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レビューアーランキング
先月(2017年6月)

まなしおさんのレビュー一覧

投稿者:まなしお

197 件中 1 件~ 15 件を表示

この本を読むと、丸山眞男が真に偉大な思想家だったことが再認識させられる

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

丸山眞男氏の戦後約10年間に書かれた論文を集めたのがこの「超国家主義の論理と心理 他八篇」である。丸山眞男氏については、批判も多いが、この本を読むと、真に偉大な思想家だったことが再認識させられる。特に第一部「日本のファシズム」に収められた三篇は圧巻である。この本を読んでいると現在の自民党安倍政権が戦前に非常に似ていることがよくわかる。

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紙の本模倣犯 5

2016/05/19 20:52

複雑に絡み合う登場人物と、巧妙に仕掛けられた伏線

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ようやくこの長大な小説を読み終わった。この小説の中には様々な登場人物が出てくる。それらの登場人物が複雑に絡み合って物語は進んで行く。巧妙に仕掛けられた伏線も随所にちりばめられている。私が読んだ中では宮部みゆきの最高傑作だと思う。様々な登場人物の中で特に被害者のおじいさんである有馬義男のくだりは涙なしには読めない。長い小説だが読む価値は十分にある。

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紙の本1★9★3★7

2016/02/14 22:23

辺見庸は絶対に妥協しない

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1937年とは、南京大虐殺が起こった年である。辺見庸は、この年を中心にニホンのニホンジンのことについて考えを巡らす。辺見庸は、物事の本質を底の底まで考える人である。妥協はしない。他人に対しても肉親に対しても自分に対しても絶対に妥協はしない。容赦がない。だから信用できるのである。この日本にあっては稀有な人である。

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紙の本愛と痛み 死刑をめぐって

2017/06/16 19:01

単行本を読んだ方でも「朝の廃墟」が加えられた文庫版を読む価値は十分あると思う

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は単行本で刊行されたものに短編「朝の廃墟」を増補して文庫化されたものである。本文自体は改訂が加えられているかどうか定かではないが、論旨は大きく変わっていないであろう。単行本を読んだ方でも「朝の廃墟」が加えられた文庫版を読む価値は十分あると思う。短いものだが、死刑に関しての短編で、強烈なインパクトを与えられるだろう。

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紙の本夫婦茶碗

2017/05/30 21:29

町田康の小説にはいつも感じることだが、戦後の無頼派の匂いがする

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本には「夫婦茶碗」と「人間の屑」二編が収められている。どちらも傑作である。特に「夫婦茶碗」は、芥川賞ではなく三島由紀夫賞の候補になったが落選した。後に「きれぎれ」で芥川賞を受賞したが、この二編の方がずっといい。特に「夫婦茶碗」は、傑作である。町田康の小説にはいつも感じることだが、戦後の無頼派の匂いがする。

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この第3巻でいよいよ大逆事件の大量検挙が始まる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この第3巻でいよいよ大逆事件の大量検挙が始まる。宮下太吉の爆裂弾実験の発覚を端緒に、警察及び検察による強引な穴だらけの検挙。そして、一か月にも満たない駆け足の裁判。その中で必死に戦う被告と弁護士たち。著者は、これらの事実を細かに追っていく。非常に切迫感のある描写である。これらの国家による犯罪が公然と行われたことに恐怖を感じる。

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宮下太吉が爆裂弾の実験に成功するまで

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第1巻で大逆事件前夜を著していると思ったが、第2巻でも大逆事件は起こっていない。宮下太吉が爆裂弾の実験に成功するまでである。聴取書や調書からの抜粋は随所に出てくるが、まだ、誰も逮捕されていない。だが当時の社会主義者たちが国家権力によってじりじりと追い詰められていく様子がよくわかる。

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国家による思想弾圧がやがて国家による殺人へと至る道筋がよくわかり不気味である

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

近代日本史の最大の汚点。国家による思想弾圧のためのでっち上げの罪による12人の殺人。大逆事件についてはいろいろ読んでいるが、この「革命伝説大逆事件」は4部にもわたっている。第1巻は、大逆事件前夜を1冊に充てている。やがて大逆事件につながる様々な出来事をこんなに詳しく読んだのは初めてだ。国家による思想弾圧がやがて国家による殺人へと至る道筋がよくわかり不気味である。

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紙の本笹まくら 改版

2017/05/03 01:09

テーマと文体が特異である

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは徴兵忌避者を主題とした小説である。解説によると他にも徴兵忌避者をテーマにしたものはあるらしいが、私は初めて読んだ。テーマの特異さもこの小説の価値を高めているが、文体の特異さも際立ったものがある。現在と過去が行空けなどなしにつながっている。また、三人称の使い方も場面によって使い分けられている。かなり集中力を要するが読む価値は大いにある。

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紙の本秘録帝銀事件

2017/04/23 22:35

これを書いた森川氏とその息子との親子二代にわたる戦いには脱帽である

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

帝銀事件については、昔に松本清張の「小説 帝銀事件」を読んでいた。その他にもこの事件については、纏まったものではなくてもいろいろ読んだ記憶はある。今回この本を読んで、その内容の濃さ、情報量の多さ、再審請求の難しさなどについて多くの示唆を得た。この不可解な冤罪事件がいつか解決される日は来るのだろうか?これを書いた森川氏とその息子との親子二代にわたる戦いには脱帽である。

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21世紀を憂える戯曲集

2017/04/16 14:07

より進化している野田秀樹

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

夢の遊眠社時代から野田秀樹の戯曲は読んできている。解散してからは社会的メッセージを込めた物が多くなっている。でも。夢の遊眠社時代からの特徴である言葉の遊び、部隊が目まぐるしく変わるところ、ブラックユーモアなどは依然として変わらない。むしろ、より進化していると言えるのではないか?

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紙の本楢山節考 改版

2017/04/15 11:25

三島由紀夫にこわいと言わしめた小説

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは深沢七郎の鮮烈なデビュー作であり「中央公論新人賞」を受賞した。その年の芥川賞にはノミネートされなかったが、中央公論新人賞を受賞したためらしい。詳しいルールはわからないが、ノミネート可能だったならば文句なしにこれが受賞していただろう。中央公論新人賞の選考委員であった三島由紀夫にこわいと言わしめた小説である。日本近代文学に屹立する大傑作であり。このような小説は、深沢七郎しか書けなかったであろう。

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紙の本共同幻想論 改訂新版

2017/04/08 20:09

このような本に今まで出会ったことのなかった私は衝撃を感じた

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私はこの社会について、あるいはもっと限定して国家というものに対して何かしら違和感を抱いていた。そしてこの本に出合った時、その違和感に一つの回答を与えられたように感じた。それは完全なものではなかったかもしれないが、このような本に今まで出会ったことのなかった私は衝撃を感じたのであった。そして、それからというもの吉本隆明をむさぼるように読んだ。

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村上龍の作品の中でも依然としてトップクラスの作品の一つとなっていると思う

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「限りなく透明に近いブルー」で鮮烈なデビューを飾り、次の「海の向こうで戦争が始まる」では、ちょっとがっかりさせられ、本作で決定的な名声を博した。この作品は、村上龍のその後の作品と比べても決して見劣らない。というか、村上龍の作品の中でも依然としてトップクラスの作品の一つとなっていると思う。

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紙の本マシアス・ギリの失脚

2017/03/26 23:58

長い小説だが全然飽きさせない

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

南洋の島国のマシアス・ギリという独裁者の物語である。タイトルが「マシアス・ギリの失脚」となっているからにはいずれ失脚することが読者にはわかっている。でも、そんなことは物語を読むうえで全く問題にならない。ここには国家論、政治論、文化人類学、民俗学などいろいろな要素が盛り込まれている。長い小説だが全然飽きさせない。

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