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名字の歴史学
著者 奥富 敬之
一族の歴史と想いが込められているはずの「名字」は、古代から階層意識、職制、地名、出自などさまざまな要素を取り込みながら陰に陽に使われ続け、明治維新後に公称が義務化されるに...
名字の歴史学
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名字の歴史学 (講談社学術文庫)
商品説明
一族の歴史と想いが込められているはずの「名字」は、古代から階層意識、職制、地名、出自などさまざまな要素を取り込みながら陰に陽に使われ続け、明治維新後に公称が義務化されるに至ったものである。氏姓制度、臣籍降下、律令制、源平合戦、惣領と庶子、幼名、通字、偏諱――名字の成立過程と変遷を通して日本の歴史を通観し、現代に続く起源を探ってゆく。
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紙の本
名字の歴史を通して、日本の歴史を再認識できる一冊です!
2020/03/06 09:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、名字の成立過程とその変遷を通して日本の歴史を見ていこうという画期的な一冊です。同書によれば、名字は階層や職制、出自などの様々な要素を表すために天皇から与えられたものであったと述べられています。それが、明治維新後には公称が義務化されて現在に至っているということです。このように、私たちすべてがもっている名字は実は複雑な過程を経てきたことがわかります。この名字にまつわる氏姓制度、臣籍降下、律令制、源平合戦、惣領と庶子、幼名、通字、偏諱などを一つひとつひも解きながら、分かり易くその歴史を解説してくれるのが同書です。ぜひ、私たちに身近な名字をより深く知ることで、私たちの住む日本という国の歴史を再認識されては如何でしょうか。
紙の本
庶民は別に喜んで苗字をつけたわけじゃなかったんだ
2023/06/01 16:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「今より平民の苗字、差し許すこと」という明治3年の太政官布告によって平民は喜んで苗字をつけたと私は思っていたのだが、当初は長年の習慣から抜け出せず、ほとんど進捗しなかったようだ、「差し許さ」れたもので義務ではなかったから