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先月(2017年6月)

いんちきせれぶさんのレビュー一覧

投稿者:いんちきせれぶ

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本インザ・ミソスープ

2015/08/24 15:46

最高の現代純文学

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

初めて読んだ村上龍の小説。本作は、外国人相手の風俗アテンダント、女子高生の援助交際、大量殺人などセンセーショナルな話題を扱っているが、決して奇抜さだけで勝負しているような作品ではない。ただ、暴力的な描写は多いので、苦手な方には注意が必要か。
物質的にはかつてないほど満たされていても、精神的に疲弊し切って何のために生きているのかわからない人間ばかりの日本社会。20年近く前の作品であるが、本作を通して村上龍が訴えた問題は、現在の日本においても全く解消されていない。
村上龍さんの作品は、非常にタイムリーなテーマを扱うことが多いためか、純文学としてみなさない人もいるようだが、私はそうは思わない。本作でも、「コインロッカー・ベイビーズ」の頃から、一貫して著者が描き続ける強くサバイバルする人間の姿が描かれている。普遍性のある文学と、単なる一過性の娯楽との違いは何か?について深く考えさせられた小説。

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紙の本遠き落日 上

2015/08/24 18:17

偉人・野口英世の実像

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本作は、渡辺淳一の手による野口英世の伝記小説である。1992年には三上博史主演で映画化もされている。
本作を読んで何より驚かされたのは、著者の野口についての圧倒的なまでに綿密な取材。執筆にあたって膨大な労力を要したであろうことは容易に推察できる。あらゆる逆境を跳ね返し、51年の生涯をトップスピードで駆け抜けた野口の人生が、客観的に描かれていると思う。
本作で描かれるのは、多くの人が子供の頃に教わったであろう「偉人」野口英世には、ほど遠い人物である。立身出世のために手段を選ばず、常習的に借金を踏み倒して酒を飲み、女を買う。ある面では完全に人格が破綻している。しかし、決して聖人君子などではなく、俗っぽく、人間臭い実像を知るほどに、小説中の野口に共感できた。
人生における成功とは何なのか?猛烈な勢いでにひたすら努力を重ねる野口の姿を見て、今さらそんなことを考えた。

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