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あられさんのレビュー一覧

投稿者:あられ

57 件中 1 件~ 15 件を表示

しばし、彼らとネコの生活の中へ……

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ページをめくっている間は時間を忘れる本です。
フランスのバンドデシネ(コマ割りマンガ)。
コマ割りは、1ページに4×6の24個の正方形が基本で、
コマの枠線を超えて縦横無尽に時間と空間が展開し、
家の中や街路を飛んで歩く猫の視線を再現しています。
ストーリーは、セルジュとアンの若いカップルの家の猫(たち)の物語。
最初にいた特別な猫、ティムと不幸な形で別れ、
次に飼った子猫、ジェフとはほんのつかの間で別れることとなりましたが、
次にアンの弟がもらってきた雑種の黒猫は長い時間をともにしました。
シュガーと名づけられた子猫の冒険の日々、
セルジュとアンの時間(子どもが生まれます)、そして……
造本もおもしろく、印刷もきれいです。
アウトレット本で購入しましたが、汚れなどなく、きれいな状態で
とてもよい買い物ができたと思います。

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紙の本このあとどうしちゃおう

2016/11/20 11:53

「死」を受け入れるために

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いくつになっても、親しい人、身近な人の「死」を受け入れることは難しいものです。
私の祖父が他界したのは何年も前のことですが、それでも難しいものです。
お通夜・葬儀は、親戚と久しぶりに再会したりして騒いでいるうちに終わってしまい、
「死」が実感されるのはその後です。
そういうときに、こういうノートが発見されたら……と考えるだけでも、癒しになります。

ヨシタケさんのあたたかみあふれる絵柄と、おじいちゃんの俗っぽさが合わさって、
実に秀逸な絵本です。
個人的には、「歌の上手い神様」が最高です。

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濃縮された猫への愛

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「私は物など書かないでネコのように怠けて好きなことをして日だまりで寝ていたい。……若い時分から移り気で怠けものなので、ネコになることを望んでいた」(本書70ページより、1962年「わが小説」より)

1897年に生まれ、「猫は僕の趣味ではない。いつの間にか生活になくてはならない優しい伴侶になっているのだ」(8ページより)と1930年(『鞍馬天狗』や『赤穂浪士』の連載が始まった3年後)に書いた作家、大佛次郎。子どものころから猫好きで、生涯でともに暮らした猫は500匹にもなるだろうと言われていますが、本人は、1971年に講談社から朝倉摂の絵で童話『スイッチョねこ』が出た際、「今の年になるまで、七十年間にどれほどたくさんのねこをかってきたか、かんじょうができません」(66ページより)と述べています。「一匹でたくさんだがな」(10ページより)と言いつつ、よその猫(「通い」の猫)の面倒まで見ています。大佛家が猫好きと知って捨て猫を置いていく人までいたそうです(18~20ページなど)。家の中は猫たちに都合がよいようになり(48ページの障子の話)、一家の主たる大佛はお風呂の蓋でくつろぐ猫に遠慮してお風呂に浸からない(30~32ページ)。
 
そんな大佛の猫愛を濃縮してまとめたのがこの一冊。大佛の書いた文章、集めていた彫刻や絵画、工芸品、グッズ類の写真、大佛が撮影した猫たちの写真や描いたスケッチ、猫たちと楽しい時間を過ごしている大佛の写真が集められ、最後に、大佛の著作の挿絵を描いていた画家の木村荘八が集めていた猫のおもちゃ絵や、歌川国芳・歌川芳藤の浮世絵(木村の没後、大佛に形見分けされたもの)が収録されています。たくさんの文章を残した大佛がどのような猫たちに囲まれ、どのような猫グッズに囲まれ、どのような光景を見て、どのような文章を書いたのかということがこれ一冊でわかる本ですが、大佛次郎という作家のことを知らなくても(私がそうです)、十分に楽しめます。
 
大佛の時代の猫グッズには、今のキャラクターグッズめいたものとは違い、半ば擬人化されたような「かわいい」一辺倒の造形ではなく、猫本来のかわいさが感じられます。特に38ページの「猫あんか」はすばらしいです(欲しいです)。
 
また、大佛は浮世絵師について「あれだけ、人間の女体の美しさを見極めた画工たちが、猫については可憐さ美しさを見落としているか、描き損なっている」(1971年、本書108ページ写真キャプションより)と見ていたそうですが、大佛の撮影した猫の写真は、猫のあるがままの様子を率直にとらえていて、なおかつ「可憐」で、なるほど、と思わせます(大佛が日本への導入に尽力した「ナショナル・トラスト」のビアトリクス・ポッターを思い出してしまいます)。また、無理やりポーズをとらせたり、ポーズをとっているところを好んでシャッターを切ったりしていないので、「飼い主が撮影した猫写真」というよりも「町の猫を撮影した写真」のようにも感じられます。

文章の定本は徳間文庫『猫のいる日々』とのことで、そちらもこれから読んでみようと思います。『鞍馬天狗』や数々の小説を読んだことのない読者が、『スイッチョねこ』や猫エッセイなどは読むということについて、大佛が生きていたら楽しげに苦笑するかもしれません。私にとっては、思わぬところで新たな作家との出会いとなりました。

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今読まなきゃ、いつ読むの

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本語版は恥ずかしくなるほど狙いすぎなタイトルですが、原題は「シンギュラリティという神話」。「神話」とは、言うまでもなく、「実在しない物語」という意味です。架空の脅威論とでも言いましょうか。

このようにたいそう思い切ったタイトルのもと、著者は、名だたる学者やIT企業の大物たちが喧伝している「シンギュラリティ」など来ないのだと喝破しています。なぜなら、彼らの説は論理的に破綻しつくしているから。その検証に、コンピューターなど存在しなかった時代の思想(例えばJ. S. ミル)まで援用されており、西洋思想に疎い人にはかなりとっつきづらいと思います。しかし、重要なこととして、現代のコンピューター技術は、西洋思想に深く根ざしたものであり、西洋での積み重ねを無視していたら、理解は表面的に終わります。

「そこに到達したら、全てが永遠に変わってしまい、もう後戻りはできなくなる」というシンギュラリティー神話の根幹に、西洋の終末論のカタストロフィーを見てとるのは、私にはやや単純すぎるようにも思えるのですが、著者の論にぐっと説得力を持たせているのは、グノーシス主義との類似の指摘(第5章)と、その展開を準備している「コンピューターの自立と自律の違い」(第4章)での考察です。

それにしても、高名な学者から技術系の大物企業家まで、なぜみんなこぞって「シンギュラリティ神話」をはやし立てているのか。そこに著者は「物語」の力を見ています。人々が見たい・聞きたい「物語」を語ってやることで、金が動き、金が集まる――第8章で「参加型経済」、「ウェブ2.0」といった概念が、このグノーシス主義めいた極端な未来展望(という見せ掛けをとっているトンデモ)に結び付けられていくくだりは、目からウロコでした。ただし、その第8章の後半は(ビットコインなどが出てくるのですが)筆を急いだのか、それまでの記述に比べて薄っぺらく、最後に肩透かしをくらった感じです。続編に期待してしまいますね。国家という領域の無効化は、まさに、欧州の哲学者・思想家の得意分野ではないでしょうか。

フランスでの考察なので、具体的な事例のみならず、文中での語源解説などもフランス語がベースで、英語圏で進行している「シンギュラリティという神話」とは若干ずれが生じているかもしれません。

なお、巻末に西垣通先生の解説があります(全文がウェブにアップされてもいます)。大変に優れた情報整理がなされています。西洋思想に不案内な方は、まずはそこから読まれるとよいでしょう。

電子書籍は未確認ですが、紙の本では、わりと細かめに入れられている原注(文献など)は巻末にまとめられています。原文の脚注は側注で、ページを繰らずに確認できます。訳注はカッコで本文中に組み込まれています。

英語圏の外で書かれているこういった書籍をいち早く翻訳して届けてくださる出版社・編集者・翻訳者のみなさんに、敬意を表します。

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アレルギーでなくても、米粉レシピで幅が広がります

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

食物アレルギーを持つお子さんのお母さんとして、「パンやパスタは食べられない、クッキーやケーキは買えない……私が食べたいものが食べられない」と、つらい気持ちにさいなまれていた著者の伊藤ミホさんが、お子さんの離乳食作りを通して雑穀の粉を知り、これまで知らなかった食材を知り、「今まで経験したことのない食感や風味」に出会ったことから始まったレシピ作り。いわば平凡で普通な食生活を、小麦なしで実現できるというポジティブな本です。小麦だけでなく卵や乳製品などアレルゲンを使わないレシピが、主食、主菜・副菜、デザートと大まかに分類され、約60種類くらい紹介されています。

小麦粉の代わりに使われているのは主に米粉ですが、実際に米粉で料理をすると、ダマができないので楽だし、食感も軽くてよいです。私はアレルギーではなく、最近はやっているので「グルテンフリー」を試してみているだけですが、レパートリーの一部は米粉に切り替えました。パンは手間がかかりすぎるのでトライしていませんが、うどんはフォーのような感覚でおいしくいただけました。イタリアンのパスタは、どうしても食べたいときは、アレルギーでないのだから手間をかけて無理に作らなくてもいいかな……と思います。クリームコーンをクリームソースにするアイディアは定番化しそうです。

巻末に、粉類や調味料類が一覧で紹介されているのも便利です。タピオカ粉は優秀ですね。

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安心のレシピ本

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地元の文教堂さんでもずっと平積みになっている「常備菜」のレシピ本、第二弾。
第一弾は「よくある定番の常備菜」が多かったのですが、
第二弾はより新しい感じがします。
難しいことをしようとしていないのは第一弾も第二弾も同じで、
外食で出てくる「かきのオイル漬け」のような一品が、案外簡単に自分でも作れます。
レパートリーの幅がぐっと広がりますよ。

ある程度料理をしなれている人で、今から「常備菜」本を買おうかなという人は、
5年前に出た第一弾より、こちらがおすすめです。
逆に、料理をあまりやらない人は、まずは定番を作れるように、第一弾がおすすめです。

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「紙」ならではの魅力あふれる作品集

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スウェーデンの陶芸家として知られるリサ・ラーソンの素描を、便箋としてデザインした100点の作品集、と思って、手元に置いて眺めています。便箋に使われている薄手の紙もいろいろで(表と裏があったり、ざらざらしていたり)、全般的に手触りがよく、ラーソンの優しい素描とあいまって、手にとって眺めているだけでほっとできます。これは、電子書籍にはできない、紙ならではの魅力ですね。

作品集として見ると、マイキーやミンミといったおなじみのキャラクターがずいぶん自由に配置されている便箋あり、思わず見入ってしまう集合図あり、図案化された鳥や植物の「北欧」らしいデザインありと、100点もあるので当然といえば当然ですが、飽きさせません。

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じゃまされてみたい私にはヴァーチャルじゃまされ体験のできる一冊です。

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プレゼントでもらいました。うれしかったです (^^)

私は猫を飼ったことがないので、こういう目にあわされて困った(けど許さざるを得なかった)ことはありません。友人の家で、猫に邪魔をされて困っている(けれどデレデレと笑っている)友人を見たことはあります。私もこういう目にあってみたいです。でも、こういう目にあうなら、「一度こういうふうになってみたい」では終わらないんですよね。ずっと責任をもって、猫を守り、その世話をして、一緒に暮らしていかなければならない。何より「ペット禁止」の現在の住居では不可能です。

そんなフラストレイションを解消してくれるのがこの本です。ケニア・ドイさんの写真がとてもよいので(撮影するのは大変だったと思います)、ページを眺めていると、本当に猫ちゃんたちに邪魔されつつ、「何か、問題でも?」と見つめられているような気分になります。

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紙の本ねぎのレシピ

2017/10/21 20:24

うまみ野菜・ねぎ

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ないと困るねぎ類ですが、使い切るのが大変です。長ねぎを1束買っても使い切れず、万能ねぎも使い切る前にしおれてきてしまい、たまねぎは一度買うと2ヶ月もつ……何よりレシピがマンネリなのですよね。

そういうとき、ねぎ類だけに特化したこのレシピ本はお役立ちです。長ねぎで30種類以上、万能ねぎとたまねぎがそれぞれ20種類以上のレシピが掲載され、最後に「ねぎみそ」、「ねぎ塩」のような調味料のレシピが添えられています。レシピは和風・洋風といった分類なく掲載されていますが、何となく主菜・副菜・汁物・ごはんものがグループ化されて並べられており、よい編集だと思いました。

長ねぎを単に素焼きして塩とオリーブオイルでいただくレシピを魚焼きグリルで作ったところ、料理らしいことは何もしなかったにもかかわらず、うまみたっぷりでとてもおいしくいただけました。私が料理下手なだけかもしれませんが、あまりいじくり回さないほうがおいしくなるお野菜なんですね。ところどころ掲載されている一言コラムみたいなの(フライパンの使い方のコツなど)も役立ちます。

食材についてのうんちく系解説がなく、ストイックさを感じさせるようなレシピ本です。電子書籍化もされていますが、紙の本は使われている紙の素材感もよく、気分にゆとりができるような本です。

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実用的なヒント満載

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魚焼きグリルは簡易オーブンになるんですね。それも、庫内の温度はオーブンより高くなり(両面タイプで約400度、片面タイプで約300度)、またスペースが狭いので短時間で一気に温度が上がるという特性があります。その特性を活かし、肉や魚の主菜から、野菜料理、麺料理、ごはんもの、簡単にできるおつまみ系、果ては焼き菓子まで70種類以上のレシピが紹介されています。オーブンの天板の代わりにアルミホイルや耐熱皿、スキレットなどを使います。

直火を活かした焼き物はもちろん、アルミホイルを使った蒸し物、耐熱皿を使った煮物など、2口のコンロがふさがっているときにもう一品、同時進行で作れると助かるというヒントが満載です。春巻きの皮を使ったキッシュなど、応用が利きそうなレシピが多数あります。固ゆで卵はなるほど!と目からウロコでした。

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再読してこそ際立つ、違和感の表明

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第2次世界大戦のことを「あの戦争」と呼ぶような感覚で、「あの震災」と扱われている大災害が発生した「あの日」……こういった安易で直情的なテクストが、社会の中で共有され、"全体" のムードを決定しているとき、それに違和感を覚えると発言すること。この本についてのレビューを見ると、多くの場合、それが、"批判" だとか、あるいは "毒舌" といった煽情的な言葉で語られています(そのこと自体が、失笑を誘います)。

金井美恵子ははたして "毒舌" なのでしょうか。

東日本大震災と福島第一原発の爆発事故が起きてすぐの時期、科学者の人たちや原子力行政寄りの人たちがツイッターなどで、時には単なる "つぶやき" を文字化しているだけにすぎない個人に対してまで、「恐怖を煽るな」などと絡みながら、「冷静に」、「正しく恐れる」云々という言葉を繰り出していたのですが、新聞などでは所謂 "文化人" や "知識人" がこぞって、未曾有の大災害に接して自分がいかに「ことばを失った」かを語っていました。

本書(2011年6月~13年5月の連載をまとめたもの)において、金井美恵子はそういう発言に対し、「冷静に」、いちいちツッコミを入れています。「芸術はバクハツだ」(このことばがCMのキャッチフレーズであったことを、私は知りませんでした)と言った岡本太郎をもてはやす風潮(大阪万博の「太陽の塔」の「太陽」とは、実際、何であったか)、宮沢賢治への安直な称揚(宮沢賢治は、"東北人" のステレオタイプですよね)、レベッカ・ソルニットの『災害ユートピア』のようなまとまった考察・分析を無視して恥知らずにも垂れ流される「災害時に略奪をしたりしない日本人はすごい」という論拠の曖昧なナショナリスティックな噂話(実際には現場では性犯罪などが深刻でした)……などなど。

「3.11(さんてんいちいち)」と呼び習わされる「あの震災」の日、つまり「あの日」を境に、本当に私たちは変わったのでしょうか――いや、私は変わったのでしょうか。2017年夏に本棚の整理をしつつこの本を再読し、改めて自分に問います。

2011年の震災当時書かれた文章(当事者の体験記や地震のメカニズムの解説などは別として、所謂 "文化人" の書いたもの)のうち、2017年に再読にたえるものが、どのくらいあるでしょう。「ことばの戒厳令」など大げさで陶酔的な表現があふれていましたが、強靭な思考の結果としての文章が、当時のものの中に、どのくらいあるでしょう。

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紙の本クマと仙人

2017/06/30 06:33

上品なユーモア

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本棚の奥に眠っていたのを、つれづれなるままに再読。
「上品なユーモア」というのは、こういうものだと思います。
『くまのパディントン』などもそうですが、イギリスの児童文学の空気感はとてもよいですね。

ストーリーは、人里離れて一人で洞穴で暮らす仙人(ハーミット)のもとに
昨今の日本語でいえば「おバカ」なクマがやってきて、
仙人からいろいろな実技を学ぶのですが……というもの。
日本語訳も(今からみればやや古風かもしれませんが)リズミカルで楽しいです。
挿絵はあのクエンティン・ブレイク。
あたたかみがあり、愉快で、幸せな世界を、おなじみの線で描き出しています。

児童文学ですが、大人でも、ちょっと頭をゆるめたいとき、
ぎすぎすと世知辛い現実世界から逃避したいときなどに。

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アイディア満載

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野菜をたっぷり摂りたいけれど、サラダ、サイドディッシュの類はどうしてもマンネリ化してしまう……図書館で見かけたこの本は、その点、よいアイディアに満ちています。電子書籍で買えないかなとHontoを覗いてみたのですが、紙の本も注文不能で電子書籍もないんですね。残念です。

ベジタリアン・ヴィーガン料理で有名な庄司いずみさんによるこの本のレシピは、野菜2種類で3ステップで作れるものばかりです(3ステップにはやや無理している部分もありますが)。「旬野菜サラダ」、「いますぐサラダ」、「なじませサラダ」、「サラダのっけ麺」の4章と、番外で「野菜ひとつでできるおつまみサラダ」で構成され、全部で70種類超。

野菜の下ごしらえは、生のまま、ゆでる、蒸す、揚げる、炒めるなど、いずれも素材の美味しさをストレートに引き出す方法です(「炒めサラダ」というのはは、「炒め物」には肉が入っていないと感覚的に合わない人にアピールするネーミングかもしれません)。

その野菜を合わせるドレッシングは、どの台所にもあるシンプルな材料(しょうゆ、味噌、ごま油、オリーブオイル、にんにく、酢、レモン汁など)で作ります。豆乳の使い方に目からウロコです。

レタスととろろのわさびじょうゆ、揚げナスとトマトの塩昆布マリネなどいくつか作ってみましたが、簡単に美味しくできました。

じゃがいもと揚げねぎ、さつまいもとピーマン、ゴーヤーとかぼちゃなどの素材の取り合わせも、これから作ってみようと思います。

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時短・スペース節約・手間軽減で、なおかつ美味しい

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タイトルの「魔法のパスタ」はフランスでpasta magiquesなどと呼ばれて流行中の調理法のことだそうです。フランスではパスタについてイタリアのようなこだわりがないので、お鍋1つにソースも具もパスタも入れて調理してしまうとのこと。近年SNSで話題の、「乾麺のスパゲッティはあらかじめ水で戻しておく」という調理法はこれなんですね。

海外旅行中のドイツ人がこの調理法をしていたのを見てから、私もよくやっています。しかし、スープパスタはできてもクリームパスタはこういう作り方でいけるという発想がありませんでした。この本では、いきなり最初のレシピが「基本のクリームパスタ」です。何も難しいことはなく、きれいにできました(必須なのは、ふたつきのしっかりしたお鍋くらいです)。

お鍋ひとつでパスタが作れると、空いたコンロで別のおかずが作れるし、洗い物も少なくてよいです。ワンルーム・マンションなどで一口コンロしかない方も、お湯を沸かしてインスタント麺で済ませるより、こういう調理法で簡単にできるので、スパゲッティを作ったほうが健康にもお財布にもよいです。

巻末に3種、アジアンの麺料理がついていて、レシピは全50種類。ところどころに小さく入っている「もう一品」的なレシピ(セミドライトマト、大根とハムのミルフィーユなど)も役立ちます。お値段以上のレシピ本だと思います。ページのデザインがフランスっぽくてかわいらしいです。

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紙の本パンといっぴき 2

2017/03/20 09:51

人も犬も猫も、みんな幸せ

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コンセプトは1冊目と同じ、桑原さんのダイニングルームの大きなテーブルに置かれたパンを中心とする食事(食器類がすてき)と、いつの間にかテーブルの下から覗いている「いっぴき」ことパン好き雑種犬のキップルさんの日々。

前作では、ときどきパンには興味のない「黒いカゲ」が登場していましたが、今作ではさらに新たに白黒ハチワレの「毛だま」が登場。やんちゃで小さな子猫が人と犬に見守られながら成長していく記録のようでもあります。

また、今作では家の外でのキップルさんの写真も4ページ入っています。桜の花びらの積もる野原あり、雪の中あり……言葉を添えず、写真に語らせるあたり、さすが、パイインターナショナルさんの本作りです。

写真には、季節は明示されていませんが、テーブルに並ぶものから季節を推し量るのもまた楽しい一冊です。梅シロップの水割りは夏かな……など。

「かぼちゃのフライパンスコーン」、「夏やさいの蒸し煮」など、難しい手順一切なしの巻末のレシピも役立ちます。今の時期ならちょうど「菜の花とたまごのサンドイッチ」ですね。

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