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rtmf5536さんのレビュー一覧

投稿者:rtmf5536

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本歴史手帳 2015年版

2015/02/24 09:43

歴史歩きのために鉄道路線図があるといいな

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

吉川弘文館の歴史手帳が今回リニューアルしたので、久々に購入した。史学を仕事にしながらも、この手帳を使うのは10年ぶりのこと。大学1年のころ「古文書学」の授業中、東大史料編纂所から教えにやってきた先生がおもむろに取り出して調べはじめたところを見て、初めて歴史手帳の存在を知った。

あたらしい手帳は文庫判の大きさとなった。服のポケットに入れるには大きすぎるも、手帳の版面、開き具合、使われている紙、フォントサイズからして一般に流通する手帳と遜色なく仕上がっている。メモのスペースが増え、ちょっとした支出と費目、図書館・資料館でみるべき文献、研究の気付きをドンドン書き込め、使い勝手がよい。

データについていえば文化勲章受章者・日本人ノーベル受賞者・都道府県要覧・世界各国要覧は、個人的に不要であると思う。文化勲章をうけた森光子が存命中となっており、データ補完の不備も目につく。都道府県要覧のかわりに府藩県の変遷や、各国要覧のかわりに年代対照や主要王朝といった何らかの世界史情報を載せてくれるのが、数々の歴史データを出してきた吉川らしく、また歴史手帳らしくてよい。
データの収載範囲は前近代に偏っており、全時代を視野におさめようとするぶん無理がある。歴史手帳とは吉川が毎年出すPR物、ぐらいに思っておいたほうがよい。日中戦争期がテーマの友人は、「近現代史編」が出れば買うとのこと。これは維新期を専業とする評者にも当てはまる。

ま、歴史をひもとくのは何も学者にかぎらない。この手帳は、近現代におさまらず昔のことを知りたい者が、パラパラと歴史探査に用いるには非常によい。つい昨日、好古家の友人の求めに応じて、ある変体がなを瞬時にしらべ、画像を送ることができた。歴史歩きに携行するなら、鉄道路線図があるともっとよい。

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(電子書籍版)脚注・時代概説の復活を

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

大河小説のような本シリーズが、このたび電書になったのはありがたい。ところが、年表だけ残してフロクがことごとく削られている。イヤな予感が当たったので、2巻め以降は購入していない。

一般読者が求めるものでないかもしれないけど、本シリーズのキモは、脚注に典拠史料が摘記されていた点である。史実にもとづくものと一目でわかる。
マンガとともに、石ノ森章太郎の資料スケッチ「覚え描き」(たしか幕末あたりの巻で終わる。すでに文庫化)、「時代概説」「建築の歴史」「室内と家具の歴史」「服装の歴史」という、時代の展開と社会の衣食住をあつかう解説集、年表と、ぜいたくなオマケがついていた。さらに巻末のお約束として掲げられた石ノ森の「『萬画』宣言」は、マンガはあらゆる事象を表現するヨロズ画、その可能性は無限だとうたう。

本シリーズ文庫化のさい、脚注は巻末注となり、原案者の歴史家が書いた「時代概説」と年表が残った。文庫版から入った高校生の身には、読みでのある「時代概説」から専門的なものの匂いがした。解説のうち、考証をつとめた史家による後三者はそれぞれ一書にまとまり、のち中公文庫にも入っている。

本シリーズは、史家の原案・考証を映像作家が脚本に仕立て、これらをマンガで表現する。各巻、どう時代を再現するかにこだわったと伝え聞くし、ついでに背景解説までゆきとどいた大規模なシリーズは類をみない。活字・マンガと通史は多々あれど、大人むけをうちだす中公マンガ日本史は、1巻1巻その玄人ウケする濃さからして、独特の位置にあると思う。
電書の手軽さから歴史情報バッサリ略してこの価格かもしれないけど、本シリーズの良さを消してしまわないか。衣食住の解説ならまだ紙の本で補えるとしても、電子版では「時代概説」を再収録すべきだし、せっかくの電書の特性(=拡大可)をいかし脚注史料も、ついでに萬画宣言も復活させてほしい。歴史認識が問題だからこそ、史料は大事である。読み手だって大人なんだから。

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