紙の本
夢見る事業計画策定を目指せ!
2018/10/30 21:14
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投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.ブルー・オーシャン・シフト
既存市場での競争あるいはレッドオーシャン戦略成功の為には、価値とコストの二者択一が不可欠。
新たな価値コスト・フロンティアの開拓、ひいては利益ある成長を可能にする「創造的な戦略」をもっと考案しなくてはならない。
2.市場創造戦略の基本
〇撹乱的創造
業界の長年の懸案を打開する解決策を示す。
〇非撹乱的創造
真新しい問題を見つけて解決するか、真新しい事業機会をつかみ取る。
〇撹乱的・非撹乱的創造の両方
業界の重視する問題を再定義して解決する。
・技術イノベーションではなく、バリューイノベーションに焦点を当てる。
→技術の卵を産み落とすことよりも、それを孵化させ商業的な成功に重点を置く。
・人間らしさに根差した伝授可能で体系的なプロセスがあると、市場創造は誰にとっても身近なものになる。
3.ブルーオーシャン戦略家の発想
競争優位の構築ではなく、競争を無意味にすることに邁進する。
買い手にとっての価値を飛躍的に高め、価値とコストのトレードオフを打ち破る。
4.人間らしさ、自信、創造性
人間らしさは行動への自信につながり、市場創造のツールやその明快な活用指針は創造性を高めてくれる。
5.出発地点を決める
PMSマップ・・将来を展望するために現状を分析する。
Pionner ・・パイオニア
新たな価値コスト・フロンティアを開拓するPP刷新のカギ
Migrator・・移行者
競合他社よりも優れた価値を提供しているが「革新的」までではない。
Settler ・・安住者
顧客にもたらす価値は二番煎じであり、大きな成長は見込めない。
事業・商品・サービスは、買い手の視点から評価する。
6.望ましいブルーオーシャンチームの構築
7.現状を明確にする。
戦略キャンパス
〇横軸「主な競争要因」
買い手にとっての価値ではない。
〇縦軸「競争要因の提供度」
買い手が享受・経験する度合い。
何を顧客に提供しているかを本質的に理解する。
8.業界の規模拡大を妨げる苦痛を探り当てる
買い手の効用マップ
〇横軸「顧客経験の6つのステージ」
購入→納品→使用→併用→保守管理→廃棄
〇縦軸「紅葉を生み出す6つのテコ」
顧客の生産性・シンプルさ・利便性・リスク低減・楽しさや好ましいイメージ・環境への優しさ
買い手の効用を失い、業界の魅力を小さくしている業界慣習はどのようなものがあるか?
9.非顧客層の海を見つけ出す
ブルーオーシャンシフトの狙いは、既存顧客の奪い合いではなく、新たな重要の掘り起こしによる業界の成長。
第一G「潜在的な」非顧客層 市場の縁にいて、すぐに離反する。
第二G「断固たる」非顧客層 この業界・サービスを検討した結果、意識的な購入の見送り。
第三G「未開拓の」非顧客層 現状では無関係な市場に存在する。
10.市場の境界を体系的に引き直す。
新たな価値コスト・フロンティアを開拓する6つのパス
パス1 代替業界から学ぶ
パス2 業界内の他の戦略グループから学ぶ
パス3 別の買い手グループに目を向ける
パス4 補完財や補完サービスを見渡す
パス5 機能志向と感性志向を切り替える
パス6 外部トレンドの形成に加わる
11.代替となるブルーオーシャン戦略の立案
4つのアクション
・製品・サービスの要素のうち、取り除くべきものは何か。
・大胆に減らすべき要素は何か。
・大胆に増やすべき要素は何か。
・これまで提供されていない、今後創造すべき要素は何か。
既存の要素を取り除き、新しい要素を創造する。
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事業改革にはブルーオーシャン戦略が必要!
2018/06/11 08:06
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、事業経営をよりよくするために書かれた書です。特に、本書ではブルー・オーシャン戦略をとることが強調されていますが、過去に様々な企業がこのような事業改革を進めてきたにも関わらず、残念ながらレッド・オーシャンに陥ってしまっていました。では、どうすればブルー・オーシャン戦略を実践できるのでしょうか。本書は、事業改革のの根本であるブルー・オーシャン戦略から始まり、それをよりよく採用する方法について丁寧に解説してくれます。
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「ブルーオーシャン」とみんな言うが、どれだけの人がその本を読んでいるのだろう?本書は、その『ブルーオーシャン
戦略』の著者が、どのようにブルーオシャンを進めていくのかについて、実践的に指導。元々の『ブルーオーシャン戦略』を読んでから本書を読むのがオススメ。
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レッドオーシャンと思われる市場を、どうやってブルーオーシャンへの"シフト"させるか。ゼロから考えるのではなく、現状分析をベースにシフトしていくか。
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「ブルーオーシャン」の著者が書かれた、その理論を実現するための行動に関する指南書です。どうすれば赤い海から青い海に移れるのか。そのための具体的な方法が細かく書かれています。この理論が有名になり、あらゆる場所で試行錯誤していくことに、著者が一緒になって取り組んで行かれた努力が生み出した内容になっていると思います。イノベーションを起こすために必要なことは何か。それに伴う最大の障害は何か。それに対するためになにをしなければならないか。
読者が実践できる具体的な内容が書かれていますので、読んですぐ活用できるものになっています。
色々なビジネス上のフレームワークに関して、今ままで流行になり、それに伴ってベストセラーになった著書をいくつか読ませていただいてきました。多くは、ビジネス上の世界のあり方について述べることで、それを知った人間に「知見を得た」という満足を与えるというものだという風に捉えていました。この「ブルーオーシャン」についても同様に感じていました。それを知ったところで使うことができないと。理論ではなく、できるだけ多くの実例を体感することで、総合として独自の理論を作ることからしか生き残ることができないと、半ば悲観的に考えていました。机上の空論に嫌気がさしていた。本書はそこから抜け出すための、机上の有意義な議論を行うための方法が書かれていると感じました。
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内容自体は面白い。理想を定めるプロセスは参考になる。
ただ、やはりこの手のものは具体例が多めでちょっと長い。
あとで書評かく。
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【生きる領域】
ブルーオーシャンに出し続けることはむずかしいと思います。1個や2個は出すことができると思いますが、出し続けることは困難です。しかし、ブルーオーシャンの発想は重要ですし、そういう考え方をすると楽しいです。
だれもいない海へ漕ぎ出す、こんなワクワクすることはありません。
まだだれも踏み入れていない未開の地、いいですね。
ただ現在では全く未知の世界はほとんどなく、少し見方を変えた未開の地はたくさんあるように思います。あるものに極端に特化したものなどはある意味ブルーオーシャンです。
スマートフォンなどは新しい市場を切り開くほどのインパクトがありましたが、そこまでのインパクトは必要ありません。
既存を少しひねったぐらいのもので十分です。今までにないものであればOKだと思います。ただ、「使いやすさ」この点は重要です。どんなにコンセプトがいいものでも快適に使用できないものは広がりません。
考え出したものがヒットするかしないかは正直やってみないとわかりません。
10回出して1回ヒットするかしないかというレベルですから、ほとんど失敗します。成功率を高める方法もありません。つまりヒット数を増やすには数を打つしかありません。ヒットの率は変わりません。
【常に少数派】を自負するわたしとしてブルーオーシャンは魅力的な世界です。
本の内容とは全く関係ありませんが、海外の著者は冗長過ぎます。ある程度の厚みがないと海外では本として成り立たないのかもしれませんが、例えを多数入れるので主語と述語が遠く離れてしまいます。
言葉としての成り立ちは日本語より簡潔、明瞭だと思うのですが、簡潔にまとめられた文章は安っぽく見えるのかやたらと文章が長いです。。。
その点、日本の著者の方が簡潔にまとめられていてすばらしいです。
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死屍累々のレッドオーシャンでもがくのではなく、ブルーオーシャンへと漕ぎ出すにはー。
いまや当たり前に使われる「レッドオーシャン」「ブルーオーシャン」という用語が普及するきっかけになった書籍の続編である本書は、組織においてどうブルーオーシャンへとシフトしていくかのエッセンスが詰まっている。
一言でいってしまうと「いかにまわりを巻き込めるか」に尽きる、という結論。
結局は実際に動く一人一人に腹落ちさせなければというのは実感としてもしっくりくる。
巻末の、日本国内事例も秀逸。知られている会社ばかりなので本文中の事例より感覚を掴みやすいのでは。
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・ 仮にコミックリリーフが差別化か低コスト、どちらかの戦略を追求していたなら、戦略はどのようになっていただろう。差別化戦略を選んでいたら、業界の既存手法に何か足すだけで、コストを下げる為に何かを取り除くか減らす可能性に突いてはほとんど注意を払わなかっただろうか。差別化戦略ではなく、低コスト戦略を選んだなら、従来の競争要因の一部を取り除く一方、何かを創造して差別化につなげる努力はしなかっただろうか
・ 生活を支える身の回りのものやサービスは皆、取り立てて賢いわけではない、自分たちと同じような人々によってつくられた
・ ブルーオーシャン戦略家は差別化と低コストを同時に追求する。価値とコストのどちらかを選ぶのではなく、二兎を追うのである。
・ 最大の知見をもたらすのは顧客層ではなく、非顧客層
・ 事業のマネジャーたちは、製品がなぜ技術て確信の成果であるかは説明できるが、それがどのようにしてなぜ買い手に飛躍的に大きな価値をもたらすのかを、簡潔な言葉で明快にかたることはできない
・ ブルーオーシャンチームが重視した点は、マーケティングチームが信じる常識に反していた、ブルーオーシャンシフトの取り組みに参画して、新しい価値コストフロンティアの扉を開くアイデアのすばらしさを目の当たりにしない限り、人々はそのアイデアをいとも簡単に的外れだと無視し、有効性を否定する。そして、業界のいわゆるベストプラクティスに反するとして拒否してしまう
・ 企業が競い合って提供するものは、得てして買い手の視点からは無価値であるばかりか、むしろ製品やサービスの価値を損なっている。テレビのリモコンにはたいてい多数のボタンがついていて、役に立つというよりむしろいらだちと混乱の種になっている
・ 戦略プロフィールのメリハリ。他社と同じ土俵でもっぱら量だけを競うのは望ましくない。むしろ、買い手への提供価値を飛躍的に高めることのできる、切り札となる要因を重視して、他の要因は取り除くか減らすべきである。これにより提供価値の増大と同時にコスト低減が可能になる
・ 買い手の効用を逓減させてきた、覆すべき前提を見つける
・ 効用を妨げている要因は、非顧客層がこの業界の顧客になろうとする意欲をくじいたり、怖じ気づかせたりしているだろうか
・ ①業界の縁にいて、仕方なく製品を使っているか、使用を最小限にとどめているのは、どのような人々だろう
・ ②この業界の製品やサービスを検討した結果、あえて背を向け、別の業界の製品やサービスによってニーズを満たすか、完全にあきらめてしまったのはどのような人々だろう
・ ③この業界が提供する効用から大きな恩恵を受けるが、現状の提供形態がふさわしくない、あるいはかかくがたかすぎるといった理由により、購入を考えたことすらないのはどんな人だろう
・ 利用者を訪問する際に重要なのは、製品やサービスを実際に使う様子を観察して、どういった手順を踏むか、口には出さないが当然視する前提は何かをあぶり出すのが重要なのである、顧客はどのような経緯や状況で製品やサービスを必要とするのか、あるいは利用したいと思うのかを注視するとよい
・ 業界を「機能志向」か「感性志向」かに分類し、切り替えたらどうなるかを探る
・ このトレンドがこのまま続いた場合、既存製品の特性のうち、意味をなさなくなるもの、あるいは買い手にとっての価値を損なうため、取り除いたり、減らしたりするものはどれか
・ 業界でこれまで提供されていない、今後創造すべき要素はなにか
・ シチズンMのチームは、旅慣れた人々が五つ星ホテルを選ぶ際の決定打が、立地の良さと贅沢な睡眠環境である状況を踏まえて、この二つの要素を人々の予想を超える水準まで増やすことが不可欠だと考えた。同時に三ツ星ホテルが選ばれるのは五つ星より安いからである為、高級ホテルよりも著しく低い水準まで宿泊料を減らす必要を感じた
・ この業界の慣行で最もばからしいものは何だろう
・ 理想の戦略キャンバスに関しては変更を認めてはならない。戦略キャンバスの中身を実現する為のビジネスモデルについては、変更の余地があっても構わない
・ 低コストを実現する為に掘り下げるべき問い「提携先の候補はどこか」「業務運営の合理化と確信はどうすればできるか」「人材の前向きな熱意と貢献をさらに引き出す方法は何か」
・ ビジネスモデルの仕上げに際して、人間中心の手法を活用する・尊厳を重んじる肩書きを用いている(アンバサダー、アソシエイト)
・ メガネはどういう目的でかけるのかを改めて考えることで、jinsの新たなメガネのラインナップが生まれた・「視力補正」「よりよく見せる=ファッション」「目を守る=機能性メガネ」→これまでメガネをかけなかった非顧客層の獲得
・ ソラコム:simカードを1枚からウェブで購入できるようにした。また管理画面(開発者向けサービス)を提供した。法人営業が取り込まなかった非顧客層を獲得した。開発者のトレーニングを提供したり、ユーザ同士がコミュニケーションをとれるようにすることで知識の交流を促している
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レッド・オーシャンは大多数の企業が競争する業界、ブルー・オーシャンは新たに創造された業界。技術イノベーションではなくバリュー・イノベーション(appleとか)
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「ブルーオーシャン戦略」の実行法をまとめたもの。
・ブルー・オーシャン・シフト実行の三つのき基本手法
・業界の長年の懸案を打開する解決策を示す
・業界の長年の懸案を再定義したうえで解決する
・真新しい問題を見つけて解決するか、真新しい事業機会を掴み取る
・市場創造を成功させるために重視すべきは、技術イノベーションそれ自体ではなく、買い手にとっての価値を飛躍的に増大させることなのだ。
・実のところ、優れた市場創造戦略は往々にして、技術的イノベーションには全く頼らない。
・ブルー・オーシャン戦略家は、買い手にとっての価値を飛躍的に高め、価値とコストのトレードオフを打ち破るために、何を増やしたり創造したりするかだけでなく、何を減らしたり取り除いたりするかも同様に重視する。
・ブルー・オーシャンの創造に乗り出すに当たっては、必ず「何から始めるか」が問題になる。「まずは対象を絞りこむことから」が答えである。つまり、どの事業または製品・サービスに挑むかを見極めるのだ。
・結局のところ、業界とは創り出すものである。心躍る何かやイノベーションを実践すれば、業界に活気が溢れる。
・PMSマップの三つのセグメント
・パイオニア(pioneer):バリュー・イノベーションを体現する事業や製品・サービスを指し、その購入者や利用者は顧客ではなく愛好者と呼ぶにふさわしい。かつてない素晴らしい価値を提供し、新たな価値コスト・フロンティアを開拓する、ポートフォリオ刷新のカギを握る存在である。戦略は競合他社と一線を画し、利益を伴う力強い成長が見込まれる。
・安住者(settler):パイオニアの対極をなし、顧客にもたらす価値は二番煎じによるものである。製品や価格を少しずつ変える競争手法を取り、戦略は同業他社と横並びである。業界自体が成長し利益を上げていない限り、大きな成長は見込めない。
・移行者(migrator):パイオニアと安住者の間に位置する。競合他社よりも優れた価値を提供し、業界内で最高水準かもしれないが、「革新的」と呼べるほどではない。
・ブルー・オーシャン・シフトの取り組みに参画して、新しい価値コスト・フロンティアの扉を開くアイデアの素晴らしさを目の当たりにしない限り、人々はそのアイデアをいとも簡単に的外れだと無視し、有効性を否定する。そして、業界のいわゆる「最良の慣行」に反するとして拒否してしまう。たとえ、そのベストプラクティスが時代遅れか、まったくとんでもないものであったとしてもである。
・競争要因としてのブランド
しかし、ほとんどの場合、ブランドは戦略プロフィール―つまり購入者や利用者に何をもたらすか―によって左右される。…要するにブランドとは、事業活動の結果であり、独立要因ではない。
ブランドを手がかりに競争要因を掘り下げるなら、ブランドが顧客にもたらす魅力的な要素は何かを探るとよい。…チームが「ブランドのもたらす価値」と見なすものの根源を探り当てるには、自社の製品やサービスを顧客が購入する理由の上位三つを、メンバーに考えてもらうとよい。
・顧客経験の六つのステージ
購入、納品、仕様、併用(製品を使う際に必要となる他の製品やサービスとの併用)、保守管理、廃棄
・効用を生み出す六つのテコ
顧客の生産性、シンプルさ、利便性、リスク低減、楽しさや好ましいイメージ、環境への優し
・現場調査のルール:購入者と同じ経験をする
現場に赴く際には可能な限り、みずから顧客の立場になるか、既存顧客の家庭や職場での様子を観察するかして、顧客経験のサイクル全体を通してどのような苦痛や困難が生じるかを注意深く記録するよう、強く勧める。
・もし、ブルー・オーシャン・チームが引き出した知見を幹部層が軽視しているようなら、一般の顧客が経験している苦痛を懐疑派にその目で見てもらう機会を、忘れずに設けよう。
・非顧客層の3つのグループ
潜在的な需要全体≠関数(業界の既存顧客)であり、むしろ
潜在的な需要全体=関数(業界の既存顧客+非顧客層の第一グループ+同第二グループ+同第三グループ)
第一グループ:潜在的な非顧客層
第二グループ:断固たる非顧客層
第三グループ:未開拓の非顧客層
・業界の非顧客層
①業界の縁にいて、仕方なく製品を使っているか、使用を最小限にとどめているのは、どのような人々だろう。
②この業界の製品やサービスを検討した結果、あえて背を向け、別の業界の製品やサービスによってニーズを満たすか、完全に諦めてしまったのは、どのような人々だろう。
③この業界が提供する効用から大きな恩恵を受けるが、現状の提供形態がふさわしくない、あるいは価格が高すぎるといった理由により、購入を考えたことすらないのは、どのような人々だろう。
・新たな価値コスト・フロンティアを開拓するための6つのパス
パス1:代替業界に学ぶ
同業他社に着目する→代替業界に学ぶ
パス2:業界内のほかの戦略グループから学ぶ
戦略グループ内における競争上のポジションに焦点を当てる→自分達の業界ないしターゲットとする業界の戦略グループを見渡す
パス3:別の買い手グループに目を向ける
業界の既存の買い手グループに焦点を当てる→複数の買い手グループを見渡して、業界の買い手グループを再定義する。
パス4:補完財や補完サービスを見渡す
業界が定義する製品やサービスの価値をもとに、その最大化に焦点を当てる→顧客が求めるトータル・ソリューションを見渡して、製品やサービスの価値を増減させる補完財や補完サービスについて理解する
パス5:機能志向と感性志向を切り替える
業界の機能志向ないし感性志向の枠内で費用対効果を高めることに焦点を当てる→自業界ないしターゲット業界の機能志向/感性志向を問い直す
パス6:外部トレンドの形成に加わる
外部トレンドへの適応に焦点を当てる→自業界やターゲット業界に間違いなく影響を及ぼす外部トレンドの形成に加わる
・ブルー・オーシャンの開拓機会 4つのアクション
業界常識として製品やサービスに備わっている要素のうち、取り除くべきものは何か
業界標準と比べて大胆に減らすべき要素は何か
業界標準と比べて大胆に増やすべき要素は何か
業界でこれまで提供されていない、今後創造すべき要素は何か
・ブルー・オーシャン戦略案のプレゼンテーション
時間制限は5分
・製品を説明する
・理想の戦略キャンバスを紹介する
・ERRCグリッドを説明する
・顧客にとっての効用を簡潔に紹介する
・自社にとっての経済的便益をおおまかに説明する
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いつも思うが、この手順で事業を見直さないといけない。
実践に移してなんぼなので今回は必ず取り組みたい。
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以前読んだ「ブルー・オーシャン戦略」から大いに気付きを得たので、さらに学びたいと思い読んでみました。新しいケース・スタディというよりは、レッド・オーシャンでもがいている組織にブルー・オーシャン戦略をどう落とし込んでいくかがまとめられている本。組織の戦略を変えようとする時は反発や不安が生じるのは当然で、その中でどのようなステップを踏んで行けば良いのかを具体的に学ぶことができたのが良かったです。
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ブルーオーシャンへの移行方法を詳細に記載された本。例えは分かりやすかったが、全体的には抽象的だった。前作の『ブルーオーシャン戦略』を読んでいなくても理解はできる。
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20200314
『ブルーオーシャン戦略』から10年後に上掲された本作は、ケーススタディの更なる追加と、それに伴う戦略メソッドの確立、および、人間的なプロセスが重要であると説いている。
自身の立ち位置を見極め、顧客目線や代替策からブルーオーシャンへ向かう思考を持つことが大事である。さらに本書の特徴であるチーム=人選の見極めと、人のモチベーションを高める視点がプロジェクトを推進させるキーとなる。
//MEMO//
前著『ブルーオーシャン戦略』の続編。
新しい論点が追加されたわけではなさそうなので、最新のケース研究を追加して論拠を強めたといったところか。
競争せずとも、差別化とバリュー創出を生み出すという戦略策定の上の次元の話であり、戦略を練る自分にとって参考にしたい議論である。
シフトへの3つのキー
①ブルーオーシャンへの視点
②実践的ツールと行動指針
・準備に取り掛かる
→PMSマップ(Pioneer Migrater Settler)
・現状を知る
→戦略キャンバス、メリハリ、高い独自性、訴求力のあるキャッチフレーズ
・目的地を思い描く
→買い手の効用マップ
→3つの非顧客層をイメージ
・目的地への道筋を見つける
→6つのパス
①代替業界に学ぶ
②業界内の他の戦略グループから学ぶ
③別の買い手グループに目を付ける
④補完材や補完サービスを見渡す
⑤機能志向と感性志向を使い分ける
⑥外部トレンドの形成に加わる
→4つのアクション=ERRC(取り除く、減らす、増やす、創造する)
・戦略を絞り込み、実行に移す
③人間的なプロセス
・細分化
・実体験に基づく発見
・公正なプロセス
破壊的創造+非破壊的創造
≠技術的創造
=バリューチェーン創造