紙の本
女らしさ
2024/03/27 00:00
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投稿者:なつみかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2人のテンポの良い雑談を聞いているようで楽しかったです。30代真ん中の自分にとっては、とても刺さる内容でした。選んだ答えが正解になるよう頑張ります。
紙の本
最後は男女関係なく「より自分らしく生きること」に話が行き着くところが秀逸です。
2023/09/08 13:07
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会で活躍する女性お2人の対談形式で、終始著されている1冊です。終始、タイトルの表題をテーマに「女らしさ」について対談しながら、いつのまにか男女の枠を超えていて、最後は男女関係なく「より自分らしく生きようよ」という結論に行き着くところが秀逸で、高尚に思いました。
さらに、当書では中野氏が独自に開発した、「女性の生き方に関連したグラフや表」が、文中のところどころに登場します。これらが実にうまくできていてかつ分かりやすく、中野氏の頭の良さを痛感します。
紙の本
自己啓発本のように思えた
2023/08/10 08:39
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者がテレビに出ていたり紹介されているのをみて読んでみました。女性のいきづらさやその対応や考え方なんかが綴られています。上野千鶴子の本とかとくらべると、社会に訴えるというよりは、個人個人の考え方へのアドバイスとかが中心になっていると感じました。そう意味では、自己啓発本に似ているなと思いました。
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読んでいると、女性として日々感じていた小さなモヤモヤを、『あーなるほど!それが原因なのね!』とはっきり自覚させてくれ腑に落ちるような感覚にさせてくれます。
対談形式で書かれた内容はとても読みやすい。
研究論文をおり混ぜ論理的に解説してくれる中野信子さんと、パワフルに等身大で生きていてグッと刺さる言葉を身近な表現にして話すスーさん。2人とも違った視点を持っているからこそ逆に面白かった。
最終章では、この難が多い社会の中で失敗しても自分らしく逞しく生きていこうと勇気を与えてくれる内容でした。
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スー様名言、納得のピッタリ表現が多発!絶妙でドンピシャな言葉の使い途に感嘆。
例えば、、、あなたのせいじゃない、社会のバグ!!とか選択(決断)→アイロン→正解にしていく。など。クマノミ談義も愉しく、男性の行く末はいかに…
産まなかった、産んでない女性側の心境が良く分かる良書。
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6/2のNHKあさイチのゲストに、ジェーン・スーさんが出ていました。全く存じ上げない方でした。なぜか気になり、本を読んでみたくなりました。
中野信子さんも好きです。何冊か読んでいます。
日本で、女として生きる息苦しさを書いています。
私も、女らしいと思わず育ってきました。でも、女らしさへの憧れはあって、料理と手芸は子どもの時から出来ますし、家庭科的には得意。でも、好きかと言われると…できるの凄いでしょう~のためにやる感じ。
もっともっと頭が良かったり、仕事ができたりしたら、結婚や子育てを選ばなかったのかな…そうでもないか。小さい時から、子どもが好きだったから。犬や猫は、昔から苦手ですが…。
一番共感したところは…P100
■男児は、野球やサッカーなど個人より集団の利益を重んじるゲームに親しんでいる。
→相手に自分を理解させるよりも、互いの利益を減じない方法を採用するのが得意。
■女児は、協調性を重んじる遊び。
→女の異を唱えないことを良しとする風潮は、仲間外れを恐れての抑圧。協調性。爪弾きにされたら、女は生きて行けなった過去があるから。
■「爪弾きにされる恐怖」が性別に関係なく蔓延する今の時代。同調圧力。存在しないはずの唯一の正解がムードで形作られる恐ろしさ。
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ジェーン・スーさんの一番最初の本「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」を読みたかったのですが…
図書館にリクエストすると、在庫ありでしたが、手続きすると、蔵書数11で順位50だったかな。「あさイチ」見てるクエストしてるよね?
著書「戦いの庭 咲く女」の宣伝でゲスト出演だったのですが、検索して最新刊を探すと、この本の方が面白そう…
TUTAYAへ…
結局、この本も「戦いの庭 咲く女」も買いました。
「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」は無かったです。ブックオフに行こうかな。
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ー女の場合、誰かに迷惑を掛けたわけでもないのに、自分らしくあると利己的だと捉えられることがあります。怯みますね。でも、これもプログラムのバグなので、忘れてよいと私は判断しました。固有の問題なのかバグなのかを見極めるのに功を奏したのは、他の女たちと話すことでした。
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お二人とも元々大好きですが、批判とかではなく単純に属性の違いという意味での、体力あり、能力あり、子ども無し、の女性だとより深く心に突き刺さる内容なのかな、と思いました。
とは言え、先の属性ではない自分にももちろん発見や刺激があり面白い内容でした。
色々の深く深く考える人たちのお話しは面白いです。
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・最後のほうにある中野さんの地質年代からみる視点の話が一番面白かった。
・あと学習能力と記憶力はトレードオフ。忘れる能力の方が学習には重要、とか。
・性別からくると思われる生きづらさを感じている人に読んでみてほしい、かな。
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中野さんとスーさんの子どもの頃に抱いていたモヤモヤ、違和感から
時間をかけて見出してきた「女らしさ」という概念への対峙の仕方やこれからへの展望
確実にやってくる変化への期待も興味深く
性差がきっとなくなっていくからこそ
自分の身の振り方やキャリアについても考えさせられた
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中野信子さんの頭が良すぎて少し難解なところもありましたが(笑)、全編通して痛快でした!
思春期〜若手社員時代、比較的女性らしいと思われることの多かった私は女であることを優位に強かに使っていた気でいたけれど、何か違っていたのかもしれない。
何にせよ中野信子さん、ジェーンスーさんのお2人はカッコいい。自分と違う生き方だからこそ憧れる。
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「女らしく」と言われることに抵抗がある女子校出身者のわたし。
やはり「らしさ」とは、社会が与えた役割と権力の差。
さらに最近感じていた、「女同士で悩みを共有する方が難しい」ということについて。
既婚未婚、仕事のあるなし、子の有無、妊活…ライフステージの分かれ道にいると、女だからこそ共感し合えないのだ。
そもそも性別が同じ=生活がほぼ同じ、という時代ではないし、そうなる必要はない。
■引用
・私が女に生まれてよかったなと思えることの筆頭は、皮肉なことに社会からあまり期待されないで生きてこられたことなんです。
・男女問わずみんなに好かれる「いい子」になろうとすると、自己決定権を手放しがちになるんだよ。自分の意思より親や社会の期待を優先して、職場では同僚から嫌われないように、上司の機嫌を損ねないように振る舞う。割を食っても、頑張る。
・女は一枚岩じゃない。でも、それでいい」という認識が広まるのは、多様性のある社会を目指すのに必須。ただし、注意も必要
・性差と言われている「らしさ」の正体は、役割と権力の差が生むものがほとんど。立場が人の発言や行動を作る
・結婚して夫のために生きることも、子どもを産んで子どものために生きることも選べなくて、そんな自分は利己的だと思ってずっと苦しんでいた。そんな自分が生きていていいのかなみたいな自信のなさがあったんですね。でもあれも今思えば、女らしさが解約できなかったからであって、私のせいではなかった。