サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. えにぐまさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

えにぐまさんのレビュー一覧

投稿者:えにぐま

16 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本天空の蜂

2015/08/31 15:33

総合的に考えたら、名作。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この作品の最も素晴らしい点は、震災以前に書かれたことである。

「事故」以前の原発に対する日本人の感覚や境遇を、様々な登場人物を通しバイアス無く記している。
しかし以前の感覚を失ったのは読者にも言えることだ。
例えば、原発の安全を訴える人物と危険を訴える人物、蓋然性で考え、安全神話側がより説得力を持つように思える読者の方が多数派だったはずだ。
原発反対派がその危険性を訴えても、真には迫らない。
しかし現実に「事故」は起こった。
これはフィクションの科学的アプローチが現実の壁を崩してしまったということでもある。
つまり、現実の方が作品をある部分で踏襲してしまったことによって、
作者すら確信を持って意図した訳ではないメタ的で圧倒的なテーゼが読者の心に迫るのである。
この説得力は震災以後に記されたものでは得難いものだと思う。
作者は、それに更に幾層ものテーマを重ねてエンタテインメントとして結実させている。
しかしそれ故に正当な評価を得られにくいかも知れないが、後世に残すべき作品であると思う。

読む側は、これが震災以前に書かれたものであることを確と認識し、
自身の以前の価値観ともう一度向き合うべきだと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本新世界より 上

2015/09/20 03:36

SFファンタジ世界に翻弄される。ちゃんとリアリズムには片足突っ込んだまま。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

エンタメに特化してここまで読ませ、面白い作品は中々無いと思う。
話の引っ張りも重層的で作品世界に引き摺り込まれる。
「面白み」のアイデアがいくつか盛り込まれている。

一つだけ注意したい点は、導入部が意図的にスローテンポになっていること。
万が一そこで投げてしまわぬように。
そこは溜めであり、そこがあるからこそ、
その後展開が爆発し、転げるようにほとんど止まらなくなる。

先に解説読んだ方、
「私を離さないで」とは完全にレベルも次元も違うので安心してください。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本武家屋敷の殺人

2015/09/15 12:39

パンパンに詰め込みすぎてちょっと歪。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分の好みとしては小島正樹氏の現時点での最高傑作。
終盤の謎の解決の怒濤が半端じゃない。
ただそれだけの謎の解決の為には、当然伏線が必要なわけで、
そのために解決編に至るまでの物語のリーダビリティがちょっときつかった。
大丈夫な人はいいのかも知れないが、自分としては語り手が信用出来なすぎて
物語に入り込めなかった。
また極たまにあるのだが、提示される謎があまりに突拍子も無いものもあって逆に興味を失ってしまう部分もあった。
これはまともな解決にはならないのでは、と。
(一番気になったのは明らか何か知ってんじゃないの?と思われる人物。自分だったら徹底的に詰め寄りたかった)

ただ物語のバランスを欠いてまで張り巡らせた伏線の回収は圧巻だと思う。
自分はトリック偏重主義なので。
そこは必読といっていいほどではないだろうか。
オリジナリティもあるし、既存の謎の変化球の解決もある。
前半部の読者の不満も激しい巻き返しで一緒に回収されてしまいそうなお話。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ダイナー

2015/09/07 16:21

空腹時は胃が混乱するので控えましょう。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

傑作。
あるいは名作かも。
いつでも殺されそうなので常にクライマックスという表現も当を得ているかと。
ありきたりじゃない本を読みたい方にお薦め。
ただ最後の展開は、個人的にはちょっと…ね。

グロ有りで、最初の数ページ読めばその方の評価は決まるでしょう。
非情すぎると案外ブーブー言う人いますからね。
ただ少し我慢すると、日常のすぐ隣にある極限世界が楽しめるかもしれない。
舞台は食堂ですからね。ダイナーの集うダイナーだけど。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本隻眼の少女

2015/09/30 12:45

本来はミステリマニア向けの極北。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「書店員レビュー」が既に素晴らしいけど少しだけ。
麻耶雄嵩氏は既存のミステリを踏まえ、その一歩先の作品を書こうとしている作家。
なので幾らか下地が無いと、何が実はテーマなのか判らない可能性が高い。
そういう意味ではメタフィクションの作品。
けど文体や作品内雰囲気が固いとかいうことは無くむしろユーモラス。
帯に釣られて買ってこの作品が面白いと思えた人はミステリに向いている。
麻耶雄嵩氏の他の作品は言うに及ばず、「密室殺人ゲーム王手飛車取り」等、
一歩先じたいくつかの作品を多いに楽しめるかもしれない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

評価それ自体が面白みになる類の話。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

上下合わせてのレビュになります。
帯が「二転三転四転五転!?」と煽りに煽ってましたが、
まぁその看板に偽りは無いでしょう。
確かにミトンをはめた男が殺された事件から、話が大きく、しかし着実に進みます。
一見地味に思える殺人から膨らんでくのは作者の狙い通り。
謎がでかすぎると話の土台自体を見失って肩透かしになる話はありますが、
この作品はしっかりまとめたと自分は思いました。
たぶんこういう作品に興味を持つ方は、そういうメタな楽しみも含めていると思いますので、
もう敢えて余計なことは言いません。
自分としては十分及第点。
普通の探偵小説を期待してブーブー言う人はいるかもしれないですね。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

題名が古くさい(きっとわざと)が中身は非常に現代的。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

結構好きな作品。
メインの密室の真相が良い。
物語の設定(「ふたり探偵」の理由)は先例が幾つもあり、並の面白さだが、
先例があるからこそある意味それを逆手に取ったようなトリックが良い。
あーなるほどなぁと関心させられた。
自分にとっては正に盲点を衝かれたが、もしかしたら見抜く人もいるのかも知れない。

舞台は列車内でも話は結構広がってます。
巷を騒がすシリアルキラの話が出たり。
こういうのも自分としては好み。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本回廊亭殺人事件

2015/09/21 16:52

うーん

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

設定はよく、グイグイ読ませる。
感情面の描写も多い。
代わりに解決編だけがしりすぼみな印象。
二つの種類の異なるトリックを合わせた試みは判る。
そこに作者の、人間も描くというらしさ、
事件から不可解な展開に発展するらしさが加わっているのは伝わるが、
いかんせんトリックがちょっと小粒。
意表を衝かれることと何でも有りは全く違うが、少々後者に寄っている。
つまり結果として伏線が足りない。余り出せないということ。
読んでいる間は楽しいが。

現在の東野氏を知らないとしても、
器用な作家であることは伝わる作品。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本美しき凶器

2015/09/15 14:20

人の話。

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

基本はサスペンス作品。
アクションシーンに絡まって徐々に事件の背景が明かされていく。
スポーツ科学を扱った作品だが、
同じ趣向なら謎解きに重点が置かれた「鳥人計画」の方が個人的には好み。
「美しき-」は映像化に適した作品。
アクションが派手でそちらがメインだが、設定にはユニークさもある。
一旦引いて考えてみれば「スポーツってどんだけ恐ろしいことしてんだよ」、と。(何であんなもん投げてんだよ、とか)
謎解きを期待して途中で合わないと思った人(←自分)も、
たとえ飛ばし読みでも最後まで読み通す価値はある。
東野氏はあえてあっさり書くことが多いように思うが、
読後の余韻はかなり深いと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本小指物語

2015/09/08 21:39

自殺に興味ある方はどうぞ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自殺を巡る物語。
自殺を多角的に考察している。
しかし安易に肯定したり否定したり、気持ちの悪い話ではない。
文体や登場人物はラノベ感覚に近いものがあり、話の全体のトーンは基本的には明るい。
それ故人物造形や物語に善くも悪くも幅ができ、
若者には大嵌まりの人もいそうだし、おじさんには軽くて単調な展開に思えた。

しかし、ラストの山場が素晴らしい。
テーマに絡めた物語の落ちもきちんと考えられたものだし、
そこに至るまでの登場人物の語る自殺についての哲学的思弁は、
全て肯定できるかは判らないが、一読の価値はある。(たぶん)
もう少し何らかの評価がされないだろうかと思っている。

惜しむらくはこの題名と表紙だけは何とかならなかったのだろうか…。
(忘れたけど何かにかけてあるのはわかるんだが)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本私たちが星座を盗んだ理由

2015/09/06 12:58

トリック好きは1,2の作品の為に読む価値がある。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

トリック(サプライズ)に重点を置いた評価になるが、
1「恋煩い」、2「妖精の学校」が特に良い。
特に2のメタな仕掛けは出色。
個人的には短編ミステリ史に残る出来だった。

その他、全体的に既存のミステリ作品とは異なる世界観を創り出そうという姿勢は素晴らしい。
しかし作風の広がりは感じさせるが、作者が元来持つ切れ味鋭いヘビーなトリックは鳴りを潜めている。

そろそろ初期の作品のようなダークでゴリゴリの新本格も読んでみたい気がする。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

巨獣めざめる 上

2015/09/26 14:56

嫌いじゃないけど。好きでもない。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

上下合わせてのレビュー。
好みの問題はあるが、内容に比して長過ぎると感じた。
確かに全体の展開に、その長さの一部に意味があるのは判るが、
メインになるようなSFアイデアはほとんど一つなのでそれにしては長過ぎる。
帯にあったようにシモンズが好みの人には良いのかもしれないが。
前半は確かに惹き付けられた。
結構ライトなSF。
続編がまだまだあるようだが、確かに続きが気にならないことはない。
文章が切り詰められてプロットが複雑になれば読みたい。
第一部だけの評価はメインのアイデア含めて芳しくない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本クリムゾンの迷宮

2015/09/20 02:33

貴志祐介氏は好きだがコレは無いかな。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

貴志祐介は良い作家だ。
しかしこれはいただけない。
びっくりするほど面白くない。
作者独自のアイデアもほとんど無い。
他の作品は色々考えてあるのに。
明らかライト層向け。
一発目に人気のあるコレ読んで貴志祐介見切る人がもしいるとしたら、
もったいなすぎる。
さわりで面白そうだピンと来た人はいいかもしれない。
嫌な予感がする人はやめましょう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本私が彼を殺した

2015/09/08 22:31

純粋に推理だけを目的に読むものじゃない。それにしては長過ぎる。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分の趣味には合わなかった。
ゴリゴリの謎解きをするつもりで読んだのだけれど、
そこには直接は関係のない登場人物の心情に紙幅が多く割かれていてげんなりしてしまった。
動機は犯人当てには関係ないので。
ただ小説世界に参加する以上、背景が無ければ推理の意欲も湧かないのがマジョリティーだと判断したのだろう。
トリックも、純粋な推理小説としては、トリックというレベルのものではないし、
そういう層向けのものだったということ。
ただ趣向は面白いし東野氏の作風にも合っていると思うので、
ぜひ今度は短編集でお願いしたい。
動機はとってつけで大丈夫ですので。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

これを最初に読むなら他のを読んだ方がいい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

小説としては、率直に言ってほとんど駄作である。
辻褄合わせに奔走する作者の努力が伺われる。
仕掛け本としてのアイデアに一定の評価はされるべきかもしれないが。

しかし泡坂妻夫は「亜愛一朗シリーズ」や「しあわせの書」など、
古さとは本当に無縁の素晴らしい名作がある。
派手さだけを理由に書店で売り出していたこの作品を初めに手にし、
泡坂妻夫の他の作品にまで見切りをつけてしまうのは非常に勿体無いことである。
それで嵌まればこれに戻ってくればいい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

16 件中 1 件~ 15 件を表示