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先月(2017年8月)

寒天堂64さんのレビュー一覧

投稿者:寒天堂64

3 件中 1 件~ 3 件を表示

ムック本とは思えない詳しさ! とても美しい一冊!

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上半身裸の未成熟な少女にも見える、清楚かつ静謐な印象を与える女性が手に持つのは、男の首とそれを狩った一振りの剣……、まさに「怖くて美しい」!聖書に出てくる女性英雄ユディトというらしい。こういう女性が西洋絵画には多数描かれていることも知らなかったし、またこの女性を描いた(表紙の絵とは違う作品。本書のなかではもっと血なまぐさい首狩りの光景を描いたものが載っている)アルティミジア・ジェンティレスキという女性画家がいて、男性社会のなかで差別にさらされながらも生きていく可憐かつ豪傑な自分自身のモデルをユディトに託して描いたというんだから、面白い!
本書は第1部「天使と悪魔 天国と地獄」、第2部「画家を魅了した魔性の女性」、第3部「異彩を放つ画家の光と闇」という3部構成になっていてどの章も面白いけれども、しいていうなら、天国と地獄という異世界、それも西洋絵画に描かれるのだから、キリスト教が基礎になっていると思うけれども、日本人には理解しがたいような世界を懇切丁寧にわかりやすく解説もしている。迫力のある絵を観ながら、西洋人がこれまで何に恐れてきたのか、その恐怖の根底にある信仰心とか、宗教心とか、習わしみたいなものにまで興味が広げられる内容になっていて、もっと詳しく知りたくなる。なかなかいじらしい作りだと思った。第2部でも単なるイメージや物語のなかの話じゃなくて、「魔女」というものが実際に西洋社会に存在して、恐怖の対象になっていたこと、罪も無い女性たちが多数処刑されたこと、それがいったいなぜなのか、ということまで非常に難解な問いをわかりやすく解説しており、それに合わせた絵も多数掲載されているので、一気に読了、惹き込まれた。
しいていうなら、前半は非常に読ませる文章というか作りなんだけれども(ヒエロニムス・ボスの「快楽の園」なんか、出てくる変なオブジェひとつひとつをちゃんと解説してある。いままで漠然にすごいなあと思っていたけれども、ひとつひとつにちゃんと意味や象徴があるらしい)、2部以降はちょっと陳腐な表現(「魅了してやまない」とか「数奇な運命」とかなんかよくわからないけれどもあえて少年愛みたいな印象をつけようとしているところとか)が目立ったので、少し息切れな感じもしなくもないけれども、ムック本の割にやや高めの価格なだけはある一冊だった。ので、星5つ!

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アウトサイダー・アートの傑作

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昔、鶴見俊輔の『限界芸術論』を読んだときに、芸術と芸術でないものの境界ってなんなのかってすごく考えさせられた。アウトサイダー・アートはそんな問いかけのなかから生まれてきた21世紀の新しい芸術分野で、ヘンリー・ダーガーもそのひとり。無口でみすぼらしい格好の老人にすぎなかった彼の死の間際に、彼がひそかに部屋で描いていたものが実は壮大なスケールをもったおとぎ話だったことが判明する。なんか、この知られざる芸術家の発見の物語を聞くだけでワクワクします。
ダーガーの生涯を追うとともに、ダーガーが描いた「非現実の王国で」の物語を読み込んでいくような一冊。価格を考えると安い買い物な気がします。
同じタイトルでドキュメンタリー映画も作られているのであわせて楽しめます。

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表紙負け(拍子抜け?)な感もあるかも

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ウィリアム・ブレイクの彩色版画の表紙に惹かれて購入。ビニ本になっていたので(エロ本扱い?)、中身みないで買ったのがよくなかったかも。現代美術や現在の人気漫画・コミックスに登場するキャラクターの元になった神話や伝説上のモンスター、人物を紹介して、名画の類いと併せて紹介しているムック本です。ルドンの絵と水木しげるの漫画を比較してみたりとなかにはすごく面白い組み合わせがあるのに、わりとやっつけな仕事な感じ。ちょっと後半はチープな感じが否めなかったです。
別の組み合わせで見てみたい企画負けなムック本。口惜しい。。。

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