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委員長さんのレビュー一覧

投稿者:委員長

3 件中 1 件~ 3 件を表示

マンション住民のためにやさしく書かれた大規模修繕の本

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100件以上の大規模修繕を行った一級建築士が著者であり、建築設計や大規模改修の技術やそれに伴う金銭的な負担などをマンション住民に、かみ砕いて説明している書籍である。前半は、大規模修繕で行われる各種工事(防水工事、外壁工事…)の解説があり、管理組合とのかかわり方、マンション管理の法的な側面など、マンション管理、大規模修繕を行うにあたってマンション住民が心得ておくべき知識が平易に記述された本で、軽く読める内容となっていて好感が持てる。

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建築史入門書として優れいている教科書

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日本建築史・西洋建築史・近代建築史がバランスよく、現在、標準とされる知識を網羅した入門書である。全般的に、写真の寸法や重要度に応じてカラー・モノクロを使い分けている。また、適宜、図面も補完してあり、図集としての側面を持ち合わせており、日本・西洋・近代がバランスよく記述された建築史入門書として優れていると思われる。近代建築史のところでは、近年の建築動向も記述されていて、より理解しやすい構造になっている。また、写真や文章の出典等もしっかり、書き込まれており、本書を理解した後に読むべき本も明示されており、より広い読者層を取り込める書籍であると感じられた。また、このぐらいの分量、記述の初心者向けの建築史の教科書がないこともあり、良い企画であると思える。

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紙の本建築史 増補改訂版

2017/01/26 00:59

現在と異なる知見が記された書籍である

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本書は1967年に出版され、逐次改訂されていったものである。改訂の度合いは、読む限りさまざまであるが、日本の近世の記述では、近年の知見が反映されているところもある一方、古代の解説はほとんど改訂されていないように思える。西洋建築史では、建築学大系をまとめたように思えるが、それがかえって読者の理解を妨げているように思える。近代建築史では、モダニズム賛美を前提とした記述が続く。逆にいえば、モダニズムでない建築は外されていると考えてよい。それは、日本の近代建築の解説でも同様である。また、用語の古めかしいところも読者の理解を妨げている。近年、「禅宗様」、「大仏様」などと表現される様式について、本書では「唐様」、「天竺様」が使われる。近代日本では、「擬洋風建築」「帝冠様式」に相当する建築が解説されているにも関わらず、こういった語がつかわれていない。また、字句の統一もなされていないところが散見される。全体の論調としては、現在の知見と異なる点が多く、モダニズム全盛期における建築史の教科書として歴史的な書籍であると考えることができる。また、巻末の「現代建築」の項では、カラー写真で建築物を説明する形式をとっており、本文との連続性が損なわれている。

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