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先月(2017年6月)

hebatさんのレビュー一覧

投稿者:hebat

1 件中 1 件~ 1 件を表示

知的刺激を大変に受けました。

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ISと戦っていたのはイラン革命防衛隊、ISの幹部はチェチェン人であること。エルドアン大統領の目論見、サウード家とハシーム家の確執、イエメンの性格、サウジのタブーがヒジャーズに凝縮されていること、オマーンとイランの深い関係、アラブの春におけるアブドラ国王の対応(カダフィ失脚を黙認するも、バーレーンは死守)、ロシアが面として国境を捉えること、その風土から来る忍耐力、チェルケス人がハシーム家で重陽され、イスラエルでも優遇されてきたこと、ドイツの野望とギリシアの体質、ギリシアとトルコの住民交換、中国人のシベリア流入、テロのフロンティアとしての新疆ウイグル、メルケル、オバマのウクライナ対応、ドイツはユーロ圏で輸出を一方的に伸ばしており、メルケルは市場の開拓先として中国とイラン政策を行っていること、またプーチンとはロシア語、ドイツ語どちらでも会話し、親密であること、ドイツはギリシア危機で1000億ユーロの利益を得た、サウジとイランの覇権主義の対立の一方で、米国は軸足をサウジからイランに移しているという流れ、ロシアが核カードを使いだしたこと、イランーオマーンのガスパイプラインはロシアが了解している、イランの中華思想、といった歴史に基づいた現代世界の流れが縦横無尽に語られています。あっという間に読めますが、是非じっくりと再読したい本です。

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