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レビューアーランキング
先月(2017年1月)

まなしおさんのレビュー一覧

投稿者:まなしお

152 件中 1 件~ 15 件を表示

この本を読むと、丸山眞男が真に偉大な思想家だったことが再認識させられる

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

丸山眞男氏の戦後約10年間に書かれた論文を集めたのがこの「超国家主義の論理と心理 他八篇」である。丸山眞男氏については、批判も多いが、この本を読むと、真に偉大な思想家だったことが再認識させられる。特に第一部「日本のファシズム」に収められた三篇は圧巻である。この本を読んでいると現在の自民党安倍政権が戦前に非常に似ていることがよくわかる。

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紙の本模倣犯 5

2016/05/19 20:52

複雑に絡み合う登場人物と、巧妙に仕掛けられた伏線

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ようやくこの長大な小説を読み終わった。この小説の中には様々な登場人物が出てくる。それらの登場人物が複雑に絡み合って物語は進んで行く。巧妙に仕掛けられた伏線も随所にちりばめられている。私が読んだ中では宮部みゆきの最高傑作だと思う。様々な登場人物の中で特に被害者のおじいさんである有馬義男のくだりは涙なしには読めない。長い小説だが読む価値は十分にある。

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紙の本1★9★3★7

2016/02/14 22:23

辺見庸は絶対に妥協しない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1937年とは、南京大虐殺が起こった年である。辺見庸は、この年を中心にニホンのニホンジンのことについて考えを巡らす。辺見庸は、物事の本質を底の底まで考える人である。妥協はしない。他人に対しても肉親に対しても自分に対しても絶対に妥協はしない。容赦がない。だから信用できるのである。この日本にあっては稀有な人である。

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紙の本羊をめぐる冒険 下

2017/02/20 22:23

村上春樹は、この作品で大化けした

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

村上春樹は、この作品で大化けした。前二作も私は好きだが、これは作品のレベルが格段に違う。この作品で物語作家としての地位を確立したと思う。もちろんこの後も世界的な大作家となり、どんどんレベルアップしてきていると思う。その最初の萌芽がこの作品である。

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紙の本羊をめぐる冒険 上

2017/02/20 22:19

前二作は中編といえる短いものだったが、これは大作である

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

鼠シリーズデビュー作の「風の歌に聴け」「1973年のピンボール」に続く第三弾である。前二作は中編といえる短いものだったが、これは大作である。読み応え十分である。村上春樹は最初の二作はあまり評価していないらしいが、私は結構好きである。でも、この作品を読むとそれが分かるような気がする。

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クラシック音楽を聴かない人でも十分に楽しめる内容だ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私はクラシック音楽を聴かない。だからこれが村上春樹の対談本でなかったら絶対に手にしなかったと思う。だから期待はしていなかった。しかし、この対談はクラシック音楽を聴かない人でも十分に楽しめる内容だ。多分、本物の表現者である二人の対談だからだろう。これは芸術を表現するということに関しての対談だと思う。だから普遍性があるのだと思う。

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紙の本幻の漂泊民・サンカ

2017/02/13 19:49

この著者の資料収集力とフィールドワークの徹底ぶりは凄いものである

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サンカという言葉は、この本の中にも出てくる五木寛之の小説「風の王国」で初めて知ったと思う。柳田國男の著作にも「イタカおよびサンカ」というものもあるが、短いもので、こんなにまとまった本は初めて読んだ。この著者の資料収集力とフィールドワークの徹底ぶりは凄いものである。今では存在しないと言われるサンカという人々について多くの示唆を得た。大変な労作である。

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紙の本日本王権論 新装版

2017/02/05 17:31

分野の違う3人の鼎談であるため非常にスリリングで多岐にわたった内容の濃いものとなっている

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日本王権論ということは、すなわち天皇論ということである。論者は、歴史学の網野善彦氏、民俗学の宮田登氏、文化人類学の上野千鶴子氏の鼎談である。分野の違う3人の鼎談であるため非常にスリリングで多岐にわたった内容の濃いものとなっている。上野千鶴子氏が非常に攻撃的になる場面があり、網野氏がたじたじとなるところなど他の対談などではあまりないのではないか。各ページの下に注釈が載っていてありがたいが、カタカナ言葉が度々出てくる(特に上野千鶴子氏)が、その注釈も載せてもらえると更にありがたい。

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紙の本細雪 改版 下

2017/01/18 21:23

物語全体に大きな起伏はないが、ここまで読ませるというのは谷崎潤一郎の筆力であろう

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この小説は、谷崎潤一郎が書いた一番長い小説である。昭和十八年に中央公論に2回掲載されたがその後は「時局にそわぬ」として掲載できなかった。その後私家版「細雪」を上木したところ、また取締り当局を刺激したらしい。それでもめげず戦中もずっと書き続けたらしい。本文後に「細雪」回顧という作者のあとがきのようなものが載っているが、反骨の人である。物語全体に大きな起伏はないが、ここまで読ませるというのは谷崎潤一郎の筆力であろう。

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紙の本細雪 改版 中

2017/01/10 21:37

この物語の舞台となっている昭和10年代初めごろの風俗や天災なども織り込みながら物語は進んで行く

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上巻では物語の中心は、三女の雪子だったが、中巻では末娘(こいさんと呼ばれる)の妙子になっている。この物語の舞台となっている昭和10年代初めごろの風俗や天災なども織り込みながら物語は進んで行く。最後のところで大きな事件が起こるが最終巻でどんな展開を見せるのか、楽しみである。

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紙の本「難死」の思想

2016/12/30 19:32

彼は徹底的に「大衆」「俗」の視点に立ってものを考える

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小田実のまとまった本を読むのは初めてだった。小田実は、小説家であり、思想家でもあると思うが、彼は徹底的に「大衆」「俗」の視点に立ってものを考える。思想家にありがちな上から目線ではないのだ。それが徹底しているために、すごく胸にストンと落ちる説得力がある。「難死」という言葉は彼の造語だと思うが、彼のものを考える目線からすれば非常にわかりやすく、的確な言葉である。

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紙の本優駿 改版 下

2016/12/30 00:28

宮本輝の長編小説でどれがいいかと聞かれれば間違いなくこれを薦めるだろう

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宮本輝は、文体にくせがなく読みやすい。また、物語を構成する力も群を抜いて持っており、どの小説も一定のレベルにはあり、駄作が非常に少ない。その代りこれは傑作だというのも実はそんなに多くないと思える。でもこの「優駿」は、間違いなく傑作と呼べるものである。宮本輝の長編小説でどれがいいかと聞かれれば間違いなくこれを薦めるだろう。

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紙の本優駿 改版 上

2016/12/30 00:22

人々の運命を背負ったこの馬がどうなって行くのか

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この物語は、オラシオンという馬をめぐる様々な人たちを描く群像劇である。宮本輝の筆力は、読者をぐいぐいと物語の中へ引きこんでゆく。人々の運命を背負ったこの馬がどうなって行くのか。

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紙の本柳田国男を読む

2016/11/29 21:18

柳田國男の仕事の全体像を見るのには恰好の本である

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「日本民俗学の父」と言われる柳田國男に関する論考を集めたものである。柳田國男の仕事の全体像を見るのには恰好の本である。柳田については批判も多い。特に後期の常民という考え方が強く出ているところや、日本人の由来を説いた「海上の道」などへの批判である。赤坂憲雄もその点に関しては批判的であるが、柳田の成してきた仕事の全体を見据え、評価すべきところは多くあることも認めている。そのバランス感覚がすごくいい。柳田國男がいなかったら今の日本民俗学は全然違ったものになっていただろうと思える。専門的な本だが大変わかりやすい文章である。一読の価値あり。

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紙の本龍は眠る 改版

2016/11/21 21:30

息を抜く暇もないほどスリル満点の展開

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日本推理作家協会賞を受賞した著者初期の傑作である。この頃から著者の物語の構成力はずば抜けている。息を抜く暇もないほどスリル満点の展開であり、そして意外性もある。物語の最後の方まで全体像がつかめない。この頃から宮部みゆきの作家としての力は完成されていたように思える。

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