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商品説明
美貌の青年藩主・重興が、突然隠居を強いられるという変事のあった北見藩。重興の押し込められた座敷牢からは、夜な夜な奇怪な声が。亡者たちの叫びか、それとも…。サイコ&ミステリー長編。『週刊新潮』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
小説史に類を見ない、息を呑む大仕掛け。そこまでやるか、ミヤベ魔術! それは亡者たちの声? それとも心の扉が軋む音? 正体不明の悪意が怪しい囁きと化して、かけがえのない人々を蝕み始めていた。目鼻を持たぬ仮面に怯え続ける青年は、恐怖の果てにひとりの少年をつくった。悪が幾重にも憑依した一族の救世主に、この少年はなりうるのか――。21世紀最強のサイコ&ミステリー、ここに降臨!【商品解説】
著者紹介
宮部みゆき
- 略歴
- 〈宮部みゆき〉1960年東京生まれ。「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、「理由」で直木賞、「名もなき毒」で吉川英治文学賞を受賞。
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紙の本
宮部みゆきファンにはたまらない
2018/05/07 17:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
家臣による主君の強制隠居。重興は、名君である父が他界してまもなく、北見藩主の座についたが、わずか5年でこの主君押込という、お家安泰のための最終仕儀に遭ってしまう。理由は、重興の乱心。北見藩元江戸家老である石野織部は、重興の藩主就任と共に隠居したが、筆頭家老の脇坂勝隆の強い要請で、重興が幽閉された五香苑の館守として、再び重興に仕えることになった。織部は、本作のキーパーソンであり、屋台骨でもある。
紙の本
びっくりするくらいおもしろい!
2018/12/29 03:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本読み金魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもいつも思うのだけれど、時代小説の背景となる世界のこもごもをこの人はまるで住んででもいるように感じさせる文章で実感させてくれる。
面倒な御武家の家の背景や耳慣れない道具も、精緻な知識と巧みな筆力でぐいぐい読み進ませてしまう。
ひさしぶりに長編小説を読んだのに、吸い込むようなスピードで読まされてしまった。
特に謎に引き込まれるこの前巻は目が離せない。
すでに下巻も読み終えているけれど、どちらが好きかと聞かれればこちらの方が好きだ。
幾重もの推理がひっくり返されるなか、何度も何度もこころの強さについて考えさせられる部分がある。
宮部さんの本にはいろんなものが詰まっている。
紙の本
重い重い物語を丁寧に描く
2017/11/28 09:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもの宮部さんらしい、微にわたる丁寧な人物描写。今回の物語、明るく軽妙なものとは真逆の、重苦しい冒頭に戸惑いつつ、物語を紐解くべく私も丁寧に読み進めました。予想以上に重い内容でなかなか読み進められなかったのですが、上巻の最後ら辺くらいから一気に物語が動き、没頭して読みふけってしまった。早く物語の決着を読んでスッキリしたいです!苦しい思いをした人たちがどうか幸せになってくれますように…
紙の本
掴みは上々
2017/11/11 17:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある小さな藩で起こった藩主の押し込め事件。父を亡くした出戻りの多記、彼女と奇妙な縁で繋がる元用人頭、見事な馬と女馬喰、大きな謎…魅力的な要素が詰め込まれた上巻を読んで 下巻への期待は増すばかり。楽しみ。
紙の本
どんな過去が!?
2017/10/27 14:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
お館様は、多重人格者ということなのね。。
人間の体というのは不思議なもので、
先日読み終わった 鹿の王といい、医学的な話が偶然にも続いたね。
多重人格といえば、アルジャーノンに花束をを思い出す。
そしてアルジャーノンといえば先日発見されたダウン症の
治療薬になりうる化合物に名付けられた。
なんだか、偶然がいっぱい重なってとってもタイムリーな テーマの本を
今読めることってすごいなぁ・・
・・にしても、宮部さんの時代小説はやっぱりおもしろい。
さてさて、どんな過去がつまびらかにされるのか。。。 下巻に続きます。