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先月(2017年6月)

すくえアさんのレビュー一覧

投稿者:すくえア

1 件中 1 件~ 1 件を表示

まだ「教科書」ではない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これを「教科書」と呼ぶのは「嘘ではないが誤解を招く」表現でしょう。
 大学や職業専門学校で使う教科書だって教科書には違いないでしょうが、一般的に「教科書」といえば想像するのは義務教育レベルでしょうから。

 「やまめ乗り」改め「おじぎ乗り」というのは、「アスリートが語るアスリートのための方法」であって、アスリートたり得ない身体や性格の持ち主は最初から見捨てられている、という印象を受けます。

 まぁそれでも、競技指向でない私にも参考になる点はある、と、信じて注目しているのですけれども。


 今編では、言葉の定義と実行した結果についての体感について詳しく触れられ、「正確に伝えよう」とする熱意を強く感じます。
 前作で疑問に感じていたことが、こちらを読んで解決した部分もいくつもありました。
 
 とはいえ、その実行結果についての検証は、体感による主観的なものが中心であり、客観的な検証はむしろ拒絶しているような印象をうけます。
 自分の身体との対話が重要。 そして、人間の身体は必ずしも「思った通り」には動かないから、「つもり」による補正が必要。
 そこまでは賛成なのですが、過剰補正にならないように、客観的な検証は拒絶してしまってはいけない、と、私は思うのです。

 論理的に話を進めようとしているという印象が強いものの、「それとこれとは別問題じゃないの?」と思われる問題が一緒にされているケースも多く、論理性には疑問が残ります。

 言葉の選び方で損をしている部分もがあります。
 安易な期待を戒める意味で「『壺売り』的な考え方を私はもっていません。」と書いてあって、それ自体はもっともな主張なのですが…
 そもそも理系的常識では「『永久機関』という言葉が出てきたらまず詐欺を疑う」というのが鉄則なんですよね。 否定のためとはいえ『壺売り』という詐欺を連想させる言葉を選んだことで、『夢の永久機関』という言葉を多用する自身の信頼性を落としてしまっています。
 そのあたり、諫める人がいなかったものか。


 それと、ある程度やむをえない部分はあるにしても、旧来の常識に対する反論が、「人に対する攻撃」の色彩を帯びる部分も散見されます。
 「教科書」を目指すのならば、「罪を憎んで人を憎まず」の姿勢は必須でしょう。

 

私の場合、怪我と病気の後遺症のため、この本の練習方法をそのまま実行することは不可能なので、ちょっと斜に構えているところもありますが…

 現在のままのこの本を、文字通りの「教科書」として使おうとすると、「スポーツ技術書」ではなく「宗教の布教書」のカテゴリーになってしまう危険を孕んでいるように思います。
 教師が解説を加えつつ使う「副読本」が、現状では妥当でしょう。




今後、この「おじぎ乗り」が、本当に教科書に載るような万人向け普遍的な技術として成熟してゆくのか、それとも閉鎖性を纏ってカルト宗教化してしまうのか、注意深く見ていく必要があるように思います。

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