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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

藤枝 雅さんのレビュー一覧

投稿者:藤枝 雅

18 件中 1 件~ 15 件を表示

勧善懲悪

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これも『殺人鬼フジコの衝動』同様面白かった。
『殺人鬼フジコの衝動』で残された疑問に答える形の本書であるが、前半はフジコの叔母「下田茂子」、フジコにより殺害された同級生の母「小坂初代」が登場するだけであり、フジコとは別の事件を追う形を採っていた。そこから上手くフジコ事件に結びつけ、真実を白日の下に曝していく手法は見事だった。
最後、『殺人鬼フジコの衝動』の疑問点に完璧に解答を与えた後に残る少しの気持ち悪さ…これも作品を傑作たらしめている要因の一つであろう。
たしかに物語を収束させる展開の巧さはあるが、『殺人鬼フジコの衝動』ほどの衝撃は無かった点は残念である。しかし、個人的には、悪人が栄えるというラストは好きではないので、こちらの方が好みではある。

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紙の本殺人鬼フジコの衝動

2015/06/26 01:33

入籠構造

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

はっきり言って、面白い。
このような構造の小説は、もちろんたくさんあるのだが、上手く料理していると感じた。
第一章から第二章は読むのがツラくなってくるような内容だった。あまりにも主人公の置かれている境遇が可哀想で仕方なかったのである。
第三章から語りが三人称に変わったことで違和感を覚えたのであるが、それも結末への伏線だったことがわかる。それ以後も変わらず小学生の人間関係の難しさ、厭らしさなどをうまく書いている。
たしかに、殺人へ至る心理描写が少なく、飛躍している感はあるが、フジコの場合は理知的な計画殺人ではなく、衝動的な犯行なのだからこんなものだろう。そのわりに、殺した後の行動は非常に冷静でびっくりするのだが…
あとがきが無かったら、正直消化不良に終わっていたような気がする。第九章の後に書かれている「あとがき」および最後の1ページが、この作品を傑作たらしめていると言える。個人的には、最後の1ページを読んだ瞬間、鳥肌が立った。ただ、文庫の帯に「あとがきまでが物語です」などと書かれると、興醒めだ。「はしがき」で本編とは別の作家が登場している時点で、誰もが「あとがき」まで読むに決まっている。(そうしないと結末がわけわからないからね)にもかかわらず、帯で宣伝するのはどうだろう……それだけが不満である。

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紙の本凍える島

2015/06/30 04:37

素晴らしい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

素晴らしい…この一言に尽きる。
おそらく、私がレビューを書こうとしたら、間違いなくネタばれしてしまうと思う。
私の思いを伝えようとすれば、この文章の結末に触れざるをえないからだ。
あえて言葉を紡ぐなら…
途中、ミステリのお約束である犯人を追いつめるシーンでは、間違いなくミステリファンは「反則だ」と叫んでしまうだろう。
だが、そこで評価を下さず、最後まで読んで欲しい。
私が「素晴らしいの一言に尽きる」と言った理由がわかるはずだ。

だから、ただ一言…ぜひ、読んでみてほしい。

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紙の本惨劇アルバム

2015/06/27 05:36

そうきたか

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

序章で主人公?美咲が気づく自分の死…そこから物語が始まるのだが、正直結末は予想できなかった。
序章、終章を含む七つの章から成る本書は、やはり小林作品らしく理不尽さによって彩られた「清浄な心象」「公平な情景」がある。特に「清浄な心象」は『幸せスイッチ』などでも見られる展開であろう。個人的に、「公平な情景」はあまりにも理不尽すぎて読むに堪えないくらいであった。
「正義の場面」「救出の幻影」は結末が予想できたのだが、そこまでの展開の仕方は見事だったと思う。
それらの家族の物語を語り終え、終章へ…ぜひ読んでみるべき作品と言えよう。

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紙の本幸せスイッチ

2015/06/23 20:02

らしい小説

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

幸せスイッチというタイトルですが、その幸せの定義をどこに定めるのかということを考えさせられる小説とも言えるものだと思います。表現のグロさ、結末の不条理さなどは作者らしいものだと感じました。
個人的には、超限探偵Σの出てくる短編「怨霊」が好きですね。都市伝説の不条理さを上手く利用して解決したことなどは、小学生時代に都市伝説に恐怖した世代としては、痛快でした。

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紙の本安達ケ原の鬼密室

2016/05/21 16:05

考えつくされた構成…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この作品は、何の説明もなく全編平仮名で書かれた「こうへいくん」を主人公とする話から始まる。続いてアメリカに留学しているナオミを主人公とした「メキシコ湾岸の切り裂き魔」、本作品のタイトルとなっている「安達ヶ原の鬼密室」といった構成となっているのだが、最初はこれらの短編、および中編が独立しているのかと思わせられる。だが、どの作品も結末部分が書かれておらず消化不良に終わる。
ところが、続く「直観探偵・八神一彦」でそれらがすべて一つに繋がっていることが判明し、消化不良に終わっていた個々の作品のトリックがすべて明かされるのである。この構成は見事であり、一読の価値はあると思う。
トリック自体は他にもありそうなものかもしれないが、アメリカや戦時中の半島を舞台としたのも、すべてを一つに繋げるためだったことを考えれば、賞賛すべきであろう。
ただ、犯人を論理的な推理で追いつめていくといったタイプの小説ではないので、それを求める人には向かないだろう。
個人的にはトリックなどよりも構成が素晴らしかったので、4点としたい。

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紙の本世界城

2016/04/13 17:17

続きが気になる…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一家の団欒に突然入ってきた少女は妊娠していた…
そしてその息子が成長し、自分を育ててくれた村のために、ある使命を持って旅立つのだが…

内容としては、冒険譚なので凝ったトリックもどんでん返しもほとんど無く、ストーリー自体は安定した展開で良いと思う。
ただ、これほどの世界観であるため、登場人物たちは、タイトルでもあり物語の舞台でもある「世界城」のことを理解してきれていない。それゆえ、読者にもその世界の仕組みや成り立ちなどが伝わらない。
この世界は一体何なのか?誰が作ったのか?この世界の外は存在するのか?
それらを理解できないのである。
しかし、あくまでこれは第一章といった位置づけのようなので、以後の展開が非常に楽しみである。
というわけで、完全には消化しきれていないテーマがまだまだ存在することを考慮し、4点で。

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紙の本死体を買う男

2015/07/14 01:36

結末は予想できたけど…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

断筆した有名作家が冒頭に序文を書き、そこから作中作の形で展開される物語。
作中作の著者は有名作家のファンだったことから、二人は出会い…
その際に交わされる信じられない会話。その理由は最後に明かされる。
作中作の『白骨鬼』も推理小説としてしっかりとしたものであり、それだけを読んでも楽しめると思う。
結末は予想できるものではあったが、様々な伏線の回収の仕方など、非常に上手いと感じた。
一読の価値あり!

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紙の本珈琲屋の人々 2 ちっぽけな恋

2015/07/04 23:33

切ない…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前科のある喫茶店「珈琲屋」のマスター行介のもとを訪れる人々の物語が詰まった短編集。
皆行介の前科を知っていて、そこに救いを求めてやってくる。彼らは皆、1人では抱えきれないほどの辛い日々を過ごしていた。
そしてメインは行介のかつての恋人冬子との不器用で切ない恋である。2人は、互いに強く相手を思っていながら、行介が自分の過去に縛られているために幸せになることができないと考え、結ばれずにいる。これほどまで純粋に、報われない相手を思い続けることがあるのだろうか…言葉にすれば安っぽいが、まさに純愛であろう。
人生の不条理、壁に突き当たり、絶望している人たちにこそ読んでほしい作品である。
ただ、出てくる人びとの抱えているものが、かなり似通っていることは気になる。その点はもう少しバリエーションがあっても良かったと思うのだが…
それでも、読む価値のある作品である。

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紙の本花窗玻璃 天使たちの殺意

2016/04/11 11:47

疑問がいくつか…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この小説は、主人公神泉寺駿一郎の経験をもとに書かれた「花窗玻璃」を中心とした入籠構造の作品であり、プロローグおよび途中の駿一郎と叔父海埜の会話を交えて展開していく。
「花窗玻璃」の中で起こった2人の死、これらにはどのような繋がりがあり、一体どのようにして犯行を行ったのか、そして犯人は?
これに関してはシャガールの絵画やレーニの絵画などを伏線としながら見事に犯行動機や方法に収束させていく手法は見事であり、一読に値するであろう。
しかし、疑問もいくつか存在する。…ま、私の読解力が低いせいで理解できていないだけかもしれないが…
1つ目の疑問は、叔父海埜と駿一郎の会話において提示されたことは、一体どういう意味があったのかということである。駿一郎が叔父海埜に「包丁を研いだ」と伝えたことや「拳銃はどこにあるのか」と確認したことは何だったのだろうか?実際、海埜もそのことに疑問を感じている。それに対する解答となるべき箇所が存在していないこと、これが消化不良である。
2つ目は197ページの「酩酊感」に関してである。「花窗玻璃」の中で駿一郎が経験した酩酊感は、ネタバレできないので細かくは書かないが、理由があった。だが、海埜との会話では、文章を読んだことによる酩酊感としている。そのような酩酊感を感じるようにランス大聖堂を描写したとしているが、駿一郎の経験とは異なる。だが、駿一郎は「ステンドグラスを見たことによる被害者」としての追体験をするためと解説しているのだが…これは鈴木光司「らせん」における手法のように、読者にすくなからず恐怖を感じさせるためなのだろうか?
理由の異なる酩酊感を提示した意味が不明である。
最後は、256ページにある「瑕瑾」の表記である。駿一郎は、漢字での表記に拘りを持っている。だからこそシャガールも何もかも漢字で表記している。だが、『日本国語大辞典』によると「『瑕』は玉のきず、『釁』は透き間。美しい玉の井の『瑾』を当てるのは本来誤用であるが、慣用化されている。」とある。漢字に強い拘りを持つ駿一郎が、慣用化されているとはいえ、誤用である「瑕瑾」を用いるのには疑問が残る。もしここに意味があるのなら、それを知りたい。
以上の点から減点し、評価は限りなく4点に近い3点で。

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紙の本禁断の魔術

2015/06/26 22:41

鼻につく

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

初期の頃と違って、科学で超常現象を解決するという「ガリレオ」ではなくなってきている気がするのですが…
初期の頃の方が独自性が強く、評価に値する小説だったと思う。
この作品は、一応科学に関する面もあるが、わざわざ「ガリレオ」シリーズでやる意味があるのだろうか…と思ってしまう内容だった。
あと、個人的に、内海刑事の青臭い感情論が鼻につく。ガリレオこと湯川に足りない部分を内海が補っているということなのだろうけど……耐えられない。

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紙の本命売ります

2015/11/21 03:42

帯を信用しすぎた…

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

たまたま寄った本屋でこの文庫本の帯を見て購入。
しかし、帯で宣伝されているほどの衝撃は受けなかった。
ラストの部分には、はっきり言って不満が残る。
それまでに行ってきた仕事を思い返せば、明らかに乗り切れる状況だと思うのだが…
主人公は馬鹿なの?…と思わせる作品。

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紙の本新釈走れメロス 他四篇

2015/11/21 03:39

娯楽作…

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近代の名著をモチーフにした娯楽作としては読む価値はあると思われるが…
それ以上でも以下でもない。
個人的には、無理して読む価値は無いと思う。
ま、古本屋や図書館などで見つけたら読んでも良いかと思う。

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紙の本月の扉 長編推理小説

2015/06/23 19:54

もやもや…

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個人的に、読後感によって本の良し悪しを判断しています。その際に重視しているのは、勧善懲悪という点です。殺人を犯した犯人などがその罪を罰せられることなく終わってしまうという小説、主人公が幸せになれない小説は、読後感がもやもやしたものに感じられます。
この小説はたしかに犯人を追いつめていく手法は素晴らしいと思います。しかし、主人公、および犯人の結末がもやもやしたものに感じられました。帯に書かれているように、「美しい」ものには感じられません。

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紙の本マーチ博士の四人の息子

2016/04/02 20:47

なんだこれ…

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帯にいろいろと書かれていた(表紙の画から騙されるだったかね?)ため、はっきり言ってラストが想像できた。
なぜ、わざわざ帯に書くかな~。ま、そうしないと売れないということなんだろうけど…。

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