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相楽総三とその同志
著者 長谷川伸
作家・長谷川伸は幕末の「赤報隊」隊長・相良総三の軌跡を追い、草莽の志士たちの生死をたどることで「歴史」というものの姿をあらわしました。明治維新について記された書物はあまた...
相楽総三とその同志
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相楽総三とその同志 (講談社学術文庫)
商品説明
作家・長谷川伸は幕末の「赤報隊」隊長・相良総三の軌跡を追い、草莽の志士たちの生死をたどることで「歴史」というものの姿をあらわしました。明治維新について記された書物はあまたありますが、その叙述の志の高さにおいて本書をこえるものはまずないでしょう。軽薄で声高な「改革史観」がはびこりつつある昨今、「偽官軍」の悲劇をあますところなく描いた本書がふたたび多くの読者に迎えられることを切望します。(講談社学術文庫)
目次
- 自 序
- 木村亀太郎泣血記
- 江戸の薩摩屋敷
- 栃木宿の戦闘
- 出流岩船の戦い
- 八王子・相州荻野山中の変
- 薩邸焼討の朝
- 江戸湾の海戦
- 上陸組の生死
- 赤報隊の進軍
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紙の本
江戸末期から明治新政府において、強い志をもった相楽総三とその同士たちを中心に描いた歴史書です!
2020/03/22 12:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、江戸時代の末期において、尊王攘夷の強い志をもって倒幕運動に従事した相楽総三とその同士たちの軌跡をたどり、歴史というものを改めて見直した画期的な一冊です。実は、討幕と明治維新についての事実が書かれた歴史書というのは、たくさん見られますが、その間に関係した人々の志や心情について詳細に描いた書というのはあまり見ることがありません。その意味では、同書は、非常に貴重な一冊と言えます。相楽総三は、残念ながらあまり知られていませんが、戊辰戦争の際には「赤報隊」を結成したり、「年貢半減」を掲げて東山道を進軍したり、また薩摩の西郷隆盛らと往来したりした新しい政治への強い志をもった人物でもありました。こうした人物に焦点を当てることで、当時の状況が読者に非常によく伝わってきます。ぜひ、お読みいただきたい貴重な一冊です!
紙の本
革命の闇
2018/08/06 06:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代の変革には良いことばかりでなく悲劇も生み出す。誰かがきちんと旺盛に残さなければ教訓にならない。この本は出来るだけ真実を極めようとする努力と情熱が伝ってくる。子孫の雪冤、慶応3年からの時々刻々。幕末混迷期の必読書。