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    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

ヤンさんのレビュー一覧

投稿者:ヤン

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本ドゥームズデイ・ブック 上

2015/11/24 22:00

ウィリスの上手さに酔いしれる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

熱心なSF読みではないとはいえ、このような傑作を読み逃していた自分を恥じたい気分だ。
時は2054年、タイムトラベルが可能となった時代。オックスフォード大学の史学部生キブリンは、研究のため14世紀へと旅立つ。だが、あらゆるトラブルが重なり、無事にたどり着けたか分からない事態に陥ってしまう。キブリンの安否を確かめようと、文字通り必死に走りまわる主人公ダンワージー教授。
しかし、正体不明のウィルスが蔓延し、隔離状態となる。一方のキブリンも、とんでもない危機に陥ってしまい…はたしてダンワージー教授は、無事にキブリンを現代へと回収することができるのか、というのが大まかなストーリーだ。
そう、いってみれば単純な話なのだ。これだけの話を、ウィリスは丁寧に丁寧に描いていく。もしかすると、遅々として進まない展開に、読者は苛立ちを覚えるかもしれない。だが、そこを何とか耐えて欲しい。これこそがウィリスの最大の持ち味といっていい。前半部分の執拗な繰り返しや書き込みが、後半じわじわと効いてきて、怒涛の感動へとつながるのだ。まさにウィリスマジックとしかいいようがない。
もうひとつ特筆すべきは、ウィリスの描く、子供の造形の上手さだ。本作でも、ダンワージー教授の手足となって奔走する少年コリン、また別作品ながら「航路」に登場する少女メイジーなど、ともすれば陰惨な話が展開されるなかで、彼らに救われる場面は、決して少なくない。まさか、こんな小生意気な少年と、こまっしゃくれた少女に泣かされるとは思ってもみなかった。
さあ、圧倒的なリーダビリティを誇るウィリスの手腕に酔うがいい。その結末は必ずあなたの胸を打つに違いない。

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紙の本みかづき

2017/01/15 13:35

森絵都久々の長編は、塾業界が舞台

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昭和30年代から平成にかけて、学習塾に人生を賭けた大島家三代の物語。直木賞作家森絵都による、久しぶりの長編の舞台は塾業界だ。とある小学校の用務員大島吾郎は、炎のような女性赤坂千秋と出会い、共に塾を立ち上げようと誘われる。吾郎と千秋、娘の蕗子、蘭、菜々美、そして孫の一郎。それぞれが「教育」という非常に厄介で難解な問いに、全身でぶつかっていく。
重厚なテーマだが、さらりと読ませる。大島家の面々のキャラクターの立ちが素晴らしい。いかに文部省・文科省が、教育現場や塾業界に影響を及ぼしてきたかが分かる。塾側から見た教育現場が舞台の作品は、今までなかったのではないか。そういう意味でも本作は、新たな地平を切り開いたと言える。
早くも、次の本屋大賞に推す声も多数
挙がっているようだ。著者渾身の一作は、それに充分ふさわしいと思う。

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