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@さんのレビュー一覧

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8 件中 1 件~ 8 件を表示

電子書籍亜人(9)

2017/09/30 11:57

失速しない面白さ

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フォージ安全ビルの戦闘が決着。
佐藤が能力と経験値の点で圧倒的過ぎるのは今までの戦闘と同じようなイメージで、見ていて辛いというか読んでいて重苦しいものが溜まる一方ですが、読み手としても惨憺たる気分の中、中野の「悔しくねぇのかよ」に対する永井の反応に胸を打たれました。2人の悔しさが心底伝わってくるシーンで、画的にも素晴らしく強く印象が残ります。平沢のシーンも含め、これは読まないと伝わらない表現です。

当初から漫画主人公のキャラクターとしては色々と欠落がある印象の永井、その分、他キャラの人間性と暑苦しさが心地よいと感じられる魅力もあります。
怪物と戦う者が、自らも怪物とならない為にはどの一線で踏み止まるべきなのか、また、何を楔とするのか、永井が今後それを見出すか、あるいはそれを捨てて佐藤と対峙するのか、予想もつかない今後の展開にも期待しています。

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電子書籍墓地を見おろす家

2017/09/30 11:43

ゾッとする

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マンションの地下に「何か」がいて、じわじわと日常生活を脅かして行く。
仕事も家庭も精力的な夫・仕事をしながら可愛い娘の子育てを楽しむ賢く美しい妻、という、いかにも理想的な一家が、「何か」と「逃げるに逃げられない状況」に徐々に追い詰められて行くストーリーです。

新築マンションで新生活を始めたばかりなのに、不穏な出来事がたびたび起こる。
それがポルターガイスト的なものなのか気のせいなのか判然としないまま、日常の違和感と不安感が無視できないレベルにまで膨らんだ時の恐怖と拒絶感がリアルで、同時に、理想的に見える夫婦の過去に潜む業と昏い影がつきまとう描写も恐怖を増しています。
物凄く悪い事が起こりそうな予感がするのに、逃げられないという不安と恐怖が最後の最後まで煽られます。
かなり以前の作品ですのでやはり若干時代感の差は感じますが、湿度の高い和製ホラーを好む方は読んで損はないのではないかと思います。
何者が何をしたかったのかという部分が判然としない、すっきりとしない部分が逆に恐ろしく、解釈の幅が広がる部分でもあると思うのですが、恐らくこの辺は好みによって評価が分かれるのではないでしょうか。

作者さんは恋愛小説とともにミステリーやホラーの名手で、個人的にはむしろ後者の方を好んで読んでいます。特に短編は秀逸だと思います。
しゅるしゅる、贅肉など、現実の狂気からこの世ならざる者の話まで、現実の隙間にある底の見えない深淵を覗くような感覚に陥らせてくれる。
鈴木光司氏の「リング」がブームになった折、この作品も映像化されるだろうなとぼんやり思っていましたが、未だになっていない(?)のがちょっと意外です。ロケーションもほぼマンション内ですし、上手に映像化すると限られた予算でもかなり怖く仕上がるような気がします。

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電子書籍主に泣いてます(1)

2017/09/30 10:02

不幸体質美人と愉快な仲間たち

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容姿も性格も美人で魅力的過ぎて逆に不幸体質な女性・泉さんと、それを取り巻く濃いキャラクターたちのギャグ風味の漫画です。
モテる事がトラブルの元になるので、それを回避するため主に変なコスプレをするのですが、あまりのやり過ぎ感に笑います。
日常あるあるから妙なテンションやネタまで、爆笑とまでは行きませんが面白くてニヤニヤ読んでしまうようなそんな感じ。

美人過ぎると不幸になるという説がありますが、これを地で行くような設定で、本人は普通に生きているつもりでも、周囲の好意が行き過ぎて何かとトラブルが巻き起こり、結局本人が居場所を無くしてしまうという、現実でも時折見られる哀しい現象をコミカルに描いていて、同じような悩みを持つ人が読むと慰めにもなるのではないでしょうか。なかなか周囲にはわかってもらえない悩みだと思いますので…
好意というのは本来素敵なものですが、それが行き過ぎたり歪んだりするとセクハラやストーカーに発展したりもするわけで、そういう意味では毒に変化しやすい感情でもあり、理性でのコントロールの難しい種類の感情でもあるので、それに打ち勝てる強さや上手に回避する強さが無いと泉さんのような状況に陥りやすいのかなとも感じます。
泉さんのような人が不幸に陥ってしまう世の中というのもちょっとどうなのか、と物悲しくもなったりしますが、周囲のキャラクターが騒がしく面白くてあまり悲壮感が無いので楽しく読めます。笑えて考えさせられる漫画でした。

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電子書籍【全1-3セット】ミスミソウ

2016/02/21 10:18

結末まで目が離せない

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読む前は、残酷な描写にリタイアも考え、全ての巻を一括購入して良いものか迷いましたが、
重苦しいながらも最後まで追わずにはいられないストーリーでした。
集団が作り出す狂気、防衛の為・あるいは破壊された怒りによる反撃、
テロリストや戦争心理のミクロ版とも言えるような世界で、
最後は焼け野原に春が来るという戦場跡のような無常観をもって
不思議に美しく結末している物語という印象です。

人によってはトラウマを植え付けられかねない部分もありますので、
おすすめかと言われると微妙な部分もありますが、
人の心の闇に関心がある読者には大いに興味を引かれるストーリー構成や描写に溢れていて、
また、恐怖・脅威と人間という括りで物事を考えるきっかけとして優れた作品であると思います。

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電子書籍ミスミソウ(3)

2016/02/21 02:34

結末

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作品全体を通じて、流美や役立たず教師にイラっと来る事が多く、
これは常に恐怖や脅威に対して完全に屈服し、目を反らして、
別の者に悪意をぶつける汚さに対する不快感から来るわけですが、
そもそもこれは生まれ持った個人の性質というよりは、
集団の悪意が生んでしまった闇という要素が強いのではないかと思います。
教師に至っては、最後の最後まで、恐怖対象であった生徒本体と向き合う事はなく、
親に暴言と暴力をもって向かって行く始末。
バカ親に対して吐き捨てたくなる気持ちもわかりますが、
そもそも自己のトラウマ解消のために教職に就いた時点で、
何か方法を間違っているのではとも感じる部分も。
ただ背景を思えば、流美同様に気の毒な立場でもあり、
ここで憎むべきは個人ではなく、個人をここまで追いやった要因そのものなのではないかと感じます。

妙子VS流美は、最初からこのカードで戦うべきという感じなので、
ある意味納得の行く潰し合いかと思います。
罪悪感があるだけ更正の余地があるとは言え、流美という狂気を生んだ原因は
やはり妙子のイジメ行為にあるわけで、自らが生んだバケモノと戦うという言わば自業自得展開。

主人公の結末も予想どおりの展開となり、これはもう仕方のない事とも感じますが、
心は家族とともにあった事が伝わってくるモノローグには涙が零れました。

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電子書籍ミスミソウ(2)

2016/02/21 01:43

重苦しい

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2巻からは残酷な表現が増えますが、状況を考えるとスカッとする部分もあったり、
そしてそういう読者視点で読んでいる自分を薄ら寒く感じたりと、
何とも微妙な気持ちになります。
死の寸前の表現が妙に静かなものが多く、妙にリアルだったり、
最期まで大した罪悪感も感じられないあたりの救いようの無さもあったりしますが、
誰もが誰かの子供であるという命の重みも伝わってくるシーンもあります。

残酷な少年少女たちの背景として多少の同情や同調できる点はあるものの、
やはり仕出かした事の落とし前はきっちりとつけるのが人の道、と、
少年法にまで拡大して色々と考えさせられた部分もありました。
これらの救いようもないガキどもを見ていると、十代にありがちな暴走というよりも、
サイコパスとソシオパスの分類である程度線引きが出来る気もします。

時折登場する妹の幻影は、超常的な現象なのか、
主人公の内面にある、人としての最後の一線を具現化したものなのか、
微妙な表現と、その表情に胸打たれます。

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電子書籍ミスミソウ(1)

2016/02/21 01:11

美しさが暴くもの

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評判の高さはレビュー等で知っており、ストーリーも最後まで知っている状態で読みました。
読むのを躊躇っていたのは、スプラッター表現がきつそうだった為です。
ミステリーやホラーは好きですが、残酷表現は苦手なので不安でした。
読んでみると確かに相当痛そうな表現が所々で見られましたが、
ストーリーのインパクトの方が重かったせいか、直視できないというレベルではありませんでした。

ストーリーとしては、簡単に言えば、
限度を知らない悪意と暴力を増長させたバカな中学生のガキどもが、
限度を越えたイジメ(+犯罪)を極めた末に、主人公に惨殺されるという流れで、
全体的に救いの無い話ではありますが、一種のカタルシスを得られる部分もあり、
読後は色々と考えさせられ、強い印象の残る作品でした。

単純な復讐憚ではなく、人が恐怖に直面した時、どう考え、どう行動するか、
それによって生まれる闇がリアルに描かれていると思います。
恐怖のあまりに、相手への憎悪を好意へすり替えて自分の心を守ろうとしたり、
別の者へストレスを向けて残酷な行動を起こしたり、
過去の恐怖を長期に渡って自分の中で腐らせて停滞したままの大人になったり、
こういった歪んだ心理は、世の中にはザラに存在していますので、
その醜さが読んでいて辛くなります。

地方の廃校寸前の中学校といういかにも閉塞的な環境で、
歪んだ悪意や好意が澱のように沈んでいる中、
都会から身も心も強く美しい少女が登場したことで「バランスが狂った」、
「何もないクソ田舎の中、キミの存在はあまりにも…」というのは、
責任転嫁のチープな表現に見えて、実は的確な理解なのかなと思います。
十代前半の幼稚な独占欲や残酷性、劣等感など、誰もが見ないフリをして、
いずれは過去のものとして埋めるはずの醜い感情を直視する事になってしまったという点で
確かに主人公の登場が集団に与えた影響は多大だったのではないかと。
ただ、だからといって主人公に何ら問題があるわけではなく、
言わば引越しのタイミングと運の問題でこんな展開に陥ってしまうというのも
何ともやるせない話だと感じます。
情景として重苦しくつきまとう積雪の印象が強いせいか、ラストの美しさがとても切なく、
最初から最後まで強く惹き付けられる力を感じた作品でした。

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内容・ボリュームともに充分

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目次
<ページ>
<005~>絶望へのカウントダウン
<075~>悪夢へいらっしゃい
<136~>絶対安全
<180~>人食い草
<263~>ミツバチの遺言
<279~>テレビタイムは終らない
<295~>グズな夜
<311~>あたしのお葬式
<327~>騒音都市
あとがき

ミステリー・ホラージャンルで、救いのないストーリーを描かれることで有名な作家さんですが、社会問題や災害パニックなどの題材で、恐怖だけではなく人としての在り方を考えさせられる佳作も多いです。

・絶望へのカウントダウン…細菌兵器事故による都市閉鎖パニック
・悪夢へいらっしゃい…身近な人が亡くなる悪夢が正夢になる
・絶対安全…原発事故・核廃棄物の不法投棄
・人食い草…遺伝子操作による植物の暴走
・騒音都市…アパートの騒音被害

長編に関してはこのような内容です。
短編も含め、後味の悪いラストが大半を占めています。
この作家さんの傑作集に関して全般的に言えることですが、内容もページ数も多く読み応えがあります。

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