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夢の巣さんのレビュー一覧

投稿者:夢の巣

10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本新選組奮戦記

2015/01/28 04:22

生き残り幹部の体験談

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新選組の幹部隊士・永倉新八は、大正4年1月まで存命でした。
彼は晩年、新聞社の取材を受け、若き日の体験談を語り遺しています。
大正2年、「永倉新八」のタイトルで小樽新聞に連載されました。

本書は、その連載を再び活字化した内容です。
古文のように読解しにくいものではなく、現代文と同様の漢字かな交じり・口語体で記述され、難しい字には読みがながふられています。
また、人名・地名や歴史的背景について注記があり、理解の助けになります。

新聞記者の筆を経ていても、本人が語る実体験にはリアリティがあり、大変興味深く感じられました。

同じ新聞連載を元にした『新選組顛末記』とは、字句などの違いがかなりあります。
(※両書とも著者が同じ、書名も似ているので、紛らわしいですが)
その違いを比較してみるのも、面白い作業でした。
ソースが同じなのになぜ違いがあるのか、本書の「はじめに」で説明されています。

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紙の本新選組始末記

2015/02/03 01:59

古典的名作

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昭和3(1928)年の初版発行以来、何度も出版されてきた古典的名作。
関係者や子孫からの聞き取りをもとに、新選組の興亡を綴っています。
著者本人による編集改版も大まかに言って2系統ありますが、本書の底本は初版です。

本書の優れている点は、詳しい本文解説が載っていること。
これによって、初版と編集改版との違いがよくわかります。
また、後の研究によって判明した史実との、共通性もしくは差違も理解しやすいです。
本作を「すべて著者の創作」とする見方もあるようですが、真実も多分に含まれていると思われ、本書を参考によく検討してみる必要があるでしょう。

作品解題では、著者が本作を書くに至った経緯や、編集改版の成立などが詳しく説明されています。
著者の取材を受けた人々の感想が興味深く、思わず笑ってしまうくだりも。

※巻末に付録として、西村兼文の「新撰組始末記(一名壬生浪士始末記)」を収録。
 タイトルが似ていても、子母澤寛の本作とはまったく別の著作物であることが確認できます。

後の新選組を描いた小説・映画・マンガなどに多大な影響を与えた作品でもあり、新選組ファンなら一読して損はないと思います。

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内容も充実

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書を初めて見た時は、文庫本ながら1000ページを超える分厚さに驚きました。
そのぶん情報量も多く、充実しています。
1995年と2003年に出版された単行本と比較しても、新しい史料が多数採り入れられ、大幅に加筆修正されています。

有名な大事件はもちろん、小さな出来事も網羅されており興味深いです。
新選組は、現代の警察の役割を担っただけでなく、様々な活動をしていたことがわかりました。
また、隊士ひとりひとりに任務以外の日常があったことも察せられます。
上・下巻そろえて手元に置きたい本です。

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役立つ参考書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1995年と2003年に、単行本で刊行されていました。
ただ、その後に重要な関連史料がいくつも発見されたので、それらが反映されているこの文庫版もぜひ読みたいと思い、購入しました。

「日誌」といっても、新選組の誰かが書いた日記というわけではありません。
多くの史料を、出来事があった年月日の順番に編集し、日記のような構成にしたものです。
◯年○月◯日に何があったか調べたい時、大変重宝します。
また、同時期に起きていた複数の出来事の関連がわかりやすいです。
本書を読んで、初めて気づいたことがたくさんありました。
史料の引用だけでなく解説もあるので、要点の把握も容易です。

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災害史の重要性

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新聞連載の頃から注目、出版を待ちかねていました。
連載とは記事の順番が異なり、また一部加筆・修正・削除もありますが、全体的にはほぼ同じ内容です。しかし、改めて読みなおしても興味深く感じられました。

「人は歴史から何も学ばない」という言葉があるそうですが、地震・津波・土砂崩れなど天災の歴史からはぜひ学ぶべきです。文明がどれだけ進もうとその重要性には変わりないと、本書からよくわかります。
また、歴史を災害との関連性から検討すると、新たな一面が見出されるということも学ばせていただきました。

研究とはいっても、一般向けに平易で読みやすく書かれており、決して難しくはありません。多くの方にお薦めしたい良書です。

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吉田稔麿の伝記

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

副題に「吉田稔麿の最期」とあるとおり、その生涯が詳しく綴られています。
新選組の解説もあるものの、吉田稔麿の伝記のほうが多く、彼の事蹟を知るには最適な本と感じました。
小説ふうに描かれた箇所もありますが、決して単なる空想ではなく、丁寧な研究調査に基づいています。
むしろ、吉田稔麿と沖田総司の対決は創作ではと指摘するなど、研究重視の内容と言えるでしょう。
時代の中で、吉田稔麿はどのように生きたのか、池田屋事変はどのような経緯で起きたのか、よくわかりました。
幕府と長州の対立を、正邪で断じるのでなく、公平な見方で取り上げている姿勢にも好感が持てました。
巻末の「吉田稔麿年譜」も詳しく、大変貴重な資料です。

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雪冤にかける思い

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新選組の幹部隊士・永倉新八が、生前に書いた回顧手記です。
長らく所在不明となっており、1998年に発見が報じられました。
まもなく解読書が出版されたものの、版元品切れとなって久しかったところに、本書が刊行されました。
再び手軽に読めるようになって、良かったと思います。

内容は、文久3(1863)年2月の浪士組上京から、明治2(1869)年の土方歳三戦死までです。
もとの史料全3巻について、1巻ごとに現代語訳を載せ、その後に原文翻刻・読み下し文・解説のパートを付しています。
原文翻刻と読み下し文は、同じページの上段・下段に配置され、比較しやすくなっています。
さらに、巻末には解題があり、もとの史料の成立や他の関連史料との関係などが詳しく説明されています。

読むと、新選組の活動ぶりがリアルに伝わってきます。
新選組が蒙った「賊軍」の汚名を払拭せんとする、永倉の思いも感じられました。

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紙の本幕末妖人伝

2015/01/30 16:52

伝奇短編集

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幕末維新期を舞台とした短編小説集。
それぞれの作品の主人公は、下記のとおり実在の人物たちです。

「からすがね検校」 米山検校(勝海舟の曾祖父)と柳生又右衛門
「ヤマトフの逃亡」 橘耕斎(別名ウラジミール・ヤマトフ、増田甲斎)
「おれは不知火」 佐久間恪二郎(佐久間象山の息子)と河上彦斎
「首の座」 沢宣嘉と江藤新平
「東京南町奉行」 鳥居耀蔵
「新選組の道化師」 芹沢鴨
「伝馬町から今晩は」 高野長英

このほかにも、多くの実在人物が登場。
実際にあった出来事を題材にしていても、ストーリーは虚実が入り交じっています。
波瀾万丈の展開とミステリアスな雰囲気が、とても楽しめました。
巻末の解説も有用な情報と思います。

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最前線で戦った人物の視点

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戊辰戦争、中でも鳥羽・伏見、甲州勝沼、北関東、会津の戦いについて知識を深めたいと思い、本書を購読しました。

第一章 動乱の京都へ(慶応3年11月21日~12月29日)
第二章 鳥羽・伏見における開戦(慶応4年1月1日~2月13日)
第三章 迅衝隊、江戸へ(慶応4年2月14日~4月22日)
第四章 風雲急を告げる北へ(慶応4年4月23日~8月20日)
第五章 母成峠、会津若松(慶応4年8月21日~明治元年11月1日)

本文は、上段に原文、下段に現代語意訳を配置。
そのため、内容を理解しやすく、また双方を比較することも容易です。
また、各章の末尾に解説があり、理解の助けとなります。

記述者の宮地團四郎は、戦闘はもちろん、それ以外の日常生活や見聞にも触れています。
彼の体験が生々しい臨場感をもって伝わってきました。
貴重な同時代史料に触れることができる、大変ありがたい一冊です。

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ドラマもより楽しく

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

時代劇の考証について述べた本は多数ありますが、本書は辞典のような項目ごと形式になっていること、ドラマ番組部チーフ・ディレクターの編著書であることが興味深く思え、購読しました。

ちょっとした空き時間に軽く読める、楽しい内容です。
また、実際の用例・出典・言い換え語が併記されており、勉強にもなります。
大河ドラマを見ていて、「これはあの項目に書いてあった」などと思い出すようになり、新しい楽しみ方が増えました。

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