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レビューアーランキング
先月(2017年6月)

961あまねこさんのレビュー一覧

投稿者:961あまねこ

14 件中 1 件~ 14 件を表示

電子書籍ひとでなし

2012/09/18 00:32

男の執着って怖い!

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公長峰の周りにいる人たちの、彼に対する執着が恐ろしいです。

攻の里見にしても、長峰の「目が気に入った」と言いながらも、深い理由は明かされないまま彼にのめり込んでいきます。
初対面の時から酒に酔わせて抱き潰す程、長峰に惹かれたという事なんでしょうか。その後の溺愛っぷりも、甘さはないですが、凄まじいです。

そして何より怖いのが、大学の同級生で会社の現上司の高田。
同期で先に出世した優秀な長峰を逆恨みし、長峰の人生をめちゃくちゃにします。そしてストーカーと化し、挙げ句殺そうとするのです。
ここまでの執着って恐ろしすぎます!
普通のBLなら、この執着は「無自覚の愛」なのですが、高田の場合は純粋なる嫉妬。
それだけでこうも長峰に付きまとう高田は、気持ち悪いの一言。


一方で、長峰自身はとても執着心の薄い人のように思われます。

高田の事にしても、事件が終わった途端に「興味が失せた」と閉め出し、元妻との過去の清算も弁護士との電話一本で全て解決した気になっているし。
面倒だと思ったら、ゴミにしてポイッと捨ててしまい、思い出しもしないようなタイプです。
そんな薄情な所に、里見も高田も引っかかり、長峰に「自分を見ろ」と執着心を募らせてしまったのかもしれませんね。
本当に、ご愁傷様です(笑)。

この話で最大の『ひとでなし』は主人公・長峰かもしれませんね。


いちゃいちゃ甘々な恋愛BLではないですが、よくできたお話で、面白くて一気見でした。オススメの作品です。


(注):作中の里見が使う「ペット」という表現を「最愛の恋人」と置き換えると、2人のすれ違いっぷりに笑いが止まらなくなります(笑)。

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電子書籍悪の教典(上)

2012/11/12 00:06

最凶ダークヒーロー誕生!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ヒーローって(笑)
こんなサイコパスはヒーローじゃないって。
でも、読んでると確かに蓮実聖司に共感している自分を感じてやばい。読んだ人は彼をヒーローって呼ぶのにためらいないと思う。
そのあたり、貴志さん上手いよね。人の心の暗い部分を突いてくる感じ。

蓮実聖司は現代のモンスターだ。
彼には誰もが生まれつき持っている倫理の垣根がない。垣根の存在は知っていて、人前ではあるように振る舞うくせに、実は野放し。
こんな奴近場にいたら怖すぎる。


最期の惨劇は、淡々と進みすぎるから、読んでいて騙される。「木をかくすなら森」って蓮実が惨劇に踏み込むわけだけど、生存者に蓮実も読み手も気付かないのは、キーキャラが呆気なく死にすぎているからだろう。「死にすぎている」から生者が死に隠れてしまう。やっぱり貴志さん上手いよね。
読み終わって惚れ惚れしちゃいました。

このお話、映画が公開されておりますが、どうなの? 文章でこれだけ死に様がグロいなら映画の趣旨も変わっちゃいそうだ。
蓮実がヒーローに見えるのも、彼の完璧な仮面への憧れと賞賛、及び彼の非倫理的行動の現実感の薄さ故かと思う。
グロくなったら話がつまんなくなちゃうだろうと思うと、残念だ。

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電子書籍鬼に嫁げば

2012/09/17 12:38

普通によい話。

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最近のBLではとんと見かけなくなった、Hシ一ンの少ない(というかほぼ無い)お話です。

と言うのも、夫となる鬼があまりにも初で、純朴過ぎるキャラクターなのです。男なのに女になりすまし、鬼退治をしようと企む主人公の嘘をまるっと信じちゃうほどに(笑)。

そりゃ好きになっちゃうよね、と納得の愚鈍じゃなくあったかい人柄は、読んでいてとても微笑ましいものでした。
主人公が退治する相手だったはずの鬼に惹かれていく気持ちの動きも不自然じゃなく、物語としてとても読みやすく、面白かったです。


高将さんは最近お気に入りの作家さんです。
心理描写は若干薄くストーリーも軽いものが多いですが、少し変わった面白い話を書いて下さります。
このお話は私的には当たりでした。

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電子書籍水着彼氏。(1)

2012/09/16 23:19

エロ水着。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

水着男子って、ギャーッもうヘンタイです(笑)!!
水着、エロいです!!
佳門さんらしい、可愛さあふれるエロいお話でした。

水泳部の後輩×先輩と幼なじみの親友同士の2カップルのエピソードが楽しめます。
ショートもぎゅぎゅっと詰まった、お得な一冊。
佳門さんくらい絵がきれいで丁寧だと、エロも楽しめてよいですね。

ただ、文化祭の女装喫茶で、女子水着着せるのはやり過ぎかな(笑)。

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電子書籍野蛮人の求愛

2012/09/05 22:38

野生児の純愛

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

幼い海緯のだだを鎮めるため、適当な婚約宣言をした主人公・郁望。
それ以来すっかり忘れて平凡に生きてきたのですが、突然アマゾンから帰国した海緯に約束の履行を甘々に迫られることに…!
丁寧にお断りした郁望ですが、結婚を迫る野生児との同居生活は一筋縄ではいきません(笑)。

何より、海緯の野生児っぷりがたまりません。
求愛のためのスペシャル料理が肉塊、しかも「肉肉しいほど肉の味」ってステキです(笑)。

郁望の混乱も分からないではないですが、「子供騙し」だと解っていながらも、郁望との約束に縋って、アマゾン生活をたえてきた海緯にちょっとだけキュンとしちゃいました。

ただ、ご近所付き合いの下りはあんまり好きではなかったです。

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紙の本双子の獣たち

2012/08/30 11:36

兄弟物の王道

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中原さんらしいクセのあるキャラも出てこないですし、骨太なストーリーでもありません。雑誌の特集でよく書かれる、普通の『王道兄弟物』で拍子抜けでした。

このタイプの話だともっとHシ一ンが濃いものか多いですが、比較的あっさりしています。(もちろん、3Pものなのでする事はしてますが)
話の最初の方に双子弟・篤志が「兄貴の足フェチ」と言っていた割に、実際のHシ一ンでは足には執着薄そうだったり(笑)。
濃さはありませんので、さっくり読めます。

後、数えた訳じゃないのですが、兄・紅が日常でもHでも双子兄・悦司より弟・篤志の名前を呼んだり褒めたりキスしたりする割合が多い気がしました(笑)。
お互い「兄貴を独占したい」と言っていたので、今後悦司が不満大爆発しそうと思ったりな読後感でした。

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電子書籍竜を娶らば

2015/12/09 09:54

グロ・ゲロ・スカ注意

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

エロとグロはさほどではないのですがグロ・ゲロ・スカ表現があります。
絶対踏みたくない人もいるかと思うので注意が必要。
なんせ受は突っ込まれながらほぼ毎回吐いてますし。攻はそれなめたりしてますからね。

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電子書籍描くのは愛

2012/09/11 00:01

男夫婦の馴れ初め話?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

面白かったですし、私も話自体は好きです。

ただ、贋作を扱うようなミステリアスでドラマチックな作品なのに、イマイチ盛り上がりに欠けるのです。

主人公二人の関係も、依頼を引き受ける代わりに抱かせろと言いながらも、かなり初期の段階で、すでに恋愛(?)みたいな関係になってしまい、切羽詰まったようなやり取りは一切ありません。
終盤に向かって、主人公がゆっくりと『しっかり者の出来た嫁』化していきます。


とにかく、主人公の感情の起伏も、ストーリーの起伏も、ご都合主義的ではないのにどこか平坦であっさりしています。

主人公の事を14歳の時から虎視眈々と狙っていた弥生子だって、気味の悪い存在として描かれていますが、本人出場のシーンがほとんど無く、薄皮一枚挟んだような書き方なので、危機迫る情感がわきません。
もっとストーリーに見合った、重さのあるエピソードや感情のやり取りがあれば良かったように思います。

ただ、さすがベテラン作家の剛さんらしいしっかり読ませてくれる面白いお話ではありました。

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電子書籍そして、裏切りの夜が始まる

2012/09/11 00:48

ラストに!!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

こんなラストもアリなのね、と目から鱗が落ちました(笑)。


異父弟の名を語り、幣原家の跡取り息子の座についた主人公・翔と、その正体に気付き、利用しようと企む異父の義弟・信威。

主役二人、決して甘々な終結ではありません。
ですが、信威にはこれが精一杯の恋情なのかな、とも思います。悲しいことに、二人が今後歩んでいく道のりも、危うくて楽しいものではないはずです。

大きな罪を背負い、信威の孤独までも受け入れた翔は、とてつもなく強くて優しい子です。
「いつか全部、わかるようにしてあげるから…」という最後の翔の言葉が印象的でした。


すごく面白いとか好きなタイプの話とかではないのですが、ストーリーの締め方が気に入ったので、誤魔化されてもいいかなと思いました。

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電子書籍猫のためいき。【イラスト付】

2012/09/12 23:41

センチメンタルな人たち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

朝丘さんらしい、ふんわりあったかセンチメンタル、時々ヒステリックな人たちが出てくるお話。

この作家さんの持ち味なんでしょうが、理屈っぽい感情表現が、少し読みにくかったかな。

BL作品としては薄めです。

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電子書籍皇帝の婚礼

2012/09/04 14:34

身代わり花嫁グランドロマンス

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

幼なじみアンリエッタの失踪により、旧貴族でマフィアの首領の下へ身代わり花嫁として嫁ぐ事になった主人公アンリ。
実はアンリは夫となるコンラードの命の恩人で、本当の運命の相手で…‥と続くのですが。

アンリエッタの失踪を謝罪にきたアンリを一目見て、コンラ一ドは自分が間違った相手を婚約者としていた事に気が付きます。
これ幸いと身代わり花嫁にされ、美味しくいただかれてしまうアンリ。
こういう話に出てくる攻さまって、どうして誠実じゃないんでしょうね。定番の無理やり快楽Hとお仕置きお道具プレイもありです。

典型的な巻き込まれ型ヒロイン受のお話です。


ここからはただの余談です。

主人公アンリと取り違えて領主さまの婚約者に選ばれた幼なじみアンリエッタ。
婚約者に選ばれた理由を考えれば、自分と主人公とで間違いに気付くだろうに、素直に喜ぶ。普通ならこの時点で腹黒いいやな女フラグがたつんですが、主人公を初め誰もそうは思わないようで。何だかシンデレラのお姉さん的キャラです。

話のラストで、「婚約者という立場に漠然と酔っていただけ」と言ってあっさり屋敷を出ていくアンリエッタは、潔いけど誰にとっても都合よすぎる気がしていただけない気がします。
例え愛されている感覚がなく不満を感じていたとしても、結婚直前まで婚約者として贅沢をしてきたと思われるアンリエッタ。この先無事恋愛出来るのだろうかと他人事ながら心配になりました。

こんだけアンリエッタに触れましたが、話ではアンリエッタ絡まなさすぎです。

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電子書籍七日間の囚人

2012/09/26 01:24

愛のないBLなんて!

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

謎の密室で、全裸のまま目覚めた主人公たち。2人はなぜか手錠でつながれている。
どうして自分たちはこんな目に遭っているのか?
不安を抱えたまま2人の密室生活がはじまり、そして、徐々に仕掛けられていた罠が動き出し、主人公たちを追い詰めて行き…と続きます。


多少好みから外れるところはありましたが、このお話、まあまあ面白いです。謎に包まれた空間の中、追い詰められていく切迫感と、主人公たちの心情の変化もリアルで読み応えがあります。

だけど、
だけど――!
あのラストはないでしょ!!

結局遊びですか? そこに愛はなかったのかよ! と、怒りが沸いてきました。

この作家さんのお話は、愛だ恋だといいながらも、お道具ものだったり被虐的だったりとセリフが上滑り感のあるものが多くてもともと好きではないのです。
なので、ある意味いかにも夜光花さんらしい、愛のかけらも見えないお話です。


エピローグばっさりなくして、謎のまま終わらせてくれたら良かったのに。悔やまれる一冊。
やっぱりBLは愛があってこそだよね、と思われる方にはオススメできません。

夜光花さん作品がお好きな方は、また変わったタイプのストーリーなので、楽しめるかと思います。
設定と展開は間違いなく面白いです。

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電子書籍幸福の温度

2012/09/11 01:01

攻守取り違えてました…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公は元気系シェフ、相手役は年上の綺麗で美しい数学者。

主人公がご主人様に対して、あまりにも「綺麗」発言を連発するので、すっかり騙されました。

主人公が『受』だったなんて!

攻守が変わると、違和感から読みにくくなるのは私だけでしょうか?
気力で読み切りましたが、疲れました。

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電子書籍朝を待つあいだに

2012/08/30 12:30

脇キャラ濃すぎ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読み進めて数ページ。
「あれ? この話の攻めって桐沢だったよね」とあらすじを見返してしまいました(笑)。
それくらい描かれすぎの脇役・天城。ストーリー自体も受・実友→天城→攻・桐沢の関係性の中で進んでいきます。
ストーリーに絡んでくる天城の過去についてはハッキリ書かれていませんでしたが、それが余計に「まだまだたくさんの設定があるの。この子すごく深い子なの」という作者の声が聞こえてくるようでうざかったです。
数ページしか出てこない親友の矢上までもそんな膨大な設定が見え隠れしていて疲れました(笑)


主人公2人の恋愛についても、「本当は腹黒い」とか「健気で」とか文字で語られるほど、キャラの行動からはそれが感じられない気がしました。
シミュレーションゲームのノベルか、シリーズ物を途中から読んでしまったような気持ちになるお話でした。

坂井さんは精緻なキャラの描写と引き込まれるようなストーリーを書かれる作家さんですので、読んで失敗したと思う事はあんまりないのですが、これは好きな話ではなかったです。

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