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k子さんのレビュー一覧

投稿者:k子

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紙の本マルセル・シュオッブ全集

2015/07/30 14:16

お財布とご相談ください

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シユオブ、シュオブ、シュウォッブ、と表記もまちまちだった Marcer Schwob(1867~1905)だが、今回の全集発刊でシュオッブと統一されるのかもしれない。シュオッブ全集は、大濱甫の個人訳で全5巻の発刊が予定されたことがあったものの、三、四、五巻のみで中断していた(南か書局 1977~1980)。のち、多田智満子訳の『少年十字軍』(王国社 1990)が発売となった。今回の全集には、先のふたりの訳稿に加え、さらに初訳作品も含まれている。各種アンソロジーなどに点在していたシュオッブの作を一望できるのは、僥倖といってもいい。そうした観点からすると、巻末の解題で、書誌の表示がないのは残念ではあるが(既訳者のみを表示)、この時代、検索は容易なことだし、読者に調べる楽しみを残してくれたのかもしれない。ボルヘス、澁澤、皆川博子、山尾悠子の文が帯にあり、いかにもと思うか、鼻白むかは、ひとそれぞれであろうが、ほぼワン・アイデアだけで押し切る短編群は、個人的には宮澤賢治をも彷彿とさせる。それにしても、百年以上も前の異国の作家の全集がひょっこり出てしまう、この日本という国、まんざら捨てたものではない。

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