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英現堂さんのレビュー一覧

投稿者:英現堂

26 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本七帝柔道記

2014/09/07 23:59

やさしい眼差し

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

北大柔道部のお話。
 この話が面白いのは、派手さはないが本当に強い寝技や絞め技の柔道をとことん追求しいているところ。そしてその寝技、絞め技が十分発揮できる七帝戦というのがあること。そして北大は連続最下位であることだ。
 北大、東北大、東大、名大、阪大、京大、九大で争うことを七帝戦という。彼らにとって、その七帝戦で優勝することが最大の名誉である。講道館柔道のルールとは違い、寝技で膠着状態となっても待ったはかからない。技をかけられてもすぐに参ったしないので、審判は絞め技で確実に落ちたかどうか、関節技で骨が折れたかどうかで判定をくだすという、めちゃめちゃハードだ。
 もう死んでもいい、と思うような日々の練習。七帝戦で勝つという1つの明確な目標に向かって学生時代の全てを捧げる。しかし、挫折に次ぐ挫折。全てをこの柔道に捧げたことの意味を問いかける。彼らの得たものは何か?人を見る時の<やさしい眼差し>がその答えの1つなんだろうな。

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紙の本プリンセス・トヨトミ

2013/12/31 20:20

南海電車、浜寺公園駅

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あのウルトラQのマンジョウメさんかなと思ったら、マキメさんだった。
 話はめちゃくちゃ面白い。大阪の人間なのでよけいにそうかもしれん。もっともグッときたのは浜寺公園駅。子供のころから慣れ親しんだ浜寺公園駅が小説に登場するとは。東京駅と同じ建築家・辰野金吾が設計したらしい。
 南海電車とともに過ごしてきた者にとっては大変うれしい。心配なのは、現在南海電車は高架工事が進んでいて、浜寺公園駅は北から南から挟み撃ちにあっている。あの駅舎は残してくれよ~。。

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群れないこと

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

エースというと野球のピッチャーに使われることに馴染みがあるが、AKBという団体にもエースが存在し、それが前田敦子であった。
 前田敦子はエースかつセンターでもあったが、著者の言葉を借りれば、センターはそのチームの顔であるが、エースは顔であるとは限らない。センターを目指すのではなく、エースを目指せ、という。
 著者は「エースは誰にでもなれる」と言う。エースになるための条件として著者の独特の言い回しがある。短所は消すのではなく、出したり入れたりする。自己を確立する為に群れない。間違った自己犠牲はしない。謙虚と遠慮は違う等々、なるほどと思った。
 誰もが違った形でエースになれる、という勇気を与える書。こう書いていて、テニス漫画『エースをねらえ!』というのがあったのを思い出した。ちょっと違うか。

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紙の本共喰い

2014/06/04 00:59

母(女)の決断

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『共喰い』。
 下水道設備のない川のそばに住む主人公篠垣遠馬と父親、別居の母親。その川では鰻がつれる。母が捌き、父が食う。なんか食べたくないな。母は戦争で右手首を失くし、それでも結婚するという年下の父と一緒になった。父はSEXの時に殴るという癖を持つ。だんだんと嫌な父親に似てくる遠馬。決断は母が行った。強烈な個性は母にあった。

『第三紀層の魚』
 主人公信道と曽祖父、祖母、そして母親。曽祖父は釣りの指南役であったが、亡くなってしまう。信道は母とともにその家を離れ、東京へ行く。印象的なのがここでも母の決断。

『源氏物語』について語る巻末の瀬戸内寂聴との対談も面白い。

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紙の本八日目の蟬

2014/02/12 01:40

飯食ってなんぼ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人間やっぱり、飯食ってなんぼのもんじゃ。ほんでもって子供にはしっかり食わせるのが、何よりも大事。わが子となるとそりゃあもう、飯の心配ばかり。ああ、ごちそうさん。
 NHKのドラマ10でこの『八日目の蝉』を見た。主演は壇レイと北乃きいだった。別れの最後の言葉に心を打たれた。映画の『八日目の蝉』も観た。主演は永作博美と井上真央だった。そして原作を読んだ。それぞれ微妙に話を変えているが、母親の心配するところは同じ。そんなことをいつも気にしている。その瞬間は本当の母親だ。なんかいいよね。

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紙の本社会を変えるには

2013/09/23 01:16

作り作られる

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

<工業化社会からポスト工業化社会へ>という視点から現在日本の社会状況分析と社会運動の歴史をしめす。
 またそれだけにとどまらず、これまでの世界の科学、哲学も含めてすべてを解説してやろうという意気込みにあふれた本になっている。
 かと言って難解なものではなく、個々の学説もわかりやすく説明している。少々分厚い新書であるが、この社会を大掴みに知ることができる。
 で、こんな社会を変えるには?てことなんであるが、やはり自分が動くということ。デモに参加することもその1つであろうが、自分で社会を作ることは楽しいということを先ず言いたいんだろうな。我慢してないで、自分で行動を起こせばやりたいことができる。その方が楽しいよ、と。
 しかしそれは当初自分で考えた思い通りのものではなく、著者のいう<再帰性が増大している><作り作られる社会>であることがポイントかな。

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紙の本僕たちの前途

2013/08/17 14:18

皮肉屋らしく面白い

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

そう言えば彼が所属している3人でやっている会社名も「ゼント」という。書名とかぶっているが、関係ないか。古市憲寿は、一見なよっと、ふわっとしているが、なかなか冷静だ。というか冷静過ぎるくらいだ。
 本書の内容は今はやりの?<起業>について。社会学者らしく、そのネーミングの由来や世界と日本の状況を歴史的に解き明かしていく。注記もいっぱいあり、それを読んでも皮肉屋(本人の弁)らしく面白く書いている。現在起業して成功している人の紹介や、なんで起業したかも説明している。
 誰でも起業すりいいってもんでもなく、また出来ない。ある種の専門性があり、それにお金を払ってくれる人がいてるか、ということ。いずれにしても自分の好きなことを勉強して、それが職業とすることが出来れば最高だ。

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紙の本海賊とよばれた男 上

2014/10/29 00:20

群れない男

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出光興産の創業者・出光佐三の半生を描いたもの。本書での名前は国岡鐡造となっているが、政府要人等は実名で登場する。
 彼は人を大切にした経営方針を貫いた。タイムカードなし、定年なし、馘首なし。そして自分が正しいと思ったことをやり遂げる時には、決して群れない。当然敵も多くなるし、石油業界や政府も敵に回した。しかしながら彼の考えは、世の流れを十分読んだものであった。だからこそ戦ったし、また彼を応援する人物も現れたのだと思う。但しやり方が海賊なんである。
 出光興産の成り立ちと日本の石油の歴史がわかる。

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日本が変わっていく

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

田原総一郎と若手論客20人の対談集。
 対談相手は古市憲寿(1985)、與那覇潤(1979)、加藤嘉一(1984)、安藤美冬(1980)、坂口恭平(1978)、宇野常寛(1978)、萱野稔人(1970)、土井香苗(1975)、新雅史(1973)、細谷雄一(1971)、速水健朗(1973)、開沼博(1984)、木村草太(1980)、家入一真(1978)、山崎亮(1973)、西田亮介(1983)、小川仁志(1970)、今野春貴(1983)、白井聡(1977)、堀江貴文(1972)の20人。()内は生れた年。
 29~44歳だから、まあ若手だ。『ニッポンのジレンマ』出演メンバーも多い。それぞれがコンパクトにまとまっているので読みやすい。日本も彼らとともにどんどん変わってきているんだなと思う。

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紙の本恍惚の人 改版

2014/08/24 22:51

恍惚の人は幸せ

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40年以上も前に書かれた本であるが、現在最もホットな問題でもある。  
 もっと暗い話かなと思っていたが意外とそうではなく、深刻ではあるがユーモラスな一面もあった。アルツハイマーになった親を持つ家族の物語。周りの人間にとっては、その苦労は大変なもんなんであるが、このお父さんは、子供にかえって楽しんでいるようにも見える。
 徘徊したり、下の世話が大変であったりと苦労が多いが、もっと深刻なのは、当人の苦しみが続くことであると思う。植物人間となり、全くコミュニケーションがとれなく、生命維持だけの為に多額の費用が嵩むのも辛い。
 <恍惚の人>になった人は幸せかもしれない。

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警告の書

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サブタイトルは『日中「文明の衝突」一千年史』。
 のっけからぶっ飛ばされる。世界で一番進んでいるのが中国で、日本はこれから中国化していくのだという。グローバルでスタンダードな社会というのが、自由競争社会であるなら、それは既得権益のない開かれた社会であり、中国は今から1000年以上も前の「宋」の時代に貴族制を全廃し、自由競争の社会となった(ただし政治は皇帝独裁の一極支配)。
 日本が何故遅れているかというと、居心地のいい江戸時代に戻りたがっているから。不自由であるが、安定している。でもこれからは、江戸時代のように鎖国して日本の中だけで成り立っていける状態ではないので、そうもいかないよ、ということを警告している。なかなか刺激的な内容の本。

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新しい社会には、新しい権利を

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NHKブックスの装丁がいつの間にか変わっている。
 この人もNHKの『ニッポンのジレンマ』で知った。現在の社会問題をコンパクトにまとめた本になっている。水俣病やハンセン病などの昔からある差別問題(が今も引きずっているもの驚きだが)や、現在新たに起こっている問題を示してくれる。
 あたりまえだが、社会が変わればその問題も変わる。例えば監視カメラ。犯罪は減るかもしれないが、自分の行動も監視される。そういうログを<取られない権利>や<消す権利>、逆に<見る権利>。ストーカーから逃れる<縁を切る権利>。<犯罪者にならずに済む権利>。ネットに拡散した不都合な個人情報を<忘れられる権利>。
 著者は<新たな権利を考えるということは、いまだ達成されていない新しい社会を構想することです>という。そう考えるとなんだか面白そうだ。

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紙の本だから日本はズレている

2014/05/15 22:41

やさしい革命

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面白い。アップルのスティーブ・ジョブスについては、
<彼が本当にすごいのは、大したことのない技術を「革命」のように見せる手腕だ>とか、
<日本が「ものづくりの国」であり得たのは、冷戦のおかげだったとも言える>とか、
<素敵で便利な「監視社会」(ただし、現在日本は不十分な監視社会)>とか、
冷静というかシニカルというか、なかなか浮かれさせてくれない。
 彼が語る2040年の日本はなんだか不気味だ。結局、
<「今、ここ」にいる「僕たちを充実させることから始まる」>、<「やさしい革命」>でしかないのかな?

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紙の本理由

2014/05/06 23:37

やっぱり本当の家族がいいのか?

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文庫本になったら読むぞと決めていたが、文庫本になって早や11年半。やっと手に取った。『火車』、『レベル7』、『返事はいらない』、『淋しい狩人』を読んだのが16年前。『スナーク狩り』を読んだのは15年前。この頃はけっこう読んでいた。
 いやーひさしぶりの宮部みゆき。いいですね。本人はNHK特集的にやろうとしていたみたい。殺人事件が起きて、犯人はもちろん、その事件の周辺にいた人たちの事件への関わり方や、どういう家族と暮らしてきたなどの背景が詳しく語られる。かれらも事件にかかわったのは一部でそれまでの、それぞれのドラマがあるのだ。物語はインタビュー等、事件を振り返る形で進められる。殺人事件が物語なのでなく、それに関わった多くの人間の物語だ。1999年の直木賞受賞作。

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紙の本日本人はなぜ存在するか

2014/03/21 01:46

再帰性

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著者の與那覇潤も『ニッポンのジレンマ』の出演メンバーだ。
 独特のトーンで冷静に語る。本書も冷静な分析によるシニカルなもんかなと思ったが、けっこう未来へ向かってのメッセージが読み取れた。元々の日本人とか、昔から日本のものであるということがいかに怪しいものあるかがわかる。
 日本人とは誰のことか。その定義は時代によって変化する。今後どのようなことが起こり、どのようにとらえるかによって変化していく。それは再帰的なものであるからと彼は言う。再帰的なものであるがゆえに、書き換えられていく。ということは、今後私たちがよりよく基準を作っていける、というのが著者のメッセージだ。
 タイトルにある、<日本人はなぜ存在するか>という問いの答えは??

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