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あかーきぃさんのレビュー一覧

投稿者:あかーきぃ

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本悪霊 改版 上巻

2016/01/08 11:26

印象に残る作品。

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最初、ステパン氏の話が滔々と続く序章で挫折しそうになったが、主人公の貴公子ニコライ(スタヴローギン)が漸く登場する辺りから、物語は段々と面白くなってくる。ピョートルの動きは忙しなく、そしてあざとい。スタヴローギンへの彼の心酔ぶりは異常な程である。何とも言えない不気味な感じが作品全体を通して漂っている。それは、思想に取り憑かれた人々の末路、主人公の持つ性格の所以であろうか。救いが無く、全体的に暗い雰囲気であるが、ドストエフスキーの長編作品群の中で、これが最も印象に残った。本作については恐らく好き嫌いが分かれるだろう。

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紙の本罪と罰 改版 下

2016/01/08 11:24

魂の再生に向けて…

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ラスコーリニコフへの復讐の為にソーニャを陥れようと企てるルージン、ドゥーニャに拒絶されたスヴィドリガイロフの末路に、ポルフィーリィとラスコーリニコフの息詰まる対決と決着が見物。一方、ソーニャは苦悩するラスコーリニコフの背中を押す…。個人的に最も印象深かったのは、センナヤ広場で大地に平伏すラスコーリニコフの姿、そしてそれを陰から見守るソーニャの姿である。痛ましく苦しくて、思わず涙が出そうになった。エピローグでは、主人公の魂の再生を通し、未来の明るい希望を予感させる。作品全体を通じた重苦しい雰囲気は、読後の清々しさを一層際立たせる。鋭い感覚で人物の心を描き出す温かい作家の筆は、人間への愛情と救いを感じさせる。

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紙の本罪と罰 改版 上

2016/01/07 15:25

ドストエフスキーの後期長編

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ペテルブルグの空気感、息苦しくさえなる人物達の貧困の様、街を歩き回る主人公の思考と感情。この作品には独特の重苦しさはあるが、滑稽だったり不気味だったり、はたまた吝嗇だったりと、様々に特徴的な登場人物に溢れており、また作家によって巧みにこれらの人物の心理が描き出されている。主人公のラスコーリニコフは、気難しいが根は善良な青年であることは、彼の行動から疑いを容れない(老婆殺しは彼の独自の犯罪理論に基づくものであり、別として)。彼の葛藤や苦悩に、我知らず共感する。日本でドストエフスキーといえば『カラマーゾフの兄弟』やこの『罪と罰』は文学史上有名であり、深遠なテーマと緻密な構成が彼の作品の魅力の一つであるが、作品には彼一流のユーモアも含まれており、本作は勿論のこと、ドストエフスキー作品が現代に至るまで長く読み継がれてきた理由は、読んだ者には頷けるであろう。一読して作者の深い意図までを汲み取るのは正直難しいが、それが出来ないとしても十分に面白く、楽しめる長編小説である。

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