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心の科学史 西洋心理学の背景と実験心理学の誕生
著者 高橋澪子
近代心理学の起源は、1879年ヴィルヘルム・ヴントによる心理学実験室開設の時点とされる。それは「心を対象とする科学」の宣言であった。その後19世紀末から20世紀を通して、...
心の科学史 西洋心理学の背景と実験心理学の誕生
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心の科学史 西洋心理学の背景と実験心理学の誕生 (講談社学術文庫)
商品説明
近代心理学の起源は、1879年ヴィルヘルム・ヴントによる心理学実験室開設の時点とされる。それは「心を対象とする科学」の宣言であった。その後19世紀末から20世紀を通して、心理学はその方法論や認識論に関するさまざまな「革命」を生み出しながら領域を拡大していく。19世紀後半の「始まり」を用意した思想的背景は何だったのか。また古代以来の西洋哲学史のなかで「心の問題」はどのように扱われてきたのか。
目次
- 序 文
- 序 説──近代心理学史概観
- 【第I部】 前近代ヨーロッパにおけるプシュケー論とプネウマ論の変遷
- 【第II部】 一九世紀ドイツの科学思想とヴント心理学の論理
- 補 説──残された問題
- 註
- あとがき──レクイエム
- 引用文献
- 解 説 渡辺恒夫
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紙の本
心を対象とした科学の歴史とその方法論・認識論の変遷を分かり易く解説した書です!
2020/03/20 13:31
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、心を対象とした科学の歴史とその方法論及び認識論の変遷を分かり易く解説した一冊です。私たち人間は、古代から「心」というものについて考え、その方法においては様々な発見や変遷が見られました。では、その心の科学はどのように発展してきたのでしょうか。同書では、古代ギリシャのプシュケー・プネウマ論から、中世の霊魂論、さらにデカルトの物心二元論、そして現代におけるヴント心理学実験室の開設及び近代心理学の誕生を促した哲学的背景などを詳細に見ていきます。内容構成も、「序 説 近代心理学概観」、「第1章 ヨーロッパ心理学の起源」、「第2章プシュケーとプネウマ」、「第3章 実験心理学の成立」、「第4章 民族心理学の行方」、「補論――残された問題」と読み易くなっています。