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きよしさんのレビュー一覧

投稿者:きよし

20 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本髑髏となってもかまわない

2017/07/04 12:25

僕は死にたくない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

申し訳ないが、急ぎのレビューである。

この本は東日本大震災について批判的であり、あれは人災でしかないため同意している。
さらに酷いのは、震災後の復興への意欲の低さである。
現在も酷いのは、北朝鮮からミサイルが落ちるとわかっていても放置し、自分が儲かりたいために色々やって、結局ミサイルを防げなかったし、日本海に落ちたこともすぐには言わないという姿勢である。
これで自民党を支持する人は、僕には理解できない。

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ほんとうに「一生もん」の本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

近頃、テレビで拝見することの増えた土井先生。軽妙な語り口と、料理への情熱で、すっかり大ファンになった。
私自身、料理は得意なわけではない。なので、この料理本のレシピを隅から隅まで作ってみたというわけでは残念ながら、ない。しかし、この本のおかげで料理の腕は上がった。

理由のひとつに、この本にはレシピと共に土井先生からのアドバイスが載せられている。そのため、手順だけではなくどのように調理するかというイメージが掴みやすい。(さらに文章も面白い)

また、まえがきが秀逸である。自分の、料理に対するマインド自体が変わった。以下は引用である。
「お父さん、ちょっと疲れてるから、すっぱいものがあるといいな、とか。今日はおかずの品数が少ないから、みそ汁を少し濃いめにしてこくを出そう、とか。このトマトは味が薄いから、ドレッシングに少し甘味を加えよう、とか。
家庭料理のいいところは、そんなふうにいろんな細かい調節ができるところ。お天気を見て、店に並んでいる素材を見て、家族の顔を見て、作るのが、家庭料理なんですよね。やりがいのある楽しい仕事です。」

私は家族のためにごはんを作っているが、正直毎日だとモチベーションが上がらないときもあるし、お惣菜や外食に頼ることもあった。
でも、ごはん作りは義務ではなく、家族が元気でいられるための楽しい仕事だと思うことで、自由な気持ちになれた。

また、この本は一見敷居が高そうではあるが、例えば最初の献立はしょうが焼きとおみそ汁であり、料理の基本がばっちり学べる。
一番助かったのは、土井先生のだしのとり方は簡単なのにおいしく、おみそ汁が日によってちょっと味がちがうのが、とても良かった。

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紙の本街場の戦争論

2017/04/21 13:11

日本はこれから、どうする?

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内田樹は、2014年にこの本を出版しているが、それは日本に「次の戦争」が起こるのではないかという危機感からだった。
そして2017年4月の今、世界情勢は日に日に悪くなっている。

まず、内田は日本について、かなりシビアな見方をしているところがあり、僕たち日本人は戦争で徹底的な敗れ方をしたため、現在は主権国家でもなんでもなく、アメリカの従属国であるとしている。これは、内田がどの著作においても一貫して主張していることだ。

そして本書で特徴的なのは、内田が過去に「もしも」を持ち込んでいる点である。
もしも日本が1944年までに講和していたら、今の日本はどうであったか思考実験している。
それは、敗戦後も主権国家であり、「次はアメリカに勝つ」というマインドを保ち、敗戦責任の追及を日本人自身の手で行うことかできた、「ふつうの敗戦国日本」はどうであったかの想像である。

本土空襲が始まったのは1944年の暮れから翌年までであり、この空襲の死傷者は75万人。被災者は1000万人。原爆による死者は広島20万人、長崎14万人。
この数字を読んだだけで、僕は絶望を感じた。
そして内田は言う。44年までに講和が成立していたら、この死傷者被災者はほぼゼロであった。
そして、戦争の被害の大きさ、死者の多さによって、僕たち日本人は、戦争によって失ったものを考えることができなくなった。文字通り、誰もそんなことができる人はいなかったのである。

ここからは僕の意見である。しかし、だからといって、今の僕たちが敗戦を忘れていくことを正当化することはできない。
むしろ今、あの戦争は何であったのか?と問いかけることで、未来に遺せるものがあるのではないかと感じる。
2017年4月現在、日本も戦争と無関係ではいられなくなりつつある。しかし、日本は戦争の惨禍を忘れることなく、殺されることも、殺すこともしない道を選んでほしい。

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紙の本ざらざら

2017/02/22 16:23

日常のなかでぼやけていくもの

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小説と日常は切り離されて考えられることが多い。というより、日常を感じさせる小説が近年少なくなってきているようにおもう。
私たちの日常とは、とるに足らない感情がゆるやかに流れていく日々である。わざわざ認識しようともしないような喜怒哀楽や、他人に話すまでもない気持ち、そういうものが続いてゆく。
しかし本当は、少しだけ悲しくてもちょっとだけ嬉しくても、自分の感情のことは大切にしたいものだ。そんなときに川上弘美さんの小説を読むと、「うれしい」の一歩手前の、なんだかよくわからないがホッとするようなあたたかな気持ちをすくいあげて言葉にしてくれている。
だから時々読み返したくなるのである。

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「聴く」ことは決して受動的ではない。

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とても良い本。鷲田さんの本のなかでも最も好きかもしれない。

第5章、『苦痛の苦痛』に、もてなしが傷つきやすさという概念に結びつけられると書いてある。
どういうことかというと、人間にとって悲しみや辛さは、苦しいという点で無益なものだが、それを他の人も感じていることで、初めて意味をもつ。つまり、悲しみや苦しみは共有しないかぎり無益だから、共有することが必然的に求められるのだ。
そのため、人と関わることは、自分がその人の苦しみを引き受けて傷つく、というのを前提としている。しかし生きている限り、それを避けることはできないし、してはならないと鷲田さんは考えていらっしゃるはずだ。
そして、それは「聴く」という行為によって可能になる。だから、僕たちが日常的に行っている行為には非常に意味深いことである。

少し難しいところもあるが、引用も的確であり非常に質の高い本には間違いない。

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紙の本「ひとり」の哲学

2017/05/19 23:08

人間は「ひとり」でいる覚悟が必要だ

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山折さんは宗教学者であるので、何百年も前の過去の日本人について、かなり具体的に考えていらっしゃる。
そのため、日本人は昔からひとりで死んでいたし、僕たち現代の日本人においても「ひとり」を恐れることはないとの意見をお持ちだ。

僕も最近の日本人の孤独への嫌悪感はすこし、いきすぎているようにおもう。特に学生は「ぼっち」などとの言葉をつかって、群れないことに対してマイナスの印象を抱いているようだ。
しかし、ひとりでいることが、それほど辛く悪いことだとは思えない。むしろひとりでいられないことの方が心配なことではないか。
他人に受容されることだけが幸せなわけではないし、その集団に属したいから一緒にいるのは素敵なことだが、ひとりでいられないからそうしている、という理由だったらどうだろう。
また、ひとりでいる人のことを協調性がないなどと非難するのも、なんだかおかしい。

山折さんの言う通り、人間は「ひとり」でいる覚悟がなければダメなのである。
自分自身が、他人がいなければ成立しないというのはただの依存だ。なぜなら、心は自分だけのものでありすべてを委ねることは不可能だからである。幸せになるには他人の力が必要ではあるが、結局最後は自分の問題なのである。

逆にひとりでいる覚悟のある人間が、配偶者を得たり集団に属したときの喜びは、ひとりでいられないからそうしているときより大きい。

やや僕の意見になってしまったが、この本は良い本で、年齢を重ねてから何度も読み返したいとおもった。あまりわからない箇所もあったのだが、それでも最後まで読めた。

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紙の本ナラタージュ

2017/04/24 23:16

ひとを愛するということ

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学生のときから読んでいるが、未だに書評をするというかたちでは向き合えない。
それほど、僕にとっては思い入れがある本だ。

泉が思いを寄せる葉山は、ずるい人だとおもう。
でも、葉山先生に主人公の泉が救われていたのは事実で、ひとは救ってくれたひとのことを簡単には割りきれない。人間が星の数ほどいても、大切に想えるひとなんて、そうはいない。
でも、泉は葉山先生のことを愛していたんだと痛切に感じる。
ひとを愛するということは、相手がかけがえのないひとだと気づくことから始まるように思えてならない。

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紙の本さきちゃんたちの夜

2017/04/07 23:58

私たちの夜

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ばななさんのファンで、『キッチン』から追っている。
たしか、『キッチン』が福武書店から出たのが1988年であり、『さきちゃんたちの夜』は2013年である。

その長い年月で、ばななさんは変わらないところは変わらない良さがあるし、変わったところは変わったかなぁと僕はおもっている。

ひとつに、ばななさんの著作に対するよくある批判として、人生はそんなにやさしいものではない、綺麗事ではないか、というものがある。
そして、ばななさんはそういった意見に真摯に向き合ってきたということが、近著から伺える。
この『さきちゃんたちの夜』でも、どの主人公も恵まれた状況にはいない。しかし、だからといって投げ出したり、絶望したりすることなく、強く優しい心で生きている人間ばかりである。
物語ではない人生でも、逆境と感じるときにおいても、僕たちもそう生きることができると、ばななさんはそう教えてくれているのではないか。

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紙の本デッドエンドの思い出

2017/01/29 19:55

とても大切な本

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ばななさんの本を初めて読んだのが、この本だった。それは学生のときで、そして大人になった今でも度々読み返している。
この本は短編集であり、全部で五つの話が収録されている。わたしのお気に入りは『幽霊の家』『ともちゃんの幸せ』である。
前者は、恋愛とはこういうあたたかい気持ちのことだと感じさせてくれる。後者は、人生において不幸な出来事が起こっても自分の意志さえしっかりしていれば不幸にはならないと教えてくれる。この二つは、ばななさんのどの作品にも常に根底にあるもののように感じられる。そしてそれは、つらいときにホッとできる安心感のようなものだ。
この本を読めてとても良かった。

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ゲノム編集がわかる。

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2016年に第1刷が発売になっているため、ゲノム編集の最先端がわかる。また、DNAの説明など生命科学に必要な知識も載っているため、基礎的な部分もカバーしている点も良い。
ただクリスパーという技術の活用は、まだ未知数な部分が多く、記述もある程度未来予測的になるので、5年後に読む、などという使い方はあまりおすすめできない。

しかし、新書とはそういうものだし、生命科学について少し興味があれば、入門書ともなるし、なかなか面白い本であるとおもう。

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奥も深いし読み易い

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この本は8章から構成されている。
けれども、それぞれ独立しているので、つまみ食いができてなかなか読み易い本である。さらに含蓄に富む章が多いため、とても勉強になった。
特に自由についての1章と、教育についての5章が僕は好きである。通して読めば、ギリシア時代などの歴史的な知識もつく。

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わかりやすいので、入門書にもなる。

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僕は、生命倫理に興味があるのは確かだが、あまり知識が追いついていない。だが、この本は説明がわかりやすいので良かった。
例えばパターナリズムやインフォームド・コンセントなど、基本用語であっても自分ではうまく説明できない言葉であっても、この本を読めばわかるようになった。
さらに環境倫理についても同じくらいの情熱をもち、言及なさっている。僕はピーター・シンガーの著作も好きであるので、徳永さんの提唱なさっている生命倫理と環境倫理の統合倫理というのは非常に興味深い学びであるとおもった。

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紙の本あのひとは蜘蛛を潰せない

2017/04/26 19:39

幸せな人間なんて、いない。

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梨枝は、母親や現実にとらわれて生きている主人公。
中盤までは彼女のつらさや悲しみに焦点が当たっていて、その描写にはたいへん共感できる。
ただし、最後まで読むと「人間はそれぞれ、幸も不幸も合わせもっているんだな」と思えるところが、この小説の最大の強みだと僕はおもう。

僕は彩瀬さんの作品はこれが初めてだが、他の作品も読んでみたい。近い将来、大きな賞をとるかもしれない、とも感じた。

梨枝と、その恋人の三葉の関係性も、少しずつ深まっていく描写がきれいである。
距離が近づくにつれて、恋人には自分のつらさをわかってほしいと思う。反面、相手のつらさを分かち合うのには覚悟が必要だ。
僕は、よく言われる「一緒にいると、喜びは2倍、悲しみは半分になる」というのはなかなか簡単にはいかないものだとおもっている。
自分のことだけわかってもらえればいい、と思うと関係は破綻するし、相手の悲しみやつらさは、覚悟をもって受け止めなければ、こちらも折れて、半分どころか2倍にもそれ以上にもなってしまうだろう。そこをどう乗り切れるかだ。
そういった、甘さも苦さも感じさせてくれる恋愛小説である。

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定番料理こそ、おいしく。

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この本の目的は、定番のおかずをきちんと作れるようになることだ。

一部ではあるが、紹介されている料理を挙げる。

豚肉のしょうが焼き・親子丼・ハンバーグ・オムライス・回鍋肉
ふろふき大根・ほうれん草のおひたし・ポテトサラダ・みそ汁・おにぎり・肉じゃが
定番おせち
さらに、スピード副菜としてマヨサラダやスープ煮も紹介されている。
また、基本の料理の横にアレンジした料理が載っていて、例えばふろふき大根のページであれば、大根とさつま揚げのおでん風という料理も一緒に掲載されている。

若い世代は、料理をネットで調べて作ることも多く、基本があまり身についていないままに大人になる場合がある。
しかし、今更ながら基本的なことをきくのも恥ずかしいし、機会もあまりない。
そういった人にこの本はおすすめである。

この本のおかげで、コールスローがいつもみたいに水気でべちゃっとならずに、しっかりした味で作ることができた。
また、初心者向けのメニューから、作れたらうれしい中級者メニューまで載っているところも良いとおもう。

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紙の本哲学の使い方

2017/03/20 14:37

これからの哲学

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僕は鷲田さんが好きである。今の日本で率先して哲学の有用性を提唱してくださっている方だと感じている。

今回の『哲学の使い方』の主題となっているのは、「これからの時代、これからの日本においての哲学の在り方」ではないだろうか。

僕たちの日常から、哲学はどんどん馴染みのないものになろうとしているような気がする。例えば、大学で哲学を専攻していても就活で何の役に立つのかと問われる時代になってきた。

しかし、鷲田さんが一貫して主張していることのひとつに、哲学は今の時代においても必要とされているのだ、ということがあるとおもわれる。

具体的な話をしよう。メルロ=ポンティの言葉に「哲学とはおのれ自身の端緒がたえず更新されてゆく経験である」というものがある。それがこの本の冒頭で紹介されている。
僕なりの解釈だと、「僕たち人間は年齢を重ねるにしたがって、考え方やものの見方が変わっていくものだ。そして、それを学ぶには哲学に価値がある」という意味だとかんがえる。
僕たちは生きている限り、就職したり失業したり、結婚したり離婚したり、誰かが産まれたり誰かを見送ったり、数々の出来事に遭遇する。
そして、なかには、今までの考え方や自分のものさしでは対処できない出来事がある。そういう場合、勇気の要ることだが、今までの自分の一部とは訣別して、新たな価値観を形成しなおす必要がある。
そうなると、「自分とは何か」「人生とは何か」という本質的な問いに行き着く。それこそが、哲学が二千年以上問うてきたことである。
したがって、哲学するというのは特別なことではなく、僕たちが節目節目に自然と行うべきことなのだ。
哲学書は時代や国をこえて残されているものであり、それはやはり大勢が腑におちる論述がなされているからに他ならない。

ときには哲学書を片手に、人生という難問にじっくり取り組んでみるのも良いのではないだろうか。

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