ブックンさんのレビュー一覧
投稿者:ブックン
紙の本アートバイブル
2016/01/24 13:16
この本は大事にしたい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この本、美術書として販売されたら3倍以上の値段が付くことでしょう。カラーの絵画がビッシリ詰まっています。聖書の場面を視覚化してくれますので、私のような無知な者でも、そのページだけは聖書の世界に浸ることができます。当然、続編も購入しました。2冊とも手放せません。
2016/04/30 08:29
この本に接して、全作品を読みたくなりました
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
文庫本での中島敦作品集の中では、この本が最も収録作品の数が多いのではないでしょうか。
作品を多く遺せなかった人ですので、この1冊で彼のほとんどの作品に触れることができる、それは間違いありません。でも、この本を手にした方は、「光と風と夢」をはじめとする未収録の作品が読みたくなって、全集(と言ってもこの本3冊の分量です)に進むことでしょう。
かく言う私、今、全集にチャレンジしていて深い感銘を受けています。
2017/06/14 08:47
やっぱり読んでよかったです
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
自分は高校教科書以来の平家物語初心者です。読みたいと感じた戦記の記述は巻第四以降ということを何かで読んだので、(二)を先に手にとってから、本書に臨みました。準備運動ができたせいか、思った以上に難渋せずに読み進めています。一つだけ気になる点。本書の中身でなく裏カバーの紹介文の表現について。「暴走する権力に延暦寺から反発を受けると天台座主明雲を流罪に処し」と記載されていますが、本文237ページ【解説】他で、この件に関しては、清盛は明雲擁護側であったと読み取れます。講談社さん、未来の読者にあらぬ誤解を与えぬためにも、この表現は見直した方がよいのでは・・・。とこんな意見を述べられるくらいに、この本は当方を引き上げてくれています。
紙の本高野聖
2016/06/10 08:49
楽しみ切れたとは言えませんが
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ちくま文庫から出版されている中島敦全集の最終巻(3)収録の「雑纂」に、「鏡花氏の文章」という一文があります。そこで氏の「日本人に生まれながら、あるいは日本語を解しながら、鏡花の作品を読まないのは、折角の日本人たる特権を放棄しているようなものだ」等の説に接し、大いに刺激されて購入した次第です。
氏も書かれているとおり、神髄に触れるにはまだ道は遠そうですが、一読、知らない世界へ連れて行ってもらえたのは確かだと感じています。
紙の本中島敦全集 3
2016/05/17 17:41
3冊で全集が完結してしまう。彼にはもっと作品を遺してほしかった。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
誠実に編まれた全集と感じます。
それにしても、この作者の生前刊行された作品の少なさに胸が痛みます。習作あるいは本人が刊行を控えた作品も含めての全集が文庫3冊で収載可能なことに、彼の無念さが伝わってきます。この全集の2に収録されている書簡の中には「これからは、書くことで生活を立てていく」という意気込みが書かれているものもあるだけに、なおさらその感を強くします。
この全集には生前刊行されなかった作品のみならず、上述のとおり日記・書簡類も収められています。「全集」というものに触れる目的の一つには、「その作家の人となりを実感したい」この思いが強く作用しているものと考えています。この全集に触れれば、彼が単に、「教科書に載った漢文を操る中国モノが得意な作家さん」に止まらない著述家であることは一目(一読)瞭然です。
中島敦の全貌を遺憾なく現してくれる全集として、このシリーズ3冊が入手できたことの喜びを深く噛みしめています。
紙の本中島敦全集 2
2016/04/17 01:29
とてもいい本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
多くの方が「教科書で知った」とレビューされる中島敦氏。当方もご多分にもれません。
昔読んだ「弟子」を再読するべく作品集を購入したところ、全集が文庫本3冊で完成してしまうほど作品が残されていない作家だということを知り、全作品に触れるべく全集も購入することといたしました。
この第2巻では、作品も当然ながら書簡に惹きつけられています。というのは、作品とあまりに異なる文体なので。
個人的に、強いて注文を付けるなら表紙の「絵」です。この2巻にも作者の友人の土方氏描くところの南洋の方(今回はご婦人・マリアンさん?)が採用されています。1巻ではそんなに気にならなかったのですが、この2巻には1巻以上に中国の古典に材料を採った作品が掲載されているので、どうしても違和感を感じてしまいます。まァだからと言ってこの本の価値が変動するわけではありません。
紙の本印象派の絵画
2016/02/02 09:05
充実の内容
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
“印象派”と言われてすぐに思い浮かぶ作品のみならず、私にとってはあまり馴染みのなかったカイユボットの作品なども紹介されていて、得るところの大きな画集でした。
雑誌コンバット!DVDコレクション 2015年 9/13号 [雑誌]
2016/01/24 13:04
あの感動をもう一度
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
もう半世紀以上前になるでしょう。このDVDに収録されている「戦車対歩兵」をテレビで見た小学生の私は大きな衝撃を受けました。「歩兵一人で戦車に立ち向かうなん・・・」。
時が流れて、こうしてまたあの勇敢なサンダース軍曹と再会を果たすことができました。このシリーズはまとめ買いでなく、視たい先品をピンポイントで選択できたので有難かったです。
紙の本誘拐
2016/04/17 01:00
昭和が甦ってきました
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
テーマの事件は半世紀以前に発生したもので、当時、当方は小学校高学年でした。被害者の方は当時の私よりも年下で、小学生ながら可哀想にと感じた事件ではありました。
以来、それっきりになっておりましたが、この事件とは全く関係ない土地の書店の書棚で、「読め」と私に強く迫ってきた本でした。
読後、先ずもって被害者の方のご冥福を祈らせていただきます。
次に感じたのは、決して犯人だけを悪者にしていない、当時の世の中には、そうしてはいけない何かがあったと語りかけて来る著者の姿勢でした。確かに、当方も、今となっては東京オリンピック開催で括られるあの昭和を、決して“古き良き時代”ではなかったと実感していますので、多いに共感を覚えました。
そして、上で述べた“何か”は、平成の今でも確かにあるのではないでしょうか。
紙の本自分の小さな「箱」から脱出する方法 人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!
2016/01/24 13:26
箱から出られたような・・・
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ネットで読んだ某新聞の書評欄(たぶん)で、あの五郎丸さんが紹介してくれていたので、つい購入してしまいました。「あー、彼はこのことを言っていたんだな」と感じる部分は確かにありました。でも、凡人の悲しさ、まだ全部腹に落ちたとは感じられません。
紙の本あぶない一神教
2016/01/24 12:55
大豪お二人がガップリ四つに
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
共著者の佐藤さんが前書きで書いておられるように、『不思議なキリスト教』で「スゴい人」として私の前に現れた橋爪さんと、今が旬ともいえる佐藤さんとの対談本。思わず購入ました。ただ、今度の対談相手の佐藤さんの迫力にチョッと橋爪先生が押され気味かなとの感想を持ちました。いずれにしても信頼できる本との印象です。
2017/09/10 08:59
5歳の孫の愛読書
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
我家に来る機会の多い孫用に購入しました。当初は小学生用を想定していましたが、その弟も上の子の真似をして手に取りはじめて、今ではかなりの知識を披露してくれています。
紙の本釈尊の生涯
2017/08/13 09:50
またどこかで読み直そう
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
植木雅俊氏著「仏教学者 中村 元」を読み、中村氏の著作を拝読したくなり購入。巻末の読書案内での本書の紹介文の中に「41歳の若々しい中村の文章の力強さに感銘した。」と書かれていたのが決め手であったが、気力充実の年代の著作のせいか、初学者向けを念頭において書かれたものではないようで、当方には荷が重かったです。特に第3章は苦戦しました。ただ、教えられるところも多々あったため、後期あるいは晩年に書かれた入門書にあたったら、再度挑戦することといたします。
2016/12/01 15:13
雰囲気が良く出ていると思います
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
原作の雰囲気が良く出ていて楽しめました。物語の舞台となる鎌倉周辺は訪れたことのない場所なので、そのイメージを掴む手助けをしてくれたのがありがたかったです。
2016/01/31 11:29
辞書も2冊は必要
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
同じ言葉を聞いてもその解釈は各人各様。よって語釈にも各々の辞書の特性が潜んでいると思わざるを得ない。そんな気持ちから、1冊の辞書に頼り切ってはいけないと考え、本書読後につい2冊目の辞書を購入してしまいました。