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レビューアーランキング
先月(2017年6月)

kazuさんのレビュー一覧

投稿者:kazu

15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本幸せなひとりぼっち

2016/11/16 11:09

2016.12 クリスマスロードショーされるらしい

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

妻に先立たれた初老の男(オーヴェ)のの話。オーヴェを中心に15ページ前後でエピソードが語られるのので、区切りよく読みやすかったです。
 自分と違い明るくて前向きな妻に先立たれ、そのあとを追ってただただ自殺したいだけなのに…。物おじしないイラン人女性が近所に引っ越ししてからというものの小さな出来事に巻き込まれ、なんだかんだ律儀な性格からか困った人を助けてしまい本来の目的(自殺)からはだんだん遠ざかっていく。 子供にも権力者にも媚びず、誰に対してもぶれない態度…でも、なんでか幼児に好かれて相手をしたり大嫌いな猫でさえ世話をする中でオーヴェ自身の孤独なココロが変化。
 iPad一つ買うことにすごーく時間がかかる(←iPadを理解するのにも)のに、旧式の物々は手際よく直してしまう…、現代のIT生活に慣れ自分でいろいろできない人々を嘆き、文面通り行動する役所の人に辛辣な態度…結構、やりたい放題に見えてとても愛のあるオーヴェ。 ちょっと映画が楽しみです。

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本を楽しく読むための指南本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

それぞれの作家のバックグラウンドやインタビューで語った情報を交え、それぞれの小説の読み方というか、読むのに興味を与えてくれる本です。一人の作家に対してだいだい4~5ページでまとめられています。いろいろありすぎる海外小説を読もうと迷っているときに、この情報がとても役に立つと思います。 私は、この本の中にある小説をもう一度読み直してみて、いろいろ見えてくるものがありました。

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紙の本ハイド

2017/06/13 09:13

スティーヴンソンのジキル氏とハイド氏合わせて読むとさらにいい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

スティーヴンソンのほうは、ジキル氏の視点で話が進むが、こちらの本はハイド氏の視点。
ハイド氏の視覚・嗅覚が感じられて、おどろおどろした感じが伝わりました。
スティーヴンソンのジキル氏とハイド氏と話の流れは同じだけど、視点が変わるだけでこんなに面白いとは。。。スティーヴンソンの方を再読しました。

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紙の本イーヴリン・ウォー傑作短篇集

2016/09/01 10:17

イーヴリン・ウォー没後50年記念出版

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

短篇集なので一話10ページ~20ページ前後で、夜寝る前に一話ずつ読んで読破しました。オックスフォード大学中退、自殺未遂経験もあるウォーらしい悲観的でブラックなストーリー。ところどころに彼の挫折と期待はずれが感じられ、ハッピーエンドでは終わらない。
 訳者あとがきがよくて、『ディケンズ好きの男』については、モデルはウォーの父で毎晩のディケンズの小説を読み聞かされて、ウォーがディケンズ嫌いになったなど数行の解説があり、それもこの本を楽しめた理由の一つとなりました。

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紙の本定職をもたない息子への手紙

2015/05/01 12:27

自虐的な英国人がブラックでおもしろい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

過去に「ビジネスマンから息子/娘への・・・」というちょっと教養的な本が出版されていましたが、この本に関しては、そのまんま「定職を持たない息子への」うらみつらみの手紙です。(後半はお父さんも年齢を重ねて受容というか、あきらめムード・・・。)
 安易な職業ばかりに転々と職を変える息子にあきれながらも、父親としての意見をきっちり書き込むのだけどふと、「今、お前は何をして働いているのだろう?」と締めくくる。
 息子がお金に困っているときけば小切手を送ってやるなど過保護すぎる行いもたびたびだが、息子が実家に帰ってきたときに尋常じゃないくらい跳ね上がる電話代については後々、ねちねちと手紙を書き送る。
 ドラック漬けになりリハビリ施設に入院する息子を見舞う際に、「どうしたら母さんも(かなりのアルコール中毒)もここにいれてもらえるかな?」なんて冗談とも本気ともいえないようなことをいう・・・とにかく邦訳がいいのかところどころ笑えます!

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驚天動地のクラシック

2015/04/10 10:34

音楽も聞けるQRコードつき

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最近少しクラシック音楽を聞き始めたのはいいのですが、
すごく多いしよくわからないカテゴリーもあり・・・。
 ということで、西洋音楽史から穴ほじって聞いてみようとしたところ
この本に出会いました。
 QRコード読みとりで簡単に音源を聞きながらの解説、
各音楽家のメジャー曲とそれ以外の三枝さんのオススメも記載されていて
iTunesできいてみてさらに納得。
 楽しく活用できる本です。

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紙の本ザ・サークル

2015/04/07 18:11

ミイラ取りがミイラに・・・みたいな感じ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

世の中どんどん便利になって、情報なんて秒単位で取得できるけど・・・
 この本の主人公は、他の人をフォロアーすること等デジタルな世界での活躍で自身の会社での評価も上がっていくのだけれど、途中から読むのもつらくなってしまった。
 それも職業っていえば職業だけど、う~ん、実体の人より仮想の人との付き合いの時間が長いってのは楽なんだろうけど、得るものがあるのかな~。
 いろいろ考えさせられながら、分厚い本を読破しました。結論として、どんどんつながるLIN×をやめて、その分はちがった(読書や音楽鑑賞)趣味に回しています。

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2016年映画 全国ロードショー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

齢90を超えたシャーロック・ホームズの忘備録。
 イギリスの田舎で、家政婦とその息子と養蜂の研究をしながら静かに暮らすも悲しい出来事が起こってしまう。その出来事の少し前の終戦後の日本を訪れた様子と過去の自身の忘れられないが詳細まで思い出せない事件が語られる。
 終戦後の日本を訪れる場面では、案内役のウメザキ(映画では真田広之が配役)とともに広島を訪れている。
 いろいろ急な展開やなぞときがあるわけでなく、静かに咀嚼して楽しめるストーリー。

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短篇

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

海外文学ってたまたま手にした本とかを買うことが多いけど、こうした様々な作家を集めたものを読むとそこから読書の幅が広がります。
 レーモン・クノーは自身の文学集があるし、ウィリアム・トレヴァーは新潮社からも本が出ていたり、先に「地図と領土」を読んでいた好きな作家のミッシェル・ウェルペックが入っていたり。 カズオ・イシグロはほぼ全作もっているのでちょっとかぶってしまいましたが。
 そこから読んでみていいなと思った作家の他の本へつながるちょうどいい長さの短篇がたくさんありました。

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薄い地図

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今は携帯でこうした地図も見られるのだろうけど、接続が不安定だったりするとこうしたアナログ的なものが活躍しそう。薄くて持ち運んでも苦にならず、しかも老眼気味の私には大きくて見やすい。

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紙の本オール・クリア 1

2013/05/25 23:35

SF+History

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ブラックアウトの続編。 オールクリア1は来月発売予定のオールクリア2に続く。 現在から過去にやってきた歴史を学ぶ生徒たちが、本来なら現在へとつながる場所から戻っているはずが、タイムラグのせいでまだ過去の世界に滞在することになる。おりしも第二次次世界大戦中でさまざまな危険が伴う。過去に一度訪れた時間と場所が重なると二度と現在への扉は開かなくなる。現在からの迎えはそれまでに来るのか?というところでオールクリア1は終了。

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アラブ世界を知る

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世界史でも西欧とかはよく習うので記憶にあるけど、中東となると...
アラブの春~と言われても...  と思い読み始めました。
  
 イラク(サダム・フセイン)、リビア(カダフィ)、チュニジア(ベン・アリ)、シリア(アサド)、イエメン(サーレフ)について述べられていて、イスラーム力と民主化力の不均衡さが浮き彫りに。 
  ~イスラーム世界での平等精神に基づく無税は、他国の課税社会の人々のように政治に口を出せる当然の権利も奪っているのか? 弱者を保護しているのか?

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紙の本ユダヤ人の歴史

2013/03/28 11:40

ユダヤ人

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はるか昔に栄華を極めた時代から、憎悪される標的になるまで周囲の環境に合わせて生き延びてきたユダヤ人。 
 ユダヤ人が金融業に就業せざるをえなかったことやイスラエル対パレスチナ(英国や米国を含む)の軋轢関係まで一冊に凝縮。
 英米文学でのレポートにも役に立ちそう。

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紙の本ブラックアウト

2012/09/22 13:37

ブラックアウト(←第二次世界大戦時の灯火管制)

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2060年から1940年代の第二次世界大戦下のイギリスへ逆?タイムスリップたオックスフォード大学の史学生のそれぞれのタイムスリップ先の物語。 灯火管制中の人々の行動や子供たちを受け入れる上流階級の田舎の疎開地など、当時の様子が実際にあったかのように語られます(日本の大河ドラマも結構こんな史実とフィクションを混ぜたような感じだけど) イギリスの戦時下の細かな歴史を知っているともっと楽しめるよ思う。ただ、ハヤカワポケミスで800ページ近くあるので、覚悟して読まないと...

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紙の本女たちのなかで

2015/10/25 09:19

アイルランド気質を感じさせる本

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言葉数が多くなく、ちょっと威圧的で、気難しいアイルランド人の父親は、妻を亡くした後に子供たちのためにもと思い後妻をむかえます。 でも、長男は規律正しく不毛な生活と厳格な父に合わなくてイギリスでの生活を選びます。 父親は不満ながらも長女もイギリスへ送り出します。 次女・三女もイギリスへ行くことを希望しますが、厳格な父のもと断念しアイルランドに残ります。 次男は反抗期も重なり、息苦しい生活に耐えられず、兄姉らを頼ってイギリスへと家出同然に飛び出します。 
 娘が連れてくる男性の洋服がイギリスで流行のぴちぴち細身のボトムだったりすると、父親はショックを受けますし、何年たっても分かり合えない長男にも心を痛めます。 それでも3人の娘たちと後妻は、たびたび気難しくなる父親にびくびくしながらも、優しく見守ります。 次男も時々帰ってきては、年老いた父親が楽になるようにと畑仕事を片付けて、さっと帰っていきます。
 やがて、家族のことを一番に考え、規律を守りぬいてきた父親の一生は幕を閉じます。日本の昭和のような年月が感じられます。 唯一の違いは、アイルランド人がイギリス人に抱くちょっと複雑な卑屈になる感情でしょうか。 一家族の物語です。

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