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レビューアーランキング
先月(2017年2月)

みかんさんさんのレビュー一覧

投稿者:みかんさん

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本氷の轍

2016/12/01 17:30

北国の空気感

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ある他殺体が発見されたことから、主人公の女刑事大門真由の生い立ちと、他殺体発見の関係者達の過去が紐解かれていく・・・。
北国の釧路が舞台。
桜木作品は「凍原」に続き2作目です。
私は、この作品に漂う北国特有の空気感がとても好きです。
主人公や登場人物達のそれぞれの生い立ちといった要素や、心理描写ももちろん物語の核で、うまく描かれています。
それと合わせて、北国に漂うこの冷やりとした空気。釧路を舞台にしているからこそ、この小説の世界観が成立している、と思える。納得出来るくらい「北国」という土地の物語を描ききっていると思います。
私は好きです、この空気感。
冬が来る前の、シンとした寒さと切なさが感じられ、物語の切なさをより味わわせてくれます。

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主人公のダメ人間ぶりが好き

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公のセバスチャン。
犯罪心理捜査官としての能力は、優れているみたい。しかし、人間としては自己中で利己的で、他人に対して思いやりのかけらもなく、仕事もヤル気なし。
と書くと、ただただダメ人間のような主人公セバスチャンですが。
そんな風に、人生を捨て鉢に生きるようになったのは、過去に深い深い哀しみを経験したからなのです。
たぶん、現実に身近にいたら、絶対イヤなタイプ、許せないタイプのセバスチャンだと思うけど。でも人間、生きることが苦痛でならない時もあり。セバスチャンくらい人生も周りの人間も捨てきって生きられたらな、とうらやましく感じるところもある。
何歳になろうと、周りにどう思われたようと。
ひたすら自己中に生きる主人公セバスチャンが、なんといってもこの作品の醍醐味だと思います。

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電子書籍

2015/11/13 13:54

泣けました。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アイスランドを舞台にした推理小説。
あまりよく知らない土地、国である。
最初は耳慣れない人名や地名に少し戸惑いながらも。
読み進むうちに、荒涼としたイメージのアイスランド、という土地や国柄、国民性などが、少しずつ自分なりの理解を持って、型作られてくる。
それはヨーロッパなどに抱く「合理的、個人主義…」といったイメージとは少し、ずれる。
どちらかというと内気で、強い自己主張はないが思慮深く、忍耐強い、といったイメージ。
それが、主人公である刑事に体現されている気がする。
推理小説といっても、展開は地味。派手さはなく、ハラハラドキドキ、どんでん返しもない。
しかし、主人公を中心に描かれる深い心理描写は、とても丁寧でありながら、読者を飽きさせない。
主人公の中年刑事が持つ心の傷、人生の錆。それは事件とは直接関係ないが、事件を物語として進めるための伴奏のようなもの。
そのバランスが絶妙だと思いました。
推理小説としても、アイスランドという国を舞台にした文学作品としても、味わい深い小説です。

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紙の本あん

2015/11/13 14:40

どら焼きと桜

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ドリアン助川さんと言えば、金髪で「叫ぶ詩人の会」を主催していた方、というイメージでした。
そんなパンクなイメージと先入観で読み始めたこともあり、とても意外性がありました。
もちろん、良い意味で。
文章も、クセがなく一人よがりな作者の情景描写や心理描写もなく、すっきり読みやすい。
作中の、コツコツと餡を作る作業と重なり合うような、誠実さを感じる文章です。
テーマは重たい内容を扱っていますが。
その描き方、話しのまとめ方にも、扱うテーマへの誠実な心配りを感じ、好感を持ちました。
と書くと、深刻な作品の様ですが。
春に庭先で吹かれる、暖かい風のような、優しくてさわやかな気持ちにさせてくれる作品です。
どら焼きは、絶対食べたくなります。

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