮し磨いて生きていけるかどうかへの挑戦が始まるのである。金やものがあれば豊かになれるのだと信じて疑わなかった人生から180度の転換である。
.
お金も特別な能力もいらない。ほんのちょっとした決意さえあれば、ただそれだけで十分な幸せを私は私の力でちゃんと手に入れることができる。その事実そのものが、とてつもなく大きな安心と幸福だった。私は無力なんかじゃなかった。私は自分の力で自分の幸せを作り出すことができたのである。
.
投稿元:
レビューを見る
この本はVoicyでお勧めされている方が2人いたので読んでみました。食事に関しては著者と同様に贅沢なものではなく、ご飯と漬物と味噌汁があれば十分だと感じました。この本の最後にある総理へのメッセージが的を得ていると思いました。今後は、家事をしながら生きる術をつけていきたいです。
投稿元:
レビューを見る
NHKのあさイチにゲスト出演されていて、今の生活を紹介していました。稲垣えみ子さん、大好き!
本、買っちゃたじゃないですか~!
究極のシンプルライフ。理想です。
50歳で会社を退職して、小さい部屋に引越し…持っていた服、食器、日用品を9割以上処分。家電製品も処分、電気代は月に200円未満。そこで得られたことは、自由に生きる身軽で幸せな時間。わかる。
亡くなる3年前から認知症を患ったお母様が、できないことが増えていくことを悲しんでいた。そばで見ている稲垣えみ子さんも辛かった。
アメリカ?の修道院で90歳まで生きていた修道女さん達は、シンプルな生活を続けながら、自分の役割も担いながら、最期まで暮らしていた。脳を解剖すると、認知症の形跡があるのに、日常を遜色なく暮らせた。
日常をシンプルにすると、老いていくことを悲しまずに暮らせるのではないと。そうかもしれないです。
稲垣えみ子さん…家のご飯を、玄米ご飯とみそ汁と漬物にする。これ、幕内秀夫さんと一緒。
シンプルなご飯が、飽きるかと思ったら、五感が研ぎ澄まされたのか、粗食がすごく美味しく感じられると。わかる気がしますが、私は、その域にはまだ到達していません。夫がいるので、常にハレの食事を作り続けていますから。
人付き合いがそんなに得意じゃなかったけれど、家事を外に負担してもらうために、近所の人と仲良くしていくようになった。(これテレビかな?)相手が笑顔になるように接するのが良いと。なんかわかる気がする。
最近、ヒマな私は、老後に向けて、近所と仲良く作戦をしていた。近所のママ友とランチしてみたり…ガーデニング談話をしてみたり…50を過ぎるとそうなるのかな?
ブクログ内を検索したら、稲垣えみ子さんの本、6冊目。本当にファンやん♪でも、買ったのは初めて。
この本の中で紹介されていた…
「家族よ、ボケと闘うな!」
「人生がときめく片づけの魔法」
読みます。たぶん、図書館にリクエストして!
投稿元:
レビューを見る
家事の負担を減らす本は、忙しい毎日を回すことを目的にするものが多いと思うのですが、こちらは老後の生活や、収入減、自然災害などにも対応することを目的として書かれています。
自分の欲望のほうからコントロールしていくという目から鱗の内容。
中で紹介されている樋口恵子さんや、石飛幸三さんの言葉も良かった。
文章は、さすがの稲垣さん!読みやすいし大好きです。
投稿元:
レビューを見る
我が心の師・稲垣えみ子さんの新作。なにおれさんもオススメしてたわ。今までの本と同じ内容の部分もあるけど、こういう生活が災害にも老後にも強いというのは目から鱗。家事というのは自分で自分の世話をするもの。自分が心地よく暮らせるために家事はある。家事をするだけで満足感のある生活を送れる。認知症になったお母さまの話は切なかった。まるで我が母を見るようだ。今、暑さでほんとに料理とは言えないような料理をして食べているけど、これで十分だと思う。おいしいし。仕事をやめて、料理がよりシンプルになった気がする。お弁当作らなくなったのもあるのかな。生ごみを堆肥にするのはうらやましい。私の断捨離もすっかり中断してるけど、再開しなきゃ。
投稿元:
レビューを見る
愕然としている。家事と仕事に追われる日々。だいぶ育児は楽になり自分の時間も少し持てている。そんな時、隣の同僚(68歳男)が読んでいて興味を持ち借りた。最初の数ページで心がざわつく。物欲にまみれた自分と50歳前の稲垣さんがもろ重なる。自分の思っていることがそのまま書いてある。ところがそこから彼女は180°変わり、シンプルな生活を楽しんでいる。5時起床!床に物がない生活!あこがれるけどできた試しがない。なんとなく、一気に読んだらダメだと、1週間かけてゆっくり読んだ。これは、買ってそばに置くべきかも…そしたらまた物が増える(・・;)ダメだ。
とにかく、50歳になった私の心のスミをつついてつつきまくってきた本である。家族がいるので、同じようにできるともしようとも、思わない。でも、物をなくせば家事は楽になるのだという当たり前のことに気づかせてくれた。毎日見て見ぬふりしてきた机の上、リビング、洗面所、和室…片付けよう、捨てよう。物がなくても大丈夫なんだ。
いつやるの?今でしょ!
投稿元:
レビューを見る
家電製品を捨て、服も必要最小限に留め、一汁一菜の食事で日々を過ごす。不便で単調な毎日がとても素晴らしく質素な糧を謳歌する。筆者稲垣えみ子の語りは、私たちに晩年の日常を迎えるヒントを囁く。便利が苦痛になり、豊かさは無関心・放置されてしまうカラクリを見事に描写する彼女の筆致に賛同する。レッツ家事!