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五色沼黄緑館藍紫館多重殺人
著者 倉阪鬼一郎
絢爛なトリック! 拡散された伏線! 戦慄の終幕劇!!某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。深い霧と降りしきる雪の...
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人
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五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)
商品説明
絢爛なトリック! 拡散された伏線! 戦慄の終幕劇!!某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催された。が、招待客はわずか4人。奇妙なムードの中、第一の殺人が!! 被害者は「怪物が……」と死の直前に呟く。連鎖し起こる不可能殺人! 衝撃の真相が待つ!!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
目次
- プロローグ 霧の五色沼
- I 雪の館
- II 怪物が笑う夜(第一の殺人)
- III 風変わりな密室(第二の殺人)
- IV 消えた殺人者(第三の殺人)
- V 虚無なる空間(第四の殺人)
- VI 謎解き
- VII さらに謎解き
- VIII 変容、そして爆発
- IX もう一つの謎解き
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紙の本
今年も出ました!著者、渾身のバカミス。みなさまおつかれさまです。
2011/12/25 13:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が一年に一度、必ず刊行するバカミス。
しかもおそらく文庫化はされない。
しかしバカミスといって侮るなかれ。
著者は真剣だ。
馬鹿なことに真面目に取り組んでいる。
ただ、その労力のかけるところを
激しく間違えてはいる。
こんなところに力や神経(しかも大量に!)を注いでも
何にもならない。
何の価値も見出せない。
けれども…
そんなことに一生懸命になるひとがひとりくらい
いてもいいと思うわけで、
わたしは倉阪さんが描くバカミスを楽しみにしている。
今回は、前回の『三崎黒鳥館白鳥館密室殺人』の
記憶が新しかったせいで
壮大なトリックについてはすぐにピンときてしまった。
「少しく」など、非常に頑張っているなぁ(苦しいけれど)、
と妙に感心してしまったり。
でもこのトリックはやはりクラクラする。
読んでいて労力が削がれることはないけれど、
ネタばらしの段階で非常にパワーを持っていかれる。
と、本筋と関係ないことをタラタラと述べているが、
本書に関して言えば、
ストーリーなど大した問題ではない。
いかに著者が「どうでもいいこと」に
とてつもないパワーとエネルギーを降り注いだか、
それだけが問題なのだから。
本当におつかれさまでした。
倉坂さん。
そして読者のみなさんも。
また来年。