再版さんのレビュー一覧
投稿者:再版
電子書籍竜と流木
2020/08/06 21:23
怪獣もの
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篠田節子というと「ゴサインタン」「弥勒」が挙げられると思うが、これは「絹の変容」「夏の災厄」路線の怪獣もの。「夏の災厄」が最高傑作と信じているので、面白かったです。
ょゎょゎな男が怪山椒魚と戦い少し成長するお話。いつものように豪傑女も登場するが、「女たちのジハード」の女たちほど怪獣的ではない。
2021/12/26 18:42
結構おもしろい
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296話「シロウの目的」まで。
結構おもしろい。似通った登場人物で似通った話を展開するのと、ドラゴンボール的強さのインフレが難。
電子書籍ホテルローヤル
2021/06/06 19:18
ラブホテル舞台の群像劇
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7編からなるオムニバス。(たぶん)1980年代半ばから2010年代までの30年間営業したラブホテルを舞台とした群像劇。
著者の実家であった同名のラブホテルは執筆時点ではまだ健在で、刊行前に廃業したのだそうです。直木賞受賞後も営業していたら儲かったろうに。
電子書籍文豪宮本武蔵
2020/07/02 21:38
SFっぽい方がらしい
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火星のジョン・カーター式の時間旅行もの。関ケ原後の私闘で斬られた武蔵が、樋口一葉晩年の明治に現われる。
暫らく時代物が続いた著者だが、SFっぽいのを書いた方がそれらしい感じはする。
電子書籍化物語(上)
2020/04/04 20:42
最初の2話が秀れている
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西尾鰊...噛みまみた。西尾維新によるラノベ。漫画版第1巻が無料で読むとセリフ回しが面白かったので、原作を読んでみました。
上巻2話、中2、下1ですが、最初の2話が断突に秀れている(可笑しい)ので、物語の世界にどっぷり浸りたい向きでなければ、上巻のみでいいと思います。
計27百余円は高いです。お小遣いの乏しい子供でも読めるよう安価な文庫で出版するのがラノベと思っていました。
電子書籍悪夢のエレベーター
2020/03/21 21:31
第1章は面白い
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「ビデオ・ショップ・カリフォルニア」が好みだったので、同じ作家のデビュー作を読んでみました。映像化されているので、最も評価が高いのであろうと思い。
第1章は面白い。笑ってしまう箇所幾つか。第2章は別の登場人物視線による1章の語り直し。他のやり方があったのでは。また、終章は不要だと思いました。
電子書籍ビデオショップ・カリフォルニア
2020/01/26 11:07
映画ネタがほどよくあった
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その後、ヤブちゃんに捨てられたお好み焼き屋は左前となり、借金のカタに店長の臓器は売られ、やはりヤブちゃんに捨てられた主人公とデグはホモ・カップルにでもなるしかないのだろうなあ。
西暦二千年に二十歳代だった著者が同年二十歳の若者を描いたノスタルジックなユーモア青春小説。世代が違うため舞台装置にピンと来ず、郷愁感はありませんでしが。
ビデオ屋の物語だけに映画ネタ(章題とかも)がほどよくありました。
電子書籍信長島の惨劇
2021/01/28 19:10
欠点は作者が田中啓文であること
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戦国伝奇推理小説?
欠点は作者が田中啓文であること。コテコテの大阪作家が秀吉を殺す訳ないと予想してしまう。
電子書籍シャバの「普通」は難しい 01
2020/05/17 15:15
スーパーマンをコミカルに
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超人が普通人との隔りに苦労する、スーパーマンなどでお馴染の主題をコミカルに描かれています。世を忍ぶ仮のクラーク・ケントは地味女だが、眼鏡を外すと超絶美少女というのは、月並に感じますけれど。
全5巻中1、2話が主人公の異能ぶりが発揮され可笑しい。4巻がヤマ。5巻目は余談というか後片付け。
「小説家になろう」掲載。ばたこ画により漫画化されており、面白かったので小説も読んでみました。
電子書籍鏡の背面
2021/08/14 18:05
探偵行為は面白い
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犯人の遺した手記により事件の真相が明らかにストーリーは、よくあるとはいえ、正直どうなのかな?と思う。
手記に至る前段の探偵行為は面白いのですが。
電子書籍窓辺の風 宮城谷昌光文学と半生
2021/06/03 19:31
漢文に接したのは30歳過ぎというは意外でした
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孔子に学友なく、したがって「朋有り遠方より来たる、亦た楽しからず乎」は孔子の言葉ではないとした、文庫書き下ろしエッセイが良かった。
中国歴史小説家のこの人が漢文に接したのは30歳過ぎというは意外でした。
電子書籍転生したらスライムだった件1
2021/05/06 19:23
長い長い
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なろう公開版を読んだ。
長い長い、大菩薩峠かというほど長い。ただ構想があって長いのでなく、○○編××編を追加して長くなったものなので、漫画ドラゴンボールのように竜頭蛇尾式につまらなくなっていく。最初は面白いよ。
電子書籍三国志名臣列伝 後漢篇
2021/02/22 22:14
短編の方が良い
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短編の方が良い。下手に十年かけて書いた十数巻の長編小説よりも、列伝を肉づけした短編の方が、ずっと面白いと思う。
2020/11/24 20:15
刺身の妻のような八剣士
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鍋奉行犯科帳、浮世奉行に続く集英社いきなり文庫刊の新シリーズ。主役は前作の3悪人のような悪党で、八犬伝と銘打ち八剣士も数名登場するが、それはなんとなく刺身の妻のような。