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  3. つばめさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

つばめさんのレビュー一覧

投稿者:つばめ

29 件中 1 件~ 15 件を表示

現実を直視せよ

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著者は大手新聞社の論説委員である。多くの知見に基づき、人口減少によりこれからの日本で起きることを具体的数値を交えて解説した著作である。明るくない未来の予測を読むことは愉快ではないが、一読をおすすめする。具体的予測の例をあげると、2020年に女性の2人に1人が50歳以上、2024年に3人に1人が65歳以上、2025年に東京都もついに人口減少、リニア新幹線の開業が予定されている2027年、献血可能世代の減少による輸血血液の不足、2033年に全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる等々。労働生産性を上げれば人口減少社会に対応できるとの説もある(例えば 人口と日本経済 中公新書)が、著者は労働生産性の向上策を否定するものではないが、それのみで人口減少社会を乗り越えることは不可能であるとしている。出生数の減少も人口の減少も避けられないとすれば、それを前提として、社会を作り替え、拡大路線でやってきた従来の成功体験と訣別し、戦略的に縮むことが必要であるとしている。具体的には、非居住エリアを明確化したコンパクトな街づくり、国際分業の徹底により得意分野だけに限られた人材を集中投入するなど10項目を提言している。

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大手から中小私鉄までの車両基地

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JRの大規模車両基地から地方のローカル私鉄の車両基地までが対象。SLは夜間の留置中も釜の火を落とさないのが通常であるが、大井川鉄道では近隣に煙を出さないように、夜間は火を落とす配慮をしている。気動車のエンジンの整備は他社に委託する例が多いが、関東鉄道ではエンジンも自社で分解整備しているなど興味の尽きない話題が満載。ステンレス・アルミ車体、交流モーター、TICSの搭載などによる車両メンテが以前に比べ、どの程度省力化・効率化されたか、阪急車両のいつもピカピカの車体塗装・車体洗浄のなせる技の背景などに記述が及ぶとより興味深い内容になったであろう。

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地球はもう温暖化していない科学と政治の大転換へ

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地球温暖化について話し合う国連のCOP21が開催されCO2による地球温暖化が新聞等で大きく取り上げられている。本書は、気候変動の原因はCO2だけでなく太陽活動が重要な役割を果たしており、今後50~100年にわたってCO2による温暖化と太陽活動の変化による寒冷化が打ち消しあい気温はほぼ横ばいか寒冷化する可能性が大きいと結論付けている。著者はCO2削減のみを問題にするのではなく、資源の浪費を防ぐエネルギー政策を追求すべきと主張している。CO2排出量のみに着目すると経済性に劣っていたり全体としてみると逆にエネルギーを浪費する選択をしかねないと危惧している。マスコミの論調はCO2排出量削減一辺倒であるが、異論にも目を向ける意味で貴重な一冊と考える。

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東京の鉄道ネットワークはこうしてつくられた

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首都圏の通勤ラッシュ緩和を目的に、国鉄は5方面作戦と称し、昭和39年から東海道線、中央線などの5線で線増による輸送力増強工事を推進した。そのいきさつについて詳述された読み応え十分の内容である。横浜市内の貨物別線工事は反対運動に阻まれ完成は大幅に遅れることになるが、反対派に対しても抑制のきいた冷静な筆致はさわやかな読後感を与えてくれる。5方面作戦以外に池袋新田堀踏切の立体交差化や埼玉新都市交通の信号保安設備・車両の更新など著者が直接担当され当事者のみが知り得る興味深い内容が盛り込まれている。この著者による「もう一つの坂の上の雲 鉄道ルート形成史」を併読するとより理解が深まる。

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三ツ星シェフの超絶技巧

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小学二年生のときに見たテレビ番組でシェフに憧れ、一流の料理人を目指し、ついにミシュラン三ツ星レストランのシェフになる米田肇の物語。バッタに夢中の幼少期。中学では美術、高校では数学、大学では空手に才能のきらめきを見せる。子供の頃から料理を作るが、レシピを人に聞かない、本も見ない。自ら徹底的に考え抜き、常人には理解しがたい物事への執着心・行動力にはただただ脱帽。しかしながら、残念ながらこの本を読み終えても彼の作る料理を堪能することは出来ない。

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カリスマ経営者とは

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元日経新聞社員の著者が日本を代表する電機メーカー8社の内7社が負け続ける理由を各社別に検証した労作である。その敗因として、多くの電機メーカーが電力会社10社や電電公社(NTT)の巨額設備投資の恩恵を被る電力ファミリー・電電ファミリーを形成し、海外メーカーとのし烈な価格競争を回避できたこと、海外メーカーを法外な価格で買収した経営者の判断ミス、技術力を過信し各国の事情に合わせた細かなマーケティング戦略を怠ったこと、コンピューターにおけるメーンフレーム(大型汎用機)からパソコンを組み合わせたクライアント・サーバーと呼ばれる簡易なシステムへの移行、更にはサーバーすら不要とするクラウドコンピューティングへの対応の遅れ等の具体的事例が列挙されている。今となっては決定的経営判断のミスを犯した経営者も当時のマスコミからはカリスマ経営者と持ち上げられた事例もいくつも紹介されている。著者は、最後に過去の失敗をあげつらうことではなく、敗北という不都合な真実にしっかり目を向けるのは、未来を踏み出すために必要な準備作業であり、これが終わりではなく、ここから始まりであると記している。是非ともこの著作が日本経済再生のトリガーとなることを祈念するばかりである。

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限界国家日本を救う外国人定住化

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人口減少が急速に進む日本にあって、「日本に移民の受入れは必要」という立場からの著作である。経済予測と違って将来の人口予測は極めて精度が高い。2050年頃に人口は一億人となり、そこから更に際限なく減少していく可能性も指摘されている。少子化により2002年~13年の間に全国で廃止となった公立の小中高は5801校、毎年500校以上が消えているという。日本人は、外国人受け入れに否定的意見が多いようであるが、スポーツの分野では、既に多くの外国人が日本のスポーツ界で活躍している。ラグビーの五郎丸選手の「ラグビーが注目されている今だからこそ日本代表にいる外国人選手にもスポットを。彼らは母国の代表より日本を選び日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っている。これがラグビーだ」とのコメントを引用し、この精神が日本が今後、外国人を受け入れる際に必要な心構えとし、定住外国人受け入れのための3本柱を提言している。その提言とは、「入国割当政策」、「受け入れ外国人が日本に定住できるソフトランディング政策」、「多文化パワー政策」である。この詳細は、この著作を読んでのお楽しみ・・・。

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カンカン部隊とは

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とれたての新鮮な魚を詰めたブリキカンを担いで、集団で列車に乗る行商人「カンカン部隊」を扱った異色の探訪記。今も唯一残る近鉄のカンカン部隊専用の「鮮魚列車」、鳥羽から大阪上本町間の列車停車駅での、行商人の乗降数の記録、かってカンカン部隊の利用が多かった鳥取付近の山陰線、因美線、平成6年当時の因美線での行商人の乗車駅、降車駅の記録など、興味深い内容。鳥取駅前の水産物卸商にて得た、かっての行商人の名前と居住地を手掛かりに、本人目指しての取材記録も著者の奮闘ぶりが伝わってくる。とある行商人は、自宅での夕食後、因美線美作加茂駅より鳥取へ、仕入先卸商の2階で仮眠。翌朝2:30起床、商品を仕入れ、朝一番の列車で美作加茂へ。車中で途中から乗車の行商人に鳥取で仕入れた商品を販売。残った商品を自宅周辺の集落で販売するといった、今では考えられない商品流通経路。しかしながら、これは大昔の話ではなく、平成になってからも行われていたことである。80歳の女性が重いカンカンを担いでの行商や因美線の鳥取始発が、早朝4:15と、様々な驚きの連続の内容である。一読をおすすめする。

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紙の本番地の謎

2017/05/27 21:28

個性的な住所のあれこれ

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番地と住居表示の違い、番外地、地先、無番地の意味、京都や北海道の独特の住所表示方式、長野県に広大な大字がある理由、明治の町・村制が施行される前、町・村に相当する名称は、宿、駅、浦、浜、新田等々多種多様であったことなど地名に関する話題満載。地元民も疎い日本各地の住所に関連する事例が紹介されており、この本を一読することで、自分が住んでいる場所の住所の謎が解けるかも。

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過去の気候は湖底からわかる

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15万年前からの地球の気候の変化について概説した著作。過去の気象を調べるために、福井県の水月湖の湖底の地質が活用されている。この湖底の地質を採取すると1年間毎に明瞭な縞模様(年縞というらしい)が形成されている。なぜ、水月湖では、年縞が形成されているのか、年縞からなぜ過去の気温が推定できるのか。この謎解きは本書を読んでのお楽しみ。地球の気温の変化は、地球の公転軌道の形や自転軸の傾きが影響するなど湖底の地質から宇宙まで話題満載の内容。地球温暖化の原因として、産業革命以降の二酸化炭素排出量の増加が、しばしば話題となっているが、温暖化効果ガス(二酸化炭素、メタン等)の排出量は人類が農業を始めたとされている8000年前から増大傾向にあることも目から鱗。科学的好奇心を満たす読む価値十分な一冊である。

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思わぬ発見

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経済成長には技術進歩(イノベーション)が必須であり、人口減少は恐れるに足らないというのが、この著作の趣旨である。各紙書評でも紹介され、売り上げも好調のようであり、改めてとりあげるまでもない気もするが、本書の中で、過去100年の日本国内上位30位までの都市別人口ランキングは、大変興味深い内容であった。今では人口流出の止まらない地方都市(和歌山、福井、松江、鳥取、弘前、米沢など)が、明治11年には、30位以内に顔を出している。この100年間の日本の産業・社会構造の変化を思い知らされた。このランキング表をみるだけでもこの一冊に目を通す価値は十分にあると思う。

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里地里山エネルギー自立分散への挑戦

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太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などの自然エネルギーを地域に普及させる取り組みに勤しむ人々が冷静なタッチで記述されている好著。自然エネルギーの普及には技術的課題以外に、法的規制、土地利用規制等の様々な制約があることをあらためて思い知らされる。著者は大手新聞社の記者であるが、夏季は風呂を避け水のシャワーのみで済ませて、省エネを率先させている姿勢にも好感が持てる。やや専門的になるが、各部門別の一酸化炭素排出量が電気・熱配分前後で、一変するからくりについては、素人にも理解できる記述がほしいところである。

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地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み関東3

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昨今、極めて粗製乱造、1頁の1行目から誤りのある大手出版社発行の書籍も散見される中、このシリーズはその対極にある。すでに関東1、2が出版され、シリーズの3冊目である。いずれも明治以降の鉄道事業者が監督官庁(鉄道院・鉄道省)に提出した公文書に基づいて、私鉄路線の形成の過程が取りまとめられたものである。著者は、国立公文書館所蔵のカナ混じりの極めて読みずらい公文書を仔細に調べ上げ、公文書の記載誤りにまで言及している。著者の執念・熱意ががひしひしと伝わってくるシリーズである。今後、大阪・名古屋地区の私鉄についても続刊が出ることを心待ちにしている。

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証言日本国有鉄道05

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蒸気機関車の代名詞ともなっているD51は、D50より空転しやすかった。新幹線電車0系の後継車両100系は0系より空転しやすかった。SL3重連では、各機関車に乗務する機関士相互の意思疎通がうまくいかないと、連結器が切れてしまうことがあった。各駅に物品を配る配給列車では、遠距離運用の場合、夜間、駅で停車することになる。職員は物品の管理を行うため配給列車で宿泊。暖房もなく冬季の山間地では多量の布団を持ち込んだ話など現場職員のみが知りうる興味つきない話題が満載。半世紀前の鉄道を知る恰好の1冊である。

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新幹線を走らせた男国鉄総裁十河信二物語

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地方ローカル線の建設を優先させようとする政治家、十河総裁の清廉潔癖、利権を寄せ付けない姿勢を煙たがる政治家、鉄道斜陽論が国鉄内部にも浸透、東海道新幹線建設に否定的な国鉄幹部職員といった内外の抵抗勢力に対して頑固一徹の十河総裁が立ち向かい東海道新幹線をわずか5年で完成させる道筋をつけた、その執念を描いた大著である。著者の主人公に過剰に感情移入しない冷静な筆致にも好感がもてる。十河総裁が抵抗勢力に屈服しない策として、東海道新幹線を新線ではなく東海道本線の複々線化と位置づけ、新線建設の手続きに必要な政治家が介入する鉄道建設審議会の審議を回避させたこと、国の単年度予算主義により次年度以降の事業遂行が保証されない状況を打破する策として、世界銀行の融資を受けることで、国に東海道新幹線の建設を義務付けさせたことの意義は極めて大きい。運賃値上げに関わる国会審議、労使問題、三河島・鶴見事故等の大事故についても詳細な記載があり、当時の国鉄の置かれた状況を理解するうえでも好個の一冊である。

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