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福田陽二郎さんのレビュー一覧

投稿者:福田陽二郎

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本リヴァイアサン 1

2017/03/25 20:39

既成の権威の虚構を排し、人間社会の安定のために必要なものを洞察する近代人ホッブズの偉大さがわかる本

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大辞林は次のようにリヴァイアサンを説く。

“自己保存の権利を自然権とし、それは相互間の闘争状態を招き、逆に自己保存をおびやかすとする。それを回避するため、自然法に従った社会契約により、絶対的権力をもつ国家(リバイアサン)を設定すべきだと説く。 ”

これを読んだあなたは、ホッブズは絶対君主制や恐怖政治を肯定しているという印象を抱くだろうか?あるいは、個々人の自由や自発性を軽視しているのではと思うだろうか。

少なくともこの1巻を読む限り、彼はそのようなことは全く述べていない。述べているのは個々人の平和と安定のために必要なものは何かということであり、そのためには強大な権力をもった国家が必要であるということだけである。そのために個々人が国家に譲渡すべき権利は何かということである。

ホッブズは他者との不和による戦争状態をもたらす人間の愚かしさの背景にあるものを様々に洞察する。なぜ占いや宗教にすがるのか。なぜ互いに安心して約束を結べないのか。そういた愚かしさを克服し、自然法が命じる平和と安定を妨げるそれら要因を防ぐためにはどのような権力が必要なのか。それをホッブズは構築しようとしているのである。

なおホッブズは人間は平等であり、対等な人間関係が必要だとしている。ゆえにアリストテレスが述べる「人間は支配する側と支配される側に別れる」という分別に異を唱える。彼はエリートたる支配者が下々の民を導く方策としてリヴァイアサンを書いたのではない。

自由や平等を是とする近代社会をもたらしたのは西洋人であり、だからこそ世界を制覇できた。ホッブズは既成の権威に囚われず、ゼロから(ただしキリスト教の信仰は捨てていない)人間社会の本質を洞察し、その上で新しい社会秩序を模索した。この知力にこそ西洋人の強みがあることを本書は伝える。

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電子書籍脱亜論 ─まんがで読破─

2015/12/06 14:34

チャイナと朝鮮に絶望するに至る道のり

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前作の『まんがで読破 学問のすすめ』にもあるように、江戸時代の抑圧的な人間関係で苦しみ、そこから抜け出すために学問の道に進む福沢諭吉の幼年期~青年期が漫画ならではの形で上手く描かれている。福沢が自由を求めた先に西洋文明があったのは必然であり、朝鮮の近代化への支援も同じであった。しかしそれは失敗に終わり、福沢が支援した金玉均他の独立派は非文明的な残酷な処刑によって晒し者にされる。かくして絶望した福沢はチャイナと朝鮮とは縁を切り、西洋文明国と共に歩むことを強く主張する「脱亜論」を書くに至る。

これら一連の流れを漫画で上手く表現している。この漫画をきっかけにして読者それぞれが様々な本を読み続け、考察し続けていくのが良い。

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