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先月(2017年5月)

うつぼルテナントさんのレビュー一覧

投稿者:うつぼルテナント

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本みんなバーに帰る

2016/01/26 22:46

酒に溺れた日々の先に……

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パトリック・デウィット処女作の舞台はハリウッドのバー。常連は酒に溺れたアル中ばかり。ウイスキーを飲み続ける警官コスプレ男、ウォッカをがぶ飲みするカップル。そして、二人称によって語られるバーテンの主人公〈君〉もまた、スコッチとアスピリンの濫用で身体はボロボロときています。

くり返し描かれる酔態に反感を抱くのか同情するのかは、読者の「お酒の付き合い方」が影響するかもしれません。〈君〉はというと、目の前で泥酔する常連たちを嫌悪しはじめ、人生を修復するプランをたてます。が、この方法がまた邪道中の邪道なのです。

同じく二人称小説で、コカインに溺れたニューヨークの青年を描く『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』(J・マキナニー著/高橋源一郎訳)とはラストが対照的です。ニューヨークの〈君〉には人生の再起を期待させる一文が添えられますが、バーテンの〈君〉がアルコールの日々から抜け出した先に、決して「良い生活」が待っているとは限らない。そんな幕引きが、なんともいえない味わいを残してくれるアル中小説です。

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